マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「アラン・ドロンのゾロ」

2019-05-31 20:07:25 | フランス映画&ドラマ

Zorro 1975年  イタリア・フランス作品

監督 ドゥッチオ・テッサリ
出演 アラン・ドロン オッタヴィア・ピッコロ スタンリー・ベイカー エンツォ・セルシコ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ディエゴは宿屋にたどり着く。そこには、旧友のミゲルが待っていた。
久々の再会でミゲルはマラリアで亡くなった叔父の代わりにスペイン領ヌオバ・アラゴナの新しい総督に任命された事、自分がその土地の人々を助けたいと理想を話し出した。だが剣士で腕が立つディエゴは、それは理想にすぎないとし剣なしでは人々を救えないと反論する。
そして、もう少し話をしたいというミゲルを置いてディエゴは明日は朝が早いからとすぐに部屋に行こうとした。だが、その直後何かがおかしいと勘づく彼。
案の定、ミゲルが何者かに襲われ助けようとするも瀕死の状態になってしまった。
ディエゴは襲った男から黒幕が誰かを聞き出しその場で殺す。それを見ていた瀕死のミゲルに、「お前の代わりに総裁になって理想を実現させてみせる」と誓うディエゴだったが、ミゲルはディエゴに人を二度と殺さないと誓ってくれと彼に無理矢理誓わせ死んでしまう。
ディエゴは、ミゲルとして口のきけない彼の使用人ホアキンと共にヌオバ・アラゴナに来る。
そこで、ミゲルを襲った黒幕のウエルタ大佐に会うのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
もう少し続きを。
ウエルタ大佐率いるスペイン軍に好き勝手されていた人々。それを救うべく立ち上がる剣豪のディエゴ。
しかし、ミゲルに誓ったことで大々的に暴力で解決出来ない。
そこへ偶然にもイタズラしている少年を見かけ彼から動物の自由を守る黒キツネ「ゾロ」の伝説を聞いたディエゴは黒い仮面を被り「ゾロ」として軍の不正を正し始める。

原作がありアメリカ人の作家が書いた「怪傑ゾロ」が元だそうだ。(ウィキペディアより
アントニオ・バンデラスの演じたゾロはある種の復讐劇だったのでもっとシリアスかと思ったら、オープニングからかる~い音楽が流れて気楽に見てね~という雰囲気でビックリしたのだ。
それに言語が英語。
英語を流暢に話すドロンにも脱帽だったが。

それでは、ミゲルとして間抜けな総督という顔を見せ世を欺き、ゾロとして人々を助けるディエゴを演じたドロンはと言いますと。
「黒いチューリップ」から10年後。
あの時は二役だったけど、今回は1人の人物が2つの顔を見せる役柄で、わざと転けるシーンは笑ってしまったし、剣裁きが上手くってむっちゃかこよくもあった。
似合うわ~ゾロ。
アクションシーンも面白かったしね。

口のきけないホアキンが好きだなあ~。それとデカイ犬も。
隠し通路なんて忍者やしきかよ。(~_~;)

そうそう、ヒロインを演じた女優さんは「帰らざる夜明け」でも共演した女優さんでした。
ウエルタ大佐を演じた俳優さんが、バート・レイノルズに見えちゃってねぇ~。

原作があると知って俄然読みたくなってきた。
原作はバンちゃん版とドロン版とどっちに近いのかな?
他にもたくさんあるとの事。
他の人のも見てみたいな~。

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「フリック・ストーリー」

2019-05-30 09:39:37 | フランス映画&ドラマ

Flic Story 1975年 フランス・イタリア作品

監督 ジャック・ドレー
出演 アラン・ドロン ジャン=ルイ・トランティニャン クローディーヌ・オージェ マリオ・ダヴィッド

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
国家警察のロジェ・ボルニッシュは本日もいつも通り出勤する。
恋人のカトリーヌとの結婚を考えながらもまずは出世してからだと思い仕事に専念している日々。そんな彼が一番手こずった事件を思い出すのだった。
1947年9月3日。
部長に呼び出されたボルニッシュはエミール・ビュイッシュが脱獄したと聞かされる。戦前に彼はリヨン銀行を襲い、42年には強盗殺人を行った凶悪犯なのだ。
警視庁よりも先に逮捕するよう命じられるボルニッシュ。
一方、逃走しているビュイッシュは兄に匿われるがすぐに仕事をしたいと言いだし、拳銃を手に入れると自分を裏切った人物を次々と殺していくのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
疲れが貯まっていたのか、あまりにも展開が遅すぎたのか、いろいろ理由があるが何しろ眠気との戦いでやっとこさ観賞できた作品。
一応、内容も理解出来たけども。
まあねえ、ラスト、画面に向かって話されたら眠気もふっとびましたけど~。

