11月11日、六甲アイランドの小磯記念美術館で、ユニマットコレクション~フランス近代絵画と珠玉のラリック展を、神戸ファッション美術館で、宮脇綾子美しいアプリケ~布がつむぐ暮らしの装いを観てきました。
小磯記念美術館のユニマットコレクションはすでに終了していますが、神戸ファッション美術館での宮脇綾子さんの、ほのぼの感あふれたアプリケは12月26日(火)まで観ることができます。
六甲アイランドへは美術館に行く目的と同時に、花々を見に行く楽しみもあって、小磯美術館そばのサクラやケヤキ、トウカエデはきれいな紅葉を見られたのですが、小磯美術館からファッション美術館へ向かう道のイチョウやケヤキは2回にわたって襲われた台風の影響か無残な状態でした。
ケヤキ
トウカエデ
さて、小磯記念美術館ではユニマットグループの創始者高橋洋二さんが収集したフランス絵画と工芸家ルネ・ラリックのガラス作品を観ることができました。
比較的小さな美術館で、そう混み合うこともなく、コロー、ルソー、ミレー、ドガ、ルノワール、ロートレック、ユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治などの作品を数点づつ間近に観るというぜいたくを味わえました。
ちらしに使われているのはルノワールの「母子像(アリーヌと息子ピエール)」。
ルノワールの妻アリーヌと生後6カ月の息子ピエールがモデルです。
ツワブキ
神戸ファッション美術館では宮脇綾子美しいアプリケ展。
こちらは12月26日(火)までです。
宮脇綾子さんの作品展は今まで何回か観ています。
初めて観たときにはすでに、宮脇さんは亡くなっていましたから、新作はないのですが、端切れや古布を使ったアプリケのやさしさ、温かさに、いつも気持ちをほぐされます。
宮脇さんの作品のサインはひらがなの「あ」です。
あやこのあ アプリケのあ 自然のものを見てあっと驚くあ ありがとうのあ
だそうですよ。
宮脇さんがアプリケを始めたのが40歳の時、80歳過ぎまで作品を作り続けたという、生き方にも励まされます。
(11/11撮影)