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訪日中のポンぺオ氏  「ウクライナ支援は必要 及び 台湾は見捨てられない」と発言

2024-07-25 16:02:57 | 時評
 7月22日、訪日中のポンぺオ氏に日本テレビがインタヴューし、その短い映像が放映された。日本製鉄のUSスチール買収交渉の顧問を務める件での来日かと思われる。
インタヴューでの発言全容が別の媒体で挙げられているのか、未だチェックしていないが、その2分余りの切り取られた映像の中で、ポンぺオ氏は注目すべきことを言っている。

1. バイデン政権はウクライナ援助に及び腰でタイミングを失したとの前置きのあと「トランプ政権になっても、ウクライナへの支援はやめるべきではない。勝たせなければ」と。
2.「中国の台湾に対する威圧を抑制するのは米国だけでなく、韓国や日本にとっても重要な利益だから、共に推進すべきである」と。

  ⇒ 此の発言は、最近よく流れる観測:<ウクライナに領土割譲で終戦させる><台湾を中国とのディール上の駒に使う>とは反対であり、日本としては好ましい。

 無論、トランプ氏は(仮に当選して大統領に復帰したら)との前提で重要な課題について正式には何も語っていないし、ポンぺオ氏が再び閣僚になる、或いはサポートすると決まってはいない。
 決まっていないが、此のタイミングでの発言ゆえ『仮に自分が再び閣僚にならずとも、自分はこう思う』とのシグナルをトランプ氏及び米国民に投げたのだろう。

 突然バンス氏のような未経験な人物を共和党大会で副大統領に指名させたのは、<当選した後の副大統領職>よりもハリス氏に年齢で対抗するための選挙対策の感が濃厚だ。
 だとすれば、仮に当選してもポンぺオ氏のような良識ある発言に耳を貸すかどうか? 私は、やはり怪しいと睨んでいる。
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