「本を読んでも何も覚えていない」というのは、横尾忠則さんの「猫背の目線」というエッセイ集の中のタイトルの一つです。
横尾さんの家には膨大な数の本が本棚に並んでいて、少々の本屋には負けないだけの本があるそうなのですが、
・・・・・・ぼくは昔買った本で読んでない本が本棚に沢山あって、昨夜もその中の一冊を引っぱり出して中を開いてみたら、なんとすでに読了した本で、いたる所に赤線が引いていて、記憶にないがすでに読んだ本なのである。
・・・・・・そこで赤線の個所を片っ端から読んでみると、なかなかウンチクのある言葉ばかりが並んでいるのだが、どれひとつとしてこれらの言葉がぼくの知識にも、また体の中にも浸透していないのですよ・・・・・・。
やー、よかった同じような人が世の中にはたくさんいるみたいです。
いつも行っている図書館は改装休館中で、少し離れた図書館でお正月休みに――といっても私は無職ですからいつも休みですが^^――読もうと本を借りてきました。
ベストセラー本はまず予約者を回っているうちに、1年ぐらい経ってしまいます。そこで、借りられるのは少々古めの本になるわけで・・・。
柳美里さんの「ファミリー・シークレット」は強烈な内容なので、最後まで読まなくても^^、これは読んだと気がつきました。借りる前に気が付けよ・・・ですよね。
エッセイは気軽に読めていいです。
「わたしの生活手帖」は1995年に亡くなった山口瞳さんの単行本未収録エッセイ集。
若い人にはもうなじみがないせいかこれは新刊の棚に残っていました。
勢いのある時代の日本、なつかしい昭和のエッセイです。
これからは忘れることなど恐れず^^本を読むことにしましょうかね。
東日本大震災関連の報道から―
1月4日(水)
被災地も仕事始め。
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