それでは、早いですがドロンはと言いますと、国家警察のロジェ・ボルニッシュだった。
サラリーマン刑事と言いますか、上司の仰せのままにという感じだったので。
ギラギラしないドロンもなかなかな感じでした。
ひょうひょうとしてると言えば分かりやすいかな。

そうそう、逃走犯を追う途中で屋根から落ちちゃったんですが、大丈夫かな?
スタント?自身?にしても、ご愛敬って感じでしたから。

これは実話をもとにした物語だそうで。

忘れそうでした。
潜入捜査的な所で被ってた帽子がすっごく似合ってかこよかったよ~。(^_^)v

 

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「愛人関係」

2019-05-29 21:39:14 | フランス映画&ドラマ

Les seins de glace 1973年 フランス作品

監督 ジョルジュ・ロートネル
出演 ミレーユ・ダルク クロード・ブラッスール ニコレッタ・マキャヴェリ アラン・ドロン 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
南仏ニースに住む、脚本家フランソワはアイディアにつまり海岸を散歩していた。そこへ、美女が現れる。
彼はその美女に話しかけるが彼女は戸惑うだけでその場を去ってしまった。
しかし、街で再会したフランソワはなとかその美女、ペギーの連絡先を聞こうとしつこく迫った。彼女はとうとう根負けし電話番号を教え、家へ招き入れてくれた。
フランソワはペギーと親しくなり一緒に出掛けるようになると、何故か誰かに付けられている事を知る。ペギーはいつでも誰かに見張られていると怯え始めてしまった。
そんな時、彼女の弁護士だというマルク・リルソンから呼び出されるフランソワ。マルクはペギーの身の上を説明する。
彼女は現在病気でまだ完治してないのだというのだが。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
あらすじと邦題で泥沼の恋愛ものかと思われるが、原題を直訳すると「氷の胸」というらしい。
これは彼女を巡るサスペンス。
ちょっとネタバレになるが、彼女は殺人の容疑をかけられているのだ。病気ということで罪の償いは逃れたのだが、本当の彼女は・・・。
そうなると、弁護士の言う完治してないという病気が怖くなってくる。
病(やまい)と言った方が確信に近いかも?

で、何故にこの邦題か。

その前に、ドロンはと言いますと、弁護士のマルクでした。
で、脇役。

何故に脇に回ったか。
それは、ミレーユ・ダルクというペギーを演じた女優さんを売り出したかったかららしい。そう、彼女はこの時ドロンのプライベートの愛人だったらいしいのだ。
日本の配給会社はその事でこの作品を売り出そうとしたらしい。
なので、ややこしいことになる。
ちゃんとした邦題付けてればそれなりに面白かったのではないかと思うけど。
意外なオチといえば意外なのだから。
ふと思いだしたのが、アントニオ・バンデラスが出演していた「ストレンジャー」という作品。オチは似てるかも?

オチと言えば、落ち着いた雰囲気もかっこよかったなあ、ドロン。(なんのこっちゃ)
ラストは思わせぶりだったし。
そうそう、なんとなくですが、ビリヤードは得意じゃないのかな?ドロン。上手には見えなかったので。(~_~;)

それと、主人公のフランソワを演じた俳優さんはコメディアンでもあったそうで、そんな感じが出てました。

後に数本、この女優さんと共演してるドロン。
独特の感じの彼女なので覚えちゃったよ。( ̄。 ̄;)

