まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

鶴岡・仙台・FUKUSHIMA(3)

2011-05-06 14:48:37 | 建築まち巡礼東北北海道 Tohoku, Hokkaido

仙台から郡山に入りました。

こちらに入ると復興にはいるというよりは、まだ事故は継続中という雰囲気です。

テレビでも放射線量が常にモニターされています。田んぼにも水が張られていないようです。

さて私は東北地方でいくつか作品を作らさせてもらっていますが、幸いほとんどは被災していません。唯一の例外が小名浜の水際プロムナードです。郡山から東京に向かう途中にどうなっているのか立ち寄ってみました。

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かなりやられています。被災前の写真と比べることができます。

http://www15.ocn.ne.jp/~takatani/onahamadeck.pdf

関係者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。犠牲者がいなかったことを祈ります。

幸い日本設計で設計されたアクアマリン福島は外から見る限り大きく破損しているようには見えませんでした。もちろん中では復活に向けた多くの努力がなされていることと推測します。

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周りの倉庫なども波をかぶっています。

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このプロムナードはラック計画研究所熊谷さんの基本計画・景観設計方針に基づき私たちが基本設計を担当しました。土木発注ということもあり、残念ながら、実施設計を担当することができませんでした。

     

デザインにおいては基本設計と実施設計は分離できないのですが、残念に思った分、実施設計チームに設計意図が少しでも伝わるようたくさんのスケッチを描いて渡したことを思い出します。

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早く、以前のように多くの人たちが、市場や水族館を楽しみ、このプロムナードをぶらぶら歩いてくれる日が来ることを祈っています。


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