「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「カネやん」「ジェシーノーマン」そして「ジンジャーベイカー」訃報が相次ぎ過ぎだろ!

2019-10-07 12:56:36 | 過去のハード・パンチ・コラム

偉人たちの訃報が相次いだ…

本当に残念でならない人物たちであり
私にとっても実に大きな存在であった。
 
クラプトンが居た
60年代の伝説的なバンド「クリーム」
そこでドラムを叩いていた
ジンジャー・ベイカー。
彼も逝った…
 
既に数年前にベース&ヴォーカルだった
ジャック・ブルース
も他界し、結局クラプトン以外は逝ってしまった。
 
私自身、クリームの盤では
「カラフル・クリーム」
がダントツで好きだ。
 
歌と演奏のバランスに
適度なサイケデリック感…
時代を反映したカラフルなジャケットも含め、
「アート満載!」
と言ってイイ強烈な名盤だろう。
ぜひ今夜にでも、聴き返して欲しい!
 
そして、ジェシー・ノーマンも逝った…
幼少の私に「黒人音楽の素晴らしさ」
を教えてくれたのが他ならぬ彼女だった。
 
78年吹き込みの偉大な作品。
この「黒人霊歌集」が無ければ、
私がルーツ・ゴスペルやブルースへ行く事は
絶対に無かったであろう。
 
今でも思い出すが、
ビートルズとロック好きの小学生の頃
音楽の授業でコレを聴いた。
確か6年生の時だと思う。衝撃的であった!
 
その当時の黒人音楽は
ブラックコンテンポラリーと呼ばれていて、
その軽めでスウィートなサウンドを
私は好きにはなれずにいた。
 
唯一の黒人歌手で好きなのがプリンス!
っていうくらい、ロック好きだったんだよなぁ。
 
ところが、小学生の音楽室で聴いた
この「黒人霊歌集」には今までとは異質な
それでいて、とても深い音楽の世界を見た。
 
ここからブラックルーツへの道が開いた!
その後は黒人ゴスペルやブルースを聴き込む。
 
そのキッカケとなったジェシー・ノーマン。
ずっと愛聴しているCDだが
死去のニュース後に聴くことになるとは…
本当に「今の私を創り出した1枚」
であり偉大な人物である。
 
そして、最後は今日のニュース。
「カネやん」が逝ったって…
 
朝刊で知ったわけだけれど、もう声も出ないよ。
野球をやっていた人間にとって
「カネやん」
は全てにおいて、憧れた存在。
 
ピッチャーなのにホームランも打つ強打!
そして投げては400勝だよ!
 
人柄も、実績も含め、
コレほどまでにカッコイイ人物って
野球界以外も含めて
そうは居なかったと思います。
 
とにかく、大好きでね。
「周りを明るくさせるパワーと豪快さ!」
に溢れていたよね!
 
だからこそ
誰も破れない大記録を達成出来たんだと思う。
「愛のある人」だったんだろうなぁ…
と容易に想像できる。
 
大きなアイコンたちが逝ってしまった…
「いつかは書く時が来る。」
とは思っていても
いざ来るとキビシイものがある。
 
祈ろう。合掌。
 
 <MASH>