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「燃えつきた納屋」

2019-05-28 23:30:39 | フランス映画&ドラマ

Les granges brûlées 1973年 フランス作品

監督 ジャン・シャポー
出演 シモーヌ・シニョレ アラン・ドロン ポール・クローシェ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
雪深い村で女性の死体が発見される。
発見者は除雪車を運転していた男で、発見したその日にローズを訪ねていた。彼女が死体の発見現場へいくと、ちょうど警察も来ていた。
それ以後、近所に住むローズの家族にその日の行動を警察は聞いて回っていたのだった。
被害者はパリから来たとわかりパリの判事ピュール・ラッシュがやってくる。彼はローズの家族が何かを隠しているとし捜査をするが被害者とのつながりは何も出て来なかった。
一方、ローズは事件も気になるが息子の嫁が農場を手伝わない事が気にくわなかった。
夫からは理解しろ言われるが彼女は納得がいかなかったのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
「帰えざる夜明け」に続いて再共演のシモーヌ・シニョレ。
シモーヌの設定はまたもや田舎の家を守る頑固な母親でした。
彼女の定番だったのか?偶然同じような役柄だったのか。自分の中のイメージがそのまま固定されそうですが。(^◇^;)
彼女の役柄の年齢と自分が近いのですっごくある意味ショックだった。
え?あんなに大人っぽく見えるの?なんて。
それに、現代っ子の嫁に腹が立つ姑の図も。今も昔もそれは変らないけれど。
なので、母親に言い成りの息子達に見ているこっちは腹がたった。「すべて、お母さんのせいだ~」っておいおい、なんでも母親が悪いで片付けるなよ。
母親だってそんなこと言われたらきっついよ。
特に、こういう農場って大変なんだぞって。ローズが嫁に来た時は嫌でもやらなくちゃという精神で、守らなくっちゃという使命感だったと思う。
しかし、息子の代になるとそれが薄れる。やりたくない事はしないの主義に。
嫁は部外者だから特に。
時代うんぬんもそうだけど、さっきも言ったがそこは何年経っても変らない。
いい習慣なのか悪い習慣なのか。家柄を守る代々には一族が滅びるまでの課題なんだろうなあ。(と、部外者の嫁は思う)

それでは、ドロンはと言いますと、物静かな判事ピュール・ラッシュでした。
珍しく女っ気なし。恋人との休日は嬉しそうでしたが、それだけ。
今回は、手玉に取りませんでした。

こういうのって意外なオチが多い。というか、疑られる奴ほど無実。(意味深・・・)

それにしても、本当に寒そうな風景だったなあ。

 

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「ビック・ガン」

2019-05-24 21:27:31 | フランス映画&ドラマ

Tony Arzenta (Big Guns) 1973年 イタリア・フランス作品

監督 ドゥッチオ・テッサリ
出演 アラン・ドロン リチャード・コンテ カルラ・グラヴィーナ マルク・ポレル ロジェ・アナン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
自宅で息子カルロの誕生祝いが開かれていた。父親のトニーは時間を気にしながらも息子の成長を喜んでいた。そして、妻に見送られ仕事へと向かう。
トニーはスポーツジムへ行き男を射殺した。
殺し屋のトニーは息子の為に引退を考え雇い主のグストに相談する。彼はマフィアの組織幹部にローマで相談してみると快く申し出を引き受けてくれた。
しかし、数日後、妻が息子と出かける際に自分の車を借りていくといい車に乗り込むと彼の目の前で車が爆発。2人は帰らぬ人となってしまった。ト
ニーは、復讐を誓い、組織幹部の全員を殺す計画を立てるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
本編はイタリア語だったらしいが、英語も入っていたので、英語バージョンで鑑賞。
ドロンが英語を話していた様子だったから。イタリア人俳優は言語のままの様子だった。(口の開き具合で)

今では定番の車爆発。
特に、自分の車を他人に貸したばっかりにその人物が死亡してしまうという悲劇。
復讐劇の定番のきっかけ。
何度、見た事か。特に、恋人や妻が多いかな?

