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狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

記念樹

2015年11月27日 | 内地の紹介
JR参宮線の山田上口駅の前には立派な並木がある。伊勢市駅の前には無秩序な土産物屋が並ぶだけでこのような美しい並木はない。原因の一つには先の戦争で空襲にあったからである。

この並木の前には記念碑がある。1959年帰国者記念植樹とある。国名は朝鮮民主主義人民共和国とある。
吉永小百合の出世作となった「キューポラのある町」でも北朝鮮への帰国問題がテーマとなっていた。私の知り合いでも突然学校に来なくなった子がいた。日本で生まれた同級生は帰国しても、帰国したと言う意識が薄いと思う。親の意識とは乖離があるだろう。そして彼の地の学校でもいじめられ差別されたと思う。
知り合いのホルモン屋の親父は興が乗るとバイオリンでアリランを聞かせてくれた。その長男は東大を中退し、祖国建設のために帰還したと聞いた。碑文は以下の写真です。

心ない人に×がされていた。
これを植えて帰還した人を偲ぶと、けっしてかの国を単純に憎む事は出来ない。
私が机を並べていた同級生がいるのだ。忘れているかな・・・・。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (乙麦)
2015-11-30 09:42:48
わたしの知り合いにも祖国帰還事業で帰って行った人がいますが恐らく帰胞と呼ばれ殺されたのではと思っています、財産だけが狙いだったのですかね?
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 (常盤万作)
2015-11-30 16:51:46
何とも言いようがありません。
伊勢の地にそのような人々がいた事を記憶するだけです。
政治情勢が如何にあろうとも、反抗したり、抗弁できない記念碑や記念樹を毀損する行いは許せません。
日本人の恥です。
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