静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

自分とは好みや意見が違う人の存在は認めたくない= 夫婦別姓の「選択」はイヤ = 男系天皇を不可侵と決めつける自縛・・・すべて繋がっている お気づきですね?

2024-06-20 08:55:14 | 時評
1【東京新聞】<デスクの眼>文化、人種、価値観…共生を「自分事」とするには? 学生やミュージシャンがシンポジウム  (岩田仲弘)
・ シンポでは、1990年代から外国人との共生を目指す市民活動に関わってきた渡戸(わたど)一郎・明星大名誉教授が日本の移民政策の課題について講演した。
  生産年齢人口が激減する一方、複数の異なる文化やルーツを持つ子どもたちが増えていくなか、渡戸氏は「多様な出身の子どもたちが希望を持って生きていけるように制度・政策と市民社会の双方
  からの土壌づくりが重要だ」と強調。包括的な差別禁止法の制定や政府から独立した人権機関の創設、母語や母文化を尊重する重要性を訴えた。

・ 南山大の学生も積極的に自らの体験を披露した。フィリピン出身で14歳の時に日本国籍を取得した榎倉ミナミさん(国際教養学部4年)は、日本、フィリピン双方の文化的背景が豊富であるが故に
  アイデンティティークライシスや疎外感に苦しんだ。高校の時にカナダに留学。多様な経験を持つアジア系として仲間から受け入れられた喜びを率直に打ち明けた。
   最後には、参加者全員がグループに分かれて、多文化共存をどう発展させていくか話し合った。グループごとに「違うことも個性だというマインドを持つことが共存につながる
 「他人の背景、価値観、宗教観などを尊重した上で、自分の主張を通すことが大事だ」などと議論した内容を発表。それぞれが共生を「自分事」として考えようという姿勢が印象的だった。

2【TBSニュース】党首討論で岸田総理「選択的夫婦別姓」導入に改めて慎重姿勢

*立憲民主党 泉健太 代表
 「残念ながら総理はこれまでの国会答弁では、家族のことだとか一体感だとか慎重にとかっていう言葉で濁してきてる。私は改めて、自民党の方針はいろいろあるんだろうけれども、
  総理として、この選択的夫婦別姓は先送り出来ない課題なのか。それとも先送りをしていいと思ってる課題なのか、どちらかお答えください」
*岸田総理
 「(A)家族の在り方、あるいは子供の姓の問題、子供の利益の問題、こういった観点からも議論しなければならない。だからこそ、令和3年最近、(B)直近の世論調査を見ても、意見が分かれている。
 これが現状であると私は認識をしております。こうしたものであるからして、最高裁の決定においても、国会において議論を尽くし、判断すべきものだとされているこの課題、ぜひ、国会としても、
 この議論を深めていく、こうした努力は重要だ」
 ⇒ (A)は既に諸国の事例をみよと指摘済み。どこの国で別姓ゆえ家族が壊れた? 別姓で家族が壊れるなら世界中で夫婦別姓は消えている。日本は家族の多様性を否認する世界最後の国家である。
     何度もいわれるように、求められているのは別姓を強制する法案ではなく【選択】なのだ。嫌な人は同姓を選べばよい。家族が壊れると思う人は選ばなきゃ良い、それだけだ。
   (B)は意見が分かれていることを盾に動かない誤り。多様性とは本来バラバラであり、その受容に多数が収斂するものではない。文化の多様性は『全会一致の対象』となる価値判断ではない!
      圧倒多数・または一致しないと動かない仕組みを≪全体主義:ファシズム≫という。 日本を全体主義のクニにしたいのか?  『 ♪~此の道は いつか来た道~🎵 』

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 1.2.両方から見えてくるのは≪考え方・価値観が違う人が今は少数だから主張は認めない≫という多数決論理を差別や人権にかかわる事まで当て嵌めようとする過ちだ。
議会制による政治で、多数決は利害や経済政策・税負担などが絡む政策について、深い議論を尽くしたうえで適用される。だが、平等や人権の擁護策についてまで多数決の適用は間違っている。
 しかも、この多様性そのものを認めず排斥する態度は、天皇制存続議論における論理的根拠を無視した「男系天皇絶対視」と根は同じ。
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