それでは、ドロンはと言いますと、いわずとしれた殺し屋のトニーだった。
無口で復讐に燃える男。かっこいいわ~、彼の定番っぽいけどいいんだよねえ。
身の熟しもかっこいいし、ナイフで襲うシーンもかっこよかったなあ。
いっつも、ドンパチしてましたけども。
大概、殺し屋を殺そうとすると殺しに来た人物は殺し屋に殺されるんだけどね。(意味深)

ドロンってイタリア人という設定が時々あるんだけど、なんでだろう?イタリア人っぽいの?
どこが?
この時もシチリア出身ということだったし、農場みたいなところが実家っぽかったから。

それにしても、マフィアの女というのは、なんであんなに醜い。いっつもマスカラが落ちてるメイクなんだよね。
どの時代の作品も同じなんだよね、現代でも変らない様子だし。

そうそう、ラストはビックリでした。
そうくるとは思わなかったなあ。

もう大丈夫だな~なんて安心してみていたから~、裏切られました~。(意味深・・・)

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「ショック療法」

2019-05-23 21:04:42 | フランス映画&ドラマ

Traitement de choc 1973年 フランス作品

監督 アラン・ジェシュア
出演 アラン・ドロン アニー・ジラルド ミシェル・デュショーソワ ジャン=フランソワ・カルヴェ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
若き女性エレーヌはある場所へ来る。それは、ドクター・ドヴィエールの療養所。
来る途中で外国からの若き労働者らしき人々が乗り込んだトラックを見かけたが、気にもせず療養所へと向かった。
入院患者は皆、病人らしからぬ若々しい人達で自分の人生を自由に謳歌しているようだった。
エレーヌは患者の中の1人ジェロームと親しくなる。患者の殆どが金持ちなのだが、彼は治療費が払えず療養所を出て行くしかないとなげいていた。エレーヌはお金は何とかなると慰めるも、彼は次の日に自殺してしまう。
警察が捜査に入る中、自殺には思えないエレーヌは独自で疑わしきドクターを探るのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
CS放送の宣伝文句で「アラン・ドロンが全裸を披露」と言っていたので、全裸はともかく、なんでそんなシチュエーションに?と思って録画して鑑賞。
は?なんなんだ?と見終わって思った。

allcinemaの説明によると「ドロンが二重人格のマッド・サイエンティスト役に挑む」とあった。彼、二重人格だったの?
気がつかなかったなあ~。(^◇^;)

それでは早いですが、ドロンはと言いますと、医師のドクター・ドヴィエールだった。
ある事にこだわる異常な科学者という面では納得。
ネタバレしてしまうが、ヴァンパイア的な考えってことだよね?輸血はダメだけど飲むといいのか?鉄分多くなるだけじゃないの?

ワカメ美容とかってどっかのエステサロンとかでしてそうですが。( ̄。 ̄;)
もしかして、それの先駆けだったかな?

自由なSEXにヌーディストビーチ。どんな女性でも~受け入れるドクター。いい人の反面には・・・。
白衣のドロンはいいが、医師ねぇ~。登場からうさんくさかったのでねぇ~。なんとも~。

そうそう、宣伝のシーンですが、日本だと修正されるので、その宣伝はどうかな?と思った。
もっと作品的にというか、役柄的な宣伝の方がよかったんじゃないのかな?と思ったが。

サスペンス的というかラストは個人的にホラーだった。( ̄。 ̄;) 
苦手なのだよ、あ~いう方が今の技術の上がったスプラッターよりも。

そして、またもや~の彼。
以外とあっさりだったなあ~そういう人物はもっとしつこくなくちゃねえ。

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「リスボン特急」

2019-05-22 20:59:19 | フランス映画&ドラマ

Un flic 1972年 フランス作品

監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
出演 アラン・ドロン カトリーヌ・ドヌーヴ リチャード・クレンナ  リカルド・クッチョーラ マイケル・コンラッド

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「警官が人に対して持つ感情は2つしかない。疑りとあざけり(バカにして見る)だ。」フランソワ・ウジェーヌ・ヴィドック
海岸に近い銀行に強盗が入った。
行員に仲間のひとりが撃たれるもなんとかその場を逃げ切り金を盗み出す事は出来た。
パトロールに出掛けた警察署長のエドゥアール・コールマンは連絡を受け女性が殺害された現場へと向かう。そして、殺人課を手配し、さらに情報屋からある組織が税関とグルになって麻薬を運び出すと聞き、そのまま情報を集めるよう指示した。
少しだけ息抜きにナイトクラブに寄ったコールマン。かつての戦友のシモンが経営している店だ。
彼は恋人のカティと会ってホッとするのも束の間、すぐさま呼び戻されてしまう。
ある日、銃弾を受けた身元不明の死体を見せられるコールマン。明らかにあの強盗団の1人だと分かるがそれ以上何も出なかった。
しかし、彼にはある目星がついていた。戦友のシモンだ。
そのシモンはリスボン特急での麻薬の取引を横取りする計画を立てていたのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
フランスのフィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルの最後の監督作品。(ウィキペディアより
個人的にはドロンを好きになった「サムライ」の監督さん。こういう、男の友情という世界感が好きな監督さんらしい。
先日紹介した「仁義」も同じ監督さんだったから。

