「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

MASHが選ぶ「今日の1枚」 ③

2009-01-19 10:42:52 | Music Life
Walter Davis Jrと言うジャズマンをご存知だろうか?

本人も「Davis Cup」という代表リーダー作を
ブルーノートに残しているが、
やっぱり、コレにも参加したJマクリーンの代表作
「Let Freedom Ring」のピアニスト、と言った方が分かりやすいだろう。
(聴いたことのない方は必聴です!)

そんな彼の子供(娘)であり、
その卓越したセンスで俺たちを驚かせたのがAlana Davisの本作
「Blame it on me」(1997・Electera)だ!

アコーステック・ギターの調べを中心に、
美しい旋律を泳ぐブラッキーな歌が素晴らしく良い!

いっつも思うけれど、「本物の歌」を歌う人って案外少ないと思う。
そこを追求していくと「ブラック・ミュージック」に辿り着くんだけど、
なかなかRockな人には「行きづらい領域」らしくて・・・。

昨日お店でお客様に勧められた
ZZ TOPのTXでのライブ映像を購入し見てみたんだけれど、
なんか、「子供じみて」見えてしまってね・・・。

子供の頃に楽しかった「ロックの世界」が遠のく感じかなぁ。
だって、ギターを「ハードに弾くコト」って難しくないでしょ?

それにあいつらBLUES知らないんだよ!
っ言うか、形式だけのBLUESなんだよね。
BLUES進行だから、BLUESじゃぁないぜ!


BLUESってのはハートがともなわないと


輪を掛けて歌も一辺倒だし・・・、全然クリエイティブじゃ無いよなぁ。
まあ、「コント」だからね!(そのお客様談)
しかし、それなら80年代の、あの勢いのある芸風に及ばないのが残念だ。

俺はここ10年くらいエレキでもエフェクターを使わないし、
リフなんてより、メロディを追う方がずっと素敵だと思ってプレイしているから・・・


音楽って結局は「メロディとリズム」なんだ!と思う。
30年くらいギターを弾いてきても、「歌いたい!」欲求には勝てないもんなぁ。

ギターが上手くたって歌が酷けりゃ何にもなりゃしないからね。

そんな人は聴きたくもないね。俺は

さて、話を戻すと、
このアラナ・デイヴィスはZZ Topで傷ついた俺の欲求を十二分に満たしてくれる!
特にこのデビュー作での「研ぎ済ませれた音世界」には無駄ってものが一切無い!
味付けに終始した演奏やアレンジこそ、若い人や、
ロックしか好まない方に聴いて欲しいな

このアルバムも当店のCDコーナーで来週から販売予定

今年の当店は「埋もれている良い音楽」
続々と入荷していきますよ!

ある意味だよなぁ~
いあやいや大歓迎ですぜ!


カモ~ン


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★湘南の中古楽器専門店Jerry'sのオーナーです。
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