五島昇氏は東急電鉄の
創設者五島慶太の子息で
当然のことですが東急を継いで
東急コンツェルンの総師となった。
その強引な企業拡張の手腕から
豪腕慶太ともいわれた父君とは違って、
現代的な感覚
それも一流の趣味を持ち
繊細かつまた太っ腹なところもあり
若い者たちの面倒をよく見て
誰からも慕われた
素晴らしい人柄でした。
私がまだ28歳の若さで企画した
東京の帝国ホテルの隣にある
日生劇場が今から思えば
奇跡のように誕生したのは
五島さん無しにはあり得ぬことでした。
「老いてこそ人生」
石原 慎太郎 著
繊細かつ太っ腹
そして一流の趣味を持ち
現代的な感覚でモノを見る
これは五島昇氏だけの人柄でなく
豪腕の先代の慶太氏にも
当然備わった人柄であったに違いない
繊細かつ太っ腹は
トップの必須要件ではないかと僕は思う
あの象徴的な君主
織田信長でさえそうだったと
歴史小説からではあるが感じ取っている
僕には持ち合わせていない
無縁の気質
レベルは違うにせよ
少しは持ち合わせていればなと思うけど
繊細とはいえない単なる気まぐれ
太っ腹とは程遠い気弱さ
いやはや、自分の稚拙な気質がなげかわしい
とはいえ現代的な感覚
一流とはいえないまでの趣味
これはなんとかなりそうである
読書をとおして学び経験を積み
備えることができるかもしれない
早起き鳥
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