かつての戦友との歩みの違い。
一歩間違えれば自分だって~という感じかな。しかし、そこは警察官の彼、ラストは~でした。
久々に生き残っておりました。

それでは、ドロンはと言いますと、珍しいというか、この段階では初めてだったかも?警察署長のエドゥアール・コールマンだった。
なので、ラストもあぶなかったけども無事。
いつもだと逆の役柄だったんだけども。
後に何作か彼の刑事ものをみるのでなんともいえないけども、合っているのかいないのか微妙だったんだよねぇ。(^◇^;)

女性の影は消えないもので、恋人も健在してました。(あくまでも役柄です)
その恋人があのカトリーヌ・ドヌーヴだった。
近年の彼女しか知らないので、こんなにも美しい人だったのかと改めて知ったのだ。本当に美人さん。
今もその雰囲気を保たれているので、凄い女優さんです。

忘れそうでした。
列車からの横取りシーン。
凄い考えでしたが、様子はまんまトリック。

そこは時代を感じたよ~。(~_~;)

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「帰えざる夜明け」

2019-05-21 10:05:03 | フランス映画&ドラマ

La veuve Couderc 1971年 フランス作品

監督 ピエール・グラニエ=ドフェール
出演 アラン・ドロン シモーヌ・シニョレ オッタヴィア・ピッコロ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
バスが田舎道を走っている。そのバスに乗っている女性の背後には、その道を歩いている男がいた。
バスを降りた女性は荷物をどうやって家まで運ぼうかと考えているところに、さっき道を歩いていた男が声をかけて来た。女性は家まで大きな荷物を男に運ばせ、そのまま仕事があるからと住み込みで雇う事に。
ジョンと名乗ったその男は、しばらく彼女の家に厄介になることにを決めた。
未亡人のクーデルはジョンに好意を抱いたのだ。彼が銃を持っていることも知りながら、彼の危うさにどんどん惹かれていく。そして、運んで貰ったふ卵器を使おうとして使えず、ジョンはそれを直すことも引き受けてくれた。
一方、近所に住んでいるクーデルの姪も彼を見掛けて、彼に惹かれていく。
ジョンは、どちらの愛にも答えるが、初めから不信に思っていたクーデルの夫の姉夫婦が警察にジョンの事を相談しに行ってしまう。
そして、彼の正体が明らかになってしまうのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
前にも感想で書いたと思うが、彼が演じる役は、大概、女性が彼をほっとかない。というか、女性がほっとけないタイプのモテ男。今回はそれを証明するような役柄。
熟女と若娘をねぇ~。うらやましい。

時代とはいえ、かなりの田舎。河に舟。橋でつながるって~。(^◇^;)
それに、近所に親戚が住んでいるってのも、田舎ぽい。
田舎人に言われたくないとは思うけども。
なので、厄介。特に自分の親戚じゃなくて亡くなった夫の親戚。
いや~たまらんわな~。

そんな中に新生のように現れた美男子で危険な香りがする男。惹かれずにはおられますか~。
それにしても、買って著たあのふ卵器。羽化する前に・・・。( ̄。 ̄;)

それでは、ドロンはと言いますと、さっきからず~と言っているモテ男のジョンでした。
働き者でいい男だけども・・・。
しかし、なるべく巻き込まないようにしていた感じだった。
そこは、やっぱよかったかな。
ラストはまたもやでしたが。(^◇^;)

先日授与式があったようで、その様子が掲載されていたのでこちらでも。
ALAIN DELON - Palme d'Or d'Honneur - Cannes 2019 - VF

 

隣は娘さんだそうで、感極まった様子を見ると、授与になんだかんだ騒ぐ人がいるようですが、映画人としての彼の功績は授与するに値すると個人的には思います。
おめでとうございます。

