今月初め、深谷の街なか映画館チネ・フェリーチェに立ち寄ってみました。
映画館のなくなったまちの中に映画を復活させた竹石さんのお人柄から想像していた通り、親しみやすく暖かい雰囲気の映画館でした。銀行の営業室を改造した50席の部屋で、フロントスピーカーも露出で床においた状態ですが、皆さんが楽しく映画を見ておられる様子が肌で感じられる大変いごこちよい客席空間となっています。西川美和監督の「ディアドクター」もなかなか楽しめる映画でした。
都市計画道路の築造のためチネ・フェリーチェは移転になります。閑散としたまちを歩いていると、本当に道路を拡幅することが地域にとってプラスになっていくのだろうかという思いもわいてきます。上の写真は移転先の酒蔵七つ梅の建物です。残念ながら中には入れませんでしたが、高い煙突が目を引きます。
町を歩いていると他にも煙突があり近寄ってみると矢張りここも酒蔵でした。
旧中仙道の宿場町として栄えた日々のことが髣髴とされます。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
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