ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『24シーズンV』観了

2007-04-05 23:48:44 | 24-TWENTY FOUR-
いやぁ、「最初の10分ですべてが変わる」といううたい文句はホントだったね。あの人があんなことになって、ああなっちゃうんだもの。ネタバレしないように、伏せ字だとツラいなぁ。とにかくシリーズ最高傑作でしょう。苦渋の決断の連続。シーズン3の、シャペルの件やホテルで一般人が危機にさらされたりするシーンの緊張感を超えた。

前シーズンで副大統領から昇格したローガン大統領のだらしなさが、最初のうちは笑えるのだけど、そのうち顔が引きつってしまう。たった数年のうちにこれだけ大統領が替わる国って、どーなのよ。威信もひったくれもない。

『ER』のロマノ役ポール・マクレーンが敵役で登場。不気味感たっぷり。『ER』降板後も元気にやってるようで一安心。バウアーの娘キムも、シーズン4に出演せず今回復帰。といいつつ、どうでもいい役。面白くない。バカキム復活願う。このドラマで唯一信頼の置けるのが、大統領SPのスピアーズ。いつもは地味な役回りだけど、今回は大活躍。うれしかったな。

やっと今作でエミー賞を受賞。キーファ・サザーランドも。ご苦労様です。出尽くした感があるけど、シーズンは続いております。今年の夏はお台場での一気見に参加したいなあ。

『ブラックブック』

2007-04-05 00:29:50 | 映画
新宿テアトルタイムズスクエアにて。平日にもかかわらず、おっさんおばさんを中心に7割が埋まる客入り。

『氷の微笑』の監督ポール・バーホーベンが本国オランダに戻り制作した第二次大戦時代の物語。ナチスドイツに家族を殺され、名前をエリスに変え何とか生き延びる主人公。その後、レジスタンスのスパイとして、ドイツ人将校に近づく。

なんともサービス精神旺盛。これでもかというアクションシーン、情事と裏切り等々、仰々しい音楽がまた盛り立てる。女優さんが体当たりの演技で感心しきり。裸体を晒すわ、○○はかぶるわ、頭が下がります。物語としては「李香蘭」と「赤い月」を併せて、油でドロドロに炒めたような感じ。余計、分かりにくいか(^_^;

戦争物では珍しく何の感慨も残らない、エンタメとして楽しめる作品。その点、徹底してる。戦争が終結しても彼女の戦いは終わらない。そこら辺も一線を画す。