狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

平成30年度蝦夷鹿猟を終えて

2018年11月01日 | 狩猟と銃

10月13日から31日まで、18日間の蝦夷鹿狩が終わった。

羅臼町から始まり、別海町そして釧路市と流した。

昔ならば国道沿いに大物鹿が並び「撃てるものなら撃ってみろ」とデモステローションしていたが、雌鹿を数頭見ただけである。嫌な予感の中でのスタートとなった。

羅臼町では俳友と猟に出た。出会いはあるが、直ぐに逃げられる。銃を用意する時間がない。私は事故防止の為に弾は込めていなく、鹿を発見し撃つ前に込めている。警戒心の強い鹿しかいない。前日まで駆除で追い回していては当然だ。やっと雌を得た。

別海町では解禁日に行程を合わせた。4時起床で目的地に向かうが、私の車を感じると全て逃げてしまい、狩りにならない。やっと発射するが280メーターの距離であった。時間が出来たので釧路射撃場へ行った。100メーターの的で、3㎝のグルーピングだから実用では問題はない。帰り道で山に入ると雌シカがポツンといた。50メーター程で逃げないのだから、恋の悩みでもあったのかも。悩みは解決してあげた。

釧路市では狩猟ガイドに案内してもらった。しかし、開口一番「いません、まったく見かけません」だ。半日を探索するが何もいない。逃がしても撃てれば良いのだ。

斜面に雌鹿の3頭を見つけた。回収を考えて1頭しか撃たないが、3頭全部を倒した。最後の1匹は前足に当たり、半矢であったがこれも仕留めた。解体と回収には時間と労力を要し、クタクタになった。期待している友人に肉を送れたので、責任の一端は果たした。

その後写真にある2歳の雄鹿を得た。この肉は美味しいのでレストランへ送った。

どうやら蝦夷鹿狩りも曲がり角に来て居る。報奨金目当ての地元ハンターに追われていては、内地のハンターは成果なく帰らねばならない。観光も含めての旅行も来年は行きたくなくなった。狩猟用のサーフも処分する。


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