一犬、二足、三鉄砲、と昔から言われ、狩猟に占める要素は犬が90%以上です。
私達のグループも今猟期に47頭の猪を得ましたが、銃による捕獲は2頭です。
1頭はセオリー通りにやって来て、私が撃ちました。
もう一頭は猟友が、抜けてきた猪を偶然撃ちました。
残る45頭は全て罠で獲った猪です。
原因は犬の質です。
猟欲のある犬は、他の犬と喧嘩をする、町へ逃走し飼い犬を噛む、猫を追い回すなど問題犬です。
飼い犬を噛むと、謝罪と弁償です。これに数日も費やし猟師のやる気も無くなります。
親方の犬は狸を追い回すだけで、大猪がいると尾を撒いて帰ってきます。
昨年に活躍した紀州犬は繁殖用に引退して、山には来ません。
これでは性格の悪い猪に太刀打ちできません。
メスの猪、美味しそう!
狩りをするのも辛いですね。
きっとそのうちロボット犬が登場しますよ。
よく分かりませんが、我々は時代遅れで放逐されそうです。
それともロボット猟師が出来て、我々は犬として走っているかもね。
そんなに激しい気性なんですね。
扱いや教育するのも大変でしょう。
猟犬の素質とは、親から受け継いだDNA?
個体差もあるでしょうが、生まれもった素質なのか?
それを訓練し、育て上げていくものなのでしょうか?
親を見て、血統書を調べて買いますが、決定打にはなりません。愛情と厳しい訓練で良い猟犬となります。
何よりも、山で沢山のイノシシと遭遇して、戦うことですね。