ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『007/慰めの報酬』

2009-02-17 23:50:08 | 映画
「007エピソード・ゼロ」とでも言うべき、若き日のジェームス・ボンドの仕事人ぶりと愛する人を失った苦悩を描く。カジノロワイヤルから1時間後から物語が始まるので、前作も必見。

ヴェスパーを殺された復讐をMに隠しつつ、敵を追う中で背後にはボリビアのクーデターと水資源に絡む計画を目の当たりにする。もう時代は油ではないのだなと社会勉強させらながら、アクションシーンを見守ってました。カジノロワイヤルより、時間を圧縮したのは良いのだけど、作品自体やや細ってしまったような感じ。前作におけるカジノのシーンのような豪華さや色気のある、いわゆる遊びのところがあると、グッと味が増したと思うのですが。

007と言えば、ハラハラドキドキ映画の代名詞。ボンド役がダニエル・クレイグになったことに加えて今作は監督のマークフォスターの影響で、ヒリヒリとした痛みを持ち合わせた作風になったような気がする。ここら辺、好みが分かれそう。ただ、いろんなアクション映画の平均よりずっと上に位置することは間違いない。