狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

銃のブログ

2013年08月15日 | 狩猟と銃
銃関係のブログが花盛りである。
銃所持が普通ではなく、ややマニア、道楽的であるからだろう。もちろん地域によっては害獣駆除のため生活用品の場合もあるが少数派である。ほとんどの国民は銃や狩猟に拒絶反応を示す。

さて、それらしいブログを見歩くと実に研究熱心(?)である。猟に関係ない拳銃や自動銃まで話題になり、海外の専門誌を斜め読みし、得た知識で数ミリのグルーピングを論じている。パソコンと一緒でABCの羅列であり、時には笑っちゃう単語もある。狩猟に関しては経験が無いためにスナイパーの世界やらサバイバルの先生の話を信じている。スナイパーの先生がどのように犬を育てたか、山をどのように読んでいるか、足跡から前日に通った跡か今朝なのか、それは無い。頭脳の中にある野生の証明である。
時にはハンドロードでとんでもない方法を語っている。そして「個人の責任です」と必ず逃げを打っている。

行政や猟友会に対する批判も多い。私も一定の同感はあるが多数の人々が寄り集まり、運営してゆく会・組織である。まずその中での意見表明、そして改革への積極的な参加が望まれる。


ライフル所持は散弾銃所持10年で資格が付く。この10年に意味はない。しかし23歳の若ハンターが2年先にライフルを所持したらゴルゴ13の世界にならないだろうか?もちろん全員ではないが。
じゃあ年寄りに所持させれば安全か?これも疑問である。ただ人生経験や狩猟経験豊かな人は比較的安心できる。比較的であり、絶対ではない。明確な線引きは無理だと思う。
家庭や学校で銃の教育がなされてない社会である。偏狭でマニアックな知識を付けて銃を手にしていないだろうか。モデルガンやサバゲイに血道を上げている子供(大人も有り)たちを見ていると不安になる。他県であるが銃を改造し警察の目も逃れていた例がある。改造銃で悪事を為すのではなく、改造が愉快なのである。しかし日本では犯罪だと本人も承知していたはずである。このような事例は今後も発生するだろう。
厳しい銃規制は国民の意志であり、決して警察の管理の為ではない。

如何なる意見の発表も公序良俗に反しない限り自由である。しかし銃関係のブログには法遵守の意志が薄く、自己主張の思いが強い、残念である。畢竟この意見も勝手な論理かもしれないが。

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