癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


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・シルディ・サイババ(パンダルプールへ行く)第七章

2011-09-16 | シルディ・サイババ

この章を終える前に、いかにサイババが帰依者たちを愛していて、彼らの願いや行動を先に読んで対処しているかを表す物語を述べることにする。ババの偉大な帰依者であるナナサヘブ・チャンドルカール氏は、カーンデシュ地区のナンダルバールのマムラトダール1であった。

 

 

彼はパンダルプールへの転勤を命じられた。サイババへの彼の信仰は実を結び、ブヴァイクンタ-地上の天国と呼ばれるパンダルプールへ行くように命じられたのだ。ナナサヘブは直ちに任務に就かなくてはならなかったので、シルディの誰にも知らせることなくそこへ向かうことになった。

 

 

彼はシルディ 彼のパンダルプールを予告なしに訪れ、ヴィットバ(ババ)に会い敬意を表し、それから手続きをしたいと思っていた。誰もナナサヘブがシルディに向けて発ったことを知らなかったが、サイババの目は至る所にあったので(全知)全てを知っていた。ナナサヘブがシルディまであと数マイルのニムガオンに近づくとすぐに、シルディのマスジッドでは動きがあった。

 

 

ババはムハルサパティとアッパシンド、カシラムらと共に座って話をしていたが、彼は突然にこう言った。「私たち4人でバジャンを歌おう。パンダーリの扉は開かれた。陽気に歌おうじゃないか!」そして彼らは歌を歌い始め、歌の内容はこんな具合だった。「パンダルプールに行かなくちゃ。そこに滞在しなくちゃ。だってそこが私の主の住処なのだから」


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・シルディー・サイババ(マスター・カパルドのペストの場合)第七章

2011-09-16 | シルディ・サイババ

ここではババのもう一つの素晴らしいリーラについて述べよう。アマラヴァティのダダサヘブ・カパルド氏の妻のカパルド夫人は、彼女の幼い息子と共に数日シルディに滞在していた。

 

 

ある日息子が高熱を出し腺ペストにまで進行してしまった。母親は怯え、大変に心配した。彼女はアマラヴァティに戻ろうと思い、ババが夕方の散歩でワダ(現在はサマディ・マンディール)の近くへ来た時に、許可を得ようとババのそばへ行った。

 

 

彼女は震える声で、愛する幼い息子がペストで倒れたことを伝えた。ババは彼女に優しい口調で、空が雲に覆われているが、雲は次第に消散し、全てはすっきりと晴れるだろうと言った。それから彼はカフニの裾を腰までたくし上げ、卵ほどの大きさにまで、パンパンに腫れた4つのリンパ節の潰瘍をそこにいた全員に見せてこう言った。

 

 

「見たまえ。私が帰依者のためにどれほど苦しんでいるか。彼らの苦難は私のものなのである」この比類のない驚くべき行為(リーラ)を見て、人々は聖者がどれほど帰依者のために苦しむものかを確信した。聖者の心は蜜蝋よりも柔らかく、内も外もバターのように柔らかいのである。彼らは損得勘定抜きで帰依者を愛し、彼らを本当の親類のように見ているのだ。


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