人間には生きていく上に
手本のようなものがあったらいいと思うのだが、
私にとってその一人が祖母であった。
祖母は、老齢の人間にとって
お洒落がいかに
精神の活性化につながるのかの
お手本を示してくれた。
祖母はとびきりのお洒落で
1週間に一度は理髪店に行き、
顔を当たり、髪にハサミを入れていた。
いつでもきちんと着物を着ていた。
腰が曲がっていて、
立ってそのままでは歩けないので、
小さな乳母車を押して歩くのであったが
そんなことまでしても、
理髪店へ通っていたのである。
「私 なんだか死なないような気がするんですよ」
宇野 千代 著
千代さんのお祖母様とは
すごい人を引き合いに出されたものだ
でも千代さんが感心なさるのだから
凄いのでしょう・・・
理髪店といえば今でいえば
美容院のことだろうけど
1週間に1度といえば芸能人並み、
よく磨き上げる女性なのだろう
身だしなみは何よりも大切
いつも綺麗にしていて
着物を着ているなどというのは憧れ・・・
やはり日本人は着物がいい
僕もまた着物を着る暮らしがしてみたい
結局は邪魔臭くなるわけで
きちんとするというのは骨が折れるもの
だらしなくするのがオシャレのような風潮に
自分も乗ってしまっていることを反省して
これからはホームウエアも浴衣にしようかな・・・
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。