自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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PACオーケストラ リサイタルシリーズ

2016-04-21 | コンサート・音楽・宝塚

4月16日(土) 兵庫県立芸術文化センター小ホールで
楽団内オーディションで選ばれた3人のPACメンバーによる、特別ソロ・リサイタル

 


曲目は―

チャド・クランメルさん:ティンパニ&パーカッション
トレヴィーノ◆エレクトリック・ソーツ(電気的思考)
アキホ:ストップ・スピーキング
加藤大輝◆Ziu
メリッツ◆タイト・セーター
1.むき出しのジッパー
2.マラズ・ララバイ
3.メカニカリー・セパレイテッド・チキン・パーツ
 チェロ:ファニー・スパンガロさん、 ピアノ:藤本真基子さん
アルヴァレス◆テマスカル
サセス◆ワン・スタディ

スピーカーから聞こえてくる様々な音と一緒にマリンバをメインに、小さな打楽器を鳴らします。
ドラムの音に反応してモニターに映し出される波紋、スネアドラムは当然ながらメトロノームも叩いてしまう。

とても実験的な音楽で、今まで聞いたことのない曲、これからも聞くチャンスはまずないだろう曲^^にありがちな不思議感がありません。楽しかった。

 

竹下芳乃さん:ヴァイオリン
バルトーク◆ラプソディー第1番
ブラームス◆ヴァイオリン・ソナタ第2番
 ピアノ:長井健太郎さん

ともに兵庫出身の若い2人の息が合った演奏でした。

サイモン・ポレジャエフさん:コントラバス
J.S.バッハ◆メヌエット(無伴奏チェロ組曲第1番)
J.B.ヴァンハル◆コントラバス協奏曲
グラナドス◆間奏曲(オペラ「ゴイェスカス」より)
ファリャ◆子守唄(「7つのスペイン民謡」より)
ラヴェル◆ハバネラ形式の小品
 ピアノ:蒲生祥子さん

サイモンさん、メモを読みながらたどたどしく日本語で曲説明です。
本来コントラバスのための曲はヴァンハルのコントラバス協奏曲だけです。
「ボクは今日は第1楽章より、第2楽章を先に演奏します」ですって。

オーケストラでは、目立つソロ演奏はまずない楽器、コントラバスです。
静かで美しい音色が聴けました。

 

PACオケ(兵庫芸術文化センター管弦楽団)は約半数が外国人メンバーです。
オーディションで世界各地から選ばれた若いプレーヤーの中から、さらに選抜された3人のリサイタルです。

PACオケのコアメンバーは35歳以下の若手演奏家で構成され、最長3年という在籍期間が決められています。
いずれこのオーケストラを飛び出して世界に羽ばたいていきます。

また、どこかでお目に、いえお耳にかかれるでしょうか?ね。

 

 

コメント
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