狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

蝦夷鹿の流し猟

2017年10月23日 | 狩猟と銃
蝦夷鹿の流し猟はガイドと射手(客)で行う猟です。
公道からの発射は違法の為に出来ません。ですから鹿を発見すると牧場や林の中へ入ります。
これで公道からの発射にはなりません。
腕の良いガイドは停車した位置から、射手が撃ちやすいように注意します。
そして射手が蝦夷鹿の位置の分からない場合も有ります。今の時期は落葉も少なく、見通しが良くありません。そして鹿のいる位置についての知識も少なく、キョロキョロと探すうちに鹿に逃げられます。


ですから鹿のいる位置を的確に教えるのも重要な仕事です。
時計2時の位置、白い木の右2メーター。
これで的確に伝わりますが、ガイドによっては「そこ、そこ」と言っているだけの人もいます。
撃たせてナンボですから、ガイドとしては失格です。
2秒ほどの時間差で逃げられます。
枯葉の中にいる鹿は発見が難しく、パッと動いた時は撃てません。



しかし、ガイドよりも先に射手が発見する事も有ります。この場合は発砲までに余裕があり、命中率も良くなります。

機会があれば牧場での流し猟を紹介します。