有川浩さんのこの本を読み終わって、そう時を経ないでTBS系列で日曜劇場「空飛ぶ広報室」が始まりました。
11回の連続ドラマで6月23日が最終回です。なんて早く時は過ぎるんでしょうね。
日曜日午後8時からNHKの大河ドラマで、福島藩主・松平容保を演じて、9時から航空自衛隊の広報担当というのもなんだかなーと思ったとおり、最後まで原作のイメージと違ってたのが空井大祐役の綾野剛さん。
広報室の雰囲気もだいぶちゃらい^^なーと思ってたのですが、こちらは回が進むにつれて、なじんでしまいました。
有川さんのこの本は本来2011年の夏に出版される予定でした。
ところがこの年3月に起こったのが東日本大震災です。
主人公空井が小さいころから憧れ、搭乗寸前までいったブルーインパルスの母基地である、宮城県東松島市にある航空自衛隊松島基地は大打撃を受けました。
この事実にふれないまま、本を出すわけにはいかないと、出版は1年おくれて、2012年夏になりました。
たまたま震災時、福岡県芦屋基地にいたブルーインパルスの6機は難を逃れました。
この6機が松島基地の修復・改良が終わって帰還したのは震災から2年経った、今年の3月末です。
TVドラマのほうはブルーインパルスの帰還も加えられていました。
航空自衛隊の広報室、有川さんの小説とドラマで広報大成功でしたね。