自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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奈良への旅・・・5(終) 奈良ホテル館内めぐり、旧大乗院庭園

2014-08-26 | 旅・おでかけ

8月18日~20日まで、2泊3日で奈良へ行ってきました。

訪ねたいところは、まだまだたくさんあるのですが、3日目は奈良ホテルの館内めぐりと隣接する旧大乗院庭園に寄って、早目に帰宅することにしました。

希望者は館内をホテルの方に案内していただけるサービスがあります。

奈良ホテルは1909年(明治42年)の創業。
当時は「関西の迎賓館」として、皇族や政府高官、海外の著名人などがこのホテルに滞在しました。

館内ツアーとは順序が違うところもありますが、館内の写真を撮ってきました。
たまたま8月23日、テレビ東京系列で放送された「美の巨人たち」が奈良ホテルを取り上げていました。

 

本館玄関の吹き抜け格天井

 

鳥居付きマントルピース
奈良ホテルは辰野金吾設計、日本とドイツの和洋折衷で建てられたこのホテルを象徴しています。
鳥居の左上に掲げられた日本画は上村松園の「花嫁」。
館内の廊下、ロビー、レストランなどには名画がさりげなく飾られています。

 

フロントの奥に鎮座するのは大きな金庫
あまりの重さに動かしようがなく、この金庫の位置だけは創業以来変わらないそうです。
ちなみに中は空。

 

和風シャンデリア
館内のシャンデリアは全て天井裏の梁から吊るされていて、大きな地震でも落ちることはなかったそうです。

 

ロビー「桜の間」

 

平成の大時計
15分ごとに短く、毎正時には長く、美しい音を奏でます。

 

アインシュタイン博士とピアノ
1922年12月に宿泊したアインシュタインが散歩帰りにコートを脱ぐのももどかしく、弾いたピアノです。
長らく所在不明だったのですが、発見後調整を済ませ、今でも定期的に調律、このピアノを使ったサロンコンサートも開かれるそうです。

 

赤いツルハシ
部屋の中で何かあったときに、ドアを打ち破るために備えられています。
凶器があちこちにある^^ということだわ。

 

廊下のスチーム暖房は現役です。室内にあるものも冬場は使われるそうです。

 

インペリアルスイート

 

この部屋の対面が泊まった狭い部屋でした。
もともと我々の部屋はメインのお客さまの荷物を置いたり、着替えに使った部屋なんですって。
バスルームはトイレ一体で、ことらも狭かったのですが、アメニティは高級感がありました。

 

オードリーヘップバーンがお気に入りだった2階のラウンジの一角。

 

窓から見た鴟尾(しび)

 

大階段

 

大階段の途中の銅鑼(どら)

 

大階段の右奥にバー「ザ・バー」
明かりとりのスリガラスが美しいです。

 

館内ツアーのあと、ホテルの北側に回ってみました。
朱く塗られた欄干です。
戦後、米軍の接収中、ホテル全体にペンキを塗るように指示が出たのを、どうにか欄干だけで済むよう、折衝したそうです。

 

乃木大将お手植えの松
樹齢100年を超えました。

 

この日(8/20)もいい天気です。
奈良ホテルの散策路を荒池近くまで下りて、若草山方向を見たところです。

 

ホテルの南側に隣接する旧大乗院庭園に回りました。
静かです。

 

ホテルに荷物を取りに戻るとき、シカの母子に出合いました。
今年生まれたバンビを連れて、時々敷地内に現れるそうです。

ところで、シカの背中の白い斑点っていくつあるか知ってますか?
観光バスのガイドさんによると、背骨の右側に70、左側に70、計140個あるそうです。
ただし、数えたわけではありません^^。と、いうことでした。

 

帰途の猿沢池越しの興福寺五重塔です。

 

お土産は食べるものをいくつか。
柿ケーキは本物のへた^^がついていました。


 

コメント
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