自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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硫黄島からの手紙

2007-02-07 | 映画・テレビ
色を押さえた画面です。

砂浜にざん壕を掘る若い兵士西郷(二宮和也)がボヤきます。
「俺、墓穴(ぼけつ)、掘ってるんだろうか?」

のっけからジャブをくらったようで、ぐぐっときました。

ここでは墓穴(はかあな)のほうがいいんじゃないかなぁ思いつつも、これからどこまで心臓をえぐってくれるのだろうかと、身構えました。

ところが、この少し低めの感動のまま、ずーっと最後まで行き着いてしまうのです。
かわいた、おとなしい戦争映画だなぁと感じました。

硫黄島は太平洋戦争末期の激戦地です。
日本軍2万129人、米軍2万8686人が戦死したとの記録があります。火山島ですから、島中に掘られた壕は長時間いるのは不可能なほどの暑さだったようです。

こんなにさわやかに表現してしまって・・・、さすがアメリカ映画です。
ほっと安心するラストで、けなすところのない映画ではあるんですけどね。


(写真はgoo映画から借用しました)




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