西宮市大谷記念美術館で、藤田嗣治 本のしごと~文字を装う絵の世界を観てきました。
会期は2月25日(日)まで。
藤田嗣治といえば、おかっぱ頭、まん丸眼鏡、ちょび髭で、フランスでフランス人として亡くなった画家。
その絵の特徴は乳白色の肌、面相筆で描く輪郭線です。
今回の大谷記念美術館の展覧会はその絵ではなく、画業の中でも、挿絵を中心とした展覧会です。
藤田は生涯を通じて50冊を超える挿絵本をフランスで手掛けました。
その挿絵や、日本に一時帰国中に制作した本の表紙、手作り玩具、陶芸作品、阪神間の芸術家たちとの交流の記録などがカテゴリー別に展示されているのですが、洋服や身の回りのものを自ら作ってしまう器用さ、人間性など、絵画以外の藤田の創造力にも驚かされます。
中でも面白かったのは君代夫人を日本に置いて、一足先にアメリカに渡った藤田が、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の情報教育局所属の印刷、出版担当官として東京に赴任したフランク・E・シャーマンに毎日のように送った絵入りの書簡です。
人間味にあふれ、文句なしに楽しいです。
大谷美術館に行ったら、日本庭園も必ず回ります。
この時季、花はあまり咲いていないのですが、ロウバイが何カ所かで、よく咲いていました。
マンリョウ
マホニア・チャリティー
今日のおやつ^^です。
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