特にアメリカは手前たちのことを
差し置いて俺が為し終えてしまったことに、
中国との関わりに
さしたる展望もないくせに
妙な懸念を抱いていたようだった。
それは、まだ冷戦の延長の上にある
彼等白人たちにとって
ソヴィエトの苛立ちへの配慮以上に、
やはり未開の大国としての中国と
経済成長の目覚しい日本との
新しい関わりの未知数への
懸念だったのかもしれない。
しかしなお、この国が
隣の国との関わりを是正するのに、
なぜ彼等のお墨付きが
なければならぬかということだ。
われわれがこれから意識し
目指さなくてはならぬのは、
外交も含めての自主性ということに違いない。
それを許さぬという者の
国家としての存在などあり得ぬことに違いない。
「天才」
石原 慎太郎 著
アメリカのお墨付きが
なければなにもことが進まない
アメリカの傘の下にいる限り
仕方のないことである
傘の下から脱却して独立独歩してこそ独り立ち
未だアメリカの属国、戦後処理の終焉でない
との考えも独り立ちしてこそ卒業だと僕も思う
でも戦争放棄をうたった国が生き延びるには
アメリカの傘の下にいるしかない
それは自ら独立独歩を放棄しているだろうし
アメリカの傘の下はといえ
もし隣の国がこの日本に原爆を投下したとして
アメリカはその隣の国に
原爆を投下してくれるだろうか...?
まずないと言わざるを得ない
だとすると傘の下にいる意味がない
隣の国との関わり方がまるで違ってこよう
お墨付きのない、
独自の責任と誠意にかかってこよう
でもうまくいかなかった時のための
防衛力をどうするのか
その解決策はみいだされよう
憲法改正の前にこの国をどうするのか
どうしたいのかをまず考えねばと思う
早起き鳥
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