最強のふたりを観てきました。フランス映画です。
9月1日に公開され、神戸では小さいスクリーンとはいえ2ヶ月以上経っても、まだ満席に近い館内でした。
実話を元にした映画だそうで、エンドロールに、その2人の姿が少しだけ出てきます。
パラグライダーの事故で、首から下が麻痺した大富豪フィリップの日々の生活の介護者採用試験に、失業保険を受け取るために不採用の証明が欲しくて、スラム暮らしのドリスが訪れ、本人の意志に反して^^採用されます。
もともとは触れ合う立場にない2人が出会い、密接に結び付く生活が始まります。
フィリップにも住み込みで働くことになったドリスにも複雑な過去がありましたが、誰かを思いやる気持ちを常に持っている2人の生き方でした。
大金持ちの白人には肉体的なハンデがあって、サポートする黒人には善意と体力があるというストーリーはよくあるパターンです。
でも、幸せになっていく人たちを見るのは何度見てもうれしいことです。
フィリップの誕生日、サロンではクラシックのコンサートが開かれています。スーツを新調してもらったドリスが途中から現れて、アース・ウインド・アンド・ファイアの軽快なリズムに合わせて踊り出します。
そこに参加している人たちをすべて巻き込んだダンスパーティーになっていきます。
フィリップの偉いところは人を見る目の確かさ^^でしょうか。いい採用をしています。
ドリスはもちろん、使用人も愛すべき人たちです。
字幕を追うのが精一杯で、全く気は回らなかったのですが、フィリップはドリスをヴ(あなた)と呼び、ドリスはフィリップをテュ(親しみを込めたあなた)と呼びかけているんだそうです。
ドリスがフィリップの無精ひげを剃る場面も楽しいです。
そんなところも確かめながら、もう一度観たい映画です。
(写真はぴあ映画生活から借用しました)
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