コラムニストの勝谷誠彦さんが、ご自身の日記の中で怒りをあらわにされていたので、そのもととなった週刊新潮の最新(8/11・18)号を読んでみた。
池田晶子さん(1960年生まれ・哲学の巫女とよばれているそうだ)が「人間自身」という連載を持っていて、今週のタイトルは<見られて死にたい>。
このタイトル自体がすでに番組の内容を見誤っている。
33歳でこの4月に肺ガンで亡くなったライター・小説家奥山貴宏さんが死に至るまでの姿を淡々と追ったドキュメンタリーを見て「気持ちが悪い」と表現しているのだ。
私は7月23日に放映されたETV特集を見て、最後まで「よく」生きたね。作品を残せてよかったねと思いこそすれ、気持ちが悪いなんてまったく思わなかった。
出版社勤務からフリーとして独立したばかりの31歳のとき、ガンで余命2年と告知された若者のその後の真剣な生き方を、なぜ「死ぬことをイベントにして見せたがった」などと言えるのだろう。私には池田さんが過激な表現をすることによって自分の書いたものを「読ませたがった」としか思えないけど。
奥山さんは日記、ブログのほかに友人にムービーで闘病記を撮ってもらっていた。その友人にはその間3人目のお子さんが生まれ、そのこともブログに載ったりしている。
遣り残したこと、できなかったことの多かった奥山さんの気持ちを考えたら、いい加減には生きられないと思った若い人は多いんじゃないだろうか。
ここで、奥山さんの私と同年代であるお母さんのお気持ちやブログが読めるし、奥山さんの日記もまだ読める。
(写真はNHKのサイトから借用しました)
池田晶子さん(1960年生まれ・哲学の巫女とよばれているそうだ)が「人間自身」という連載を持っていて、今週のタイトルは<見られて死にたい>。
このタイトル自体がすでに番組の内容を見誤っている。
33歳でこの4月に肺ガンで亡くなったライター・小説家奥山貴宏さんが死に至るまでの姿を淡々と追ったドキュメンタリーを見て「気持ちが悪い」と表現しているのだ。
私は7月23日に放映されたETV特集を見て、最後まで「よく」生きたね。作品を残せてよかったねと思いこそすれ、気持ちが悪いなんてまったく思わなかった。
出版社勤務からフリーとして独立したばかりの31歳のとき、ガンで余命2年と告知された若者のその後の真剣な生き方を、なぜ「死ぬことをイベントにして見せたがった」などと言えるのだろう。私には池田さんが過激な表現をすることによって自分の書いたものを「読ませたがった」としか思えないけど。
奥山さんは日記、ブログのほかに友人にムービーで闘病記を撮ってもらっていた。その友人にはその間3人目のお子さんが生まれ、そのこともブログに載ったりしている。
遣り残したこと、できなかったことの多かった奥山さんの気持ちを考えたら、いい加減には生きられないと思った若い人は多いんじゃないだろうか。
ここで、奥山さんの私と同年代であるお母さんのお気持ちやブログが読めるし、奥山さんの日記もまだ読める。
(写真はNHKのサイトから借用しました)
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