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「レッド・サン」

2019-05-17 22:14:10 | フランス映画&ドラマ

Soleil rouge 1970年 フランス・イタリア・スペイン作品

監督 テレンス・ヤング
出演 チャールズ・ブロンソン 三船敏郎 アラン・ドロン 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1860年.最初の日米親善使節がワシントンに到着。海路で首都へ。そして、10年後。
坂口備前守の使節団は西海岸のサンフランシスコからはるばる鉄道で大陸を横断していたのだった。途中、警備達が使節団を守る中、到着した駅から一人の男が客のふりをして乗り込んで来た。
男は仲間に合図を送り彼らと共に強盗を働きその列車から逃げようとした。だが、仲間に裏切られ命を狙われてしまう。
それを偶然、日本の使節団の黒田に助けられた。
助けられた男、リンクは、坂口から裏切り者のゴーシュが盗んだ献上する刀を黒田と共に期日までに奪い返すように命じられる。命を助けられた手前、仕方なく黒田を連れゴーシュのアジトへ向かうリンク。
彼は奴から自分の金を取り戻すだけでよかったのだ。その為、黒田が邪魔だった。さらに黒田はゴーシュを見つけ次第殺すと言い張っていた。
リンクはなんとか黒田が奴を殺す前にと思い、すぐには殺さぬよう説得しながら、彼から逃げだそうともするのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
個人的には、「さらば、友よ」よりもこちらの方が好みだったりする。ブロンソンと三船さんのバディがすっごく良かったからだ。
というか、

三船さんが素晴らしい!
格好いい!!
日本の武士そのものって感じで。
衣装もきちんときていたし、身の熟しもすげ~格好いい。世界の三船と呼ばれるだけあり本当にお見事でした。
撮影とはいえあの衣装で山道みたいなところを飛び回るなんて本当に脱帽もの。

道中の二人のやりとりがベタなんだけど、面白かった。
堅物の日本人と自分本位のアメリカ人。
そして、約束はきちんと守り、ラストは~じ~んでした。(T-T)

それでは、目的のドロンはと言いますと、裏切り者のゴーシュでした。(^_^)v
出番が少な!
というか、悪役だから仕方ない。ラストも仕方なかったけども。( ̄。 ̄;)
嫌な裏切り者って感じが上手かった~。すっごく格好良かったし、銃構えはやっぱいいんだよねえ。
 元兵隊だったので、構え方も本物だからかっこいいのだと何処かに書いてあったなあ。

余談ですが。
この監督さんは、ヘップバーンの「暗くなるまで待って」や「クリスマス・ツリー」も監督された方。
どちらも好きな作品なので、この監督さんとの相性が個人的には良かったのかもしれない。
007も手がけているのでそっちで知ってる人が多いかも知れませんねぇ~。

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「仁義」

2019-05-16 09:45:54 | フランス映画&ドラマ

Le cercle rouge 1970年 フランス作品

監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
出演 アラン・ドロン イヴ・モンタン ジャン・マリア・ヴォロンテ フランソワ・ペリエ ブールヴィル ポール・クローシェ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
刑務所を出所したコレーは仲間のリコを訪ね貸しを返せというが、今は手持ちがないと断られる。一旦は引き下がったコレーだが、リコから金を奪いそのままパリへ逃走する。
一方、列車で護送されていたヴォーゲルは、刑事のスキをみて逃げだし、脱走に成功する。
街中の検問を何食わぬ顔で通り過ぎるコレーは、自分の車に誰かが乗り込んでいるのを察し話しかける。そんな時、コレーの追っ手が彼の命を狙って襲って来た。
ヴォーゲルはコレーをとっさに助けることが出来た。
持ってきた金は使えなくなってしまうが、宝石店を狙う計画があったことを思い出しコレーは命の恩人のヴォーゲルを仲間に引き入れ、ヴォーゲルの知り合いの元警官ジャンセンも引き入れ宝石強盗の計画を決行するのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
当時フランスで爆発的なヒットになったというこの作品。日本公開時は何故か20分ほどカットされての上映だったらしい。何でだろう?不適切なシーンでもあったのか?
しかし、個人的にはヒットする要素が分からなかった。
相性が悪かったのかもしれない。
それとも、パターンが確率されