12月4日(土) 神戸学院大学メモリアルホールで仲道郁代ピアノ・リサイタル
仲道郁代さんのモーツァルト ピアノ・ソナタ全曲連続演奏の第6回です。
曲目は―
モーツァルト◆ピアノ・ソナタ 第16番
ピアノ・ソナタ 第17番
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲
ロンド ニ長調
ロンド イ短調
ピアノ・ソナタ 第18番
アンコールで―
ショパン◆ポロネーズ「英雄」
エルガー◆愛の挨拶
毎回ホールを満席にする仲道さんですが、この日は好天とあって、欠席の見込みが少ないほうにはずれ、舞台の上にも客席をつくるという盛況でした。
16番はソナチネの楽譜にも入っていて、子どものピアノ発表会でよく弾かれる曲ですね。
仲道さんの演奏は聞かせるのはもちろんのこと、見せる演奏でもあるなーと感じます。
また、いつものように前半と後半の間にあるインタビューにも誠実で分りやすく、おもしろい答が返ってくる、しゃべれる演奏家でもあります。
モーツアルトの時代は繰り返しの部分は同じように弾かなかったからと、繰り返しに装飾音符を入れたことを質問に答えていました。
質問が細かいことにも及ぶのがこのインタビューコーナーのおもしろいところです。
何調が好きですか? の問いには、
「嬰ハ短調の曲には自分の指がスムーズに反応します」と・・・。
嬰ハ短調はなんの音が黒鍵になるのか、とっさに出てこないのが、辛いところです。