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9月3日(火)はロシア当局が定めた「軍国主義日本に対する勝利及び第2次世界大戦終了の日」

2024-09-02 11:44:09 | 時評
  2-3週間前外務省海外旅行登録「たびレジ」簡易登録を行ったら、世界各地の日本大使館或いは総領事館からリアルタイムで『注意喚起』情報が入信する。 最近で注意を惹く案件は
(シーシェパード首謀者の日本引き渡しへの反対&捕鯨抗議デモ)(エムポックス流行)への注意喚起などが多い。 海外旅行前に限らず、その他の注意喚起も参考になるので、お薦めする。

 今朝、在ハバロフスク総領事館から≪明3日「軍国主義日本に対する勝利及び第2次世界大戦終了の日」に関する注意喚起≫が入った。ご存じのようにソ連は9月3日を対日戦争終結日とした。
昭和天皇の『終戦の詔勅』(8/15)は国際的に終戦ではない。8/15 が終戦と思うのは日本国内だけの理解であり、ミズーリ号での降伏調印式が終戦なのだ。ここを間違えてはいけない。

「南樺太・千島列島から国後・択捉・歯舞諸島に兵を進め占領したのは戦争状態が終わってない期間の事だから当然。非難される余地はない。唯、4島は9/3以降の占領ゆえ返還への含みは交渉事」
というのが旧ソ連&ロシアのスタンス。この解釈は米国も同じだから日本の「北方領土返還要求」に同意していない。
ポツダム宣言で日本の領土は明治維新時に戻すとあるので、江戸末期の(千島樺太交換条約)からすると4島だけでなく千島全部が返還対象になり得る。現に毛沢東はそう言っていた。
 ここを衝けば困るのはアメリカほか連合国なので、此の議論は封じられてきた。

 ソ連そして現在のロシア人のIdenntity&Pride はナチスドイツ&軍国日本を破ったこと。9月3日は対日だけでなく世界大戦を勝利で終えた記念日なのだ。従い、ウクライナ侵攻に反対する欧米日を、
第二次大戦のようにソ連と敵対し攻めてくる連携とみなすのは<独・日>への反撃を思い出させるのだろう。日本人は戦争の区切りを誤って8/15 にした。これがトラブルの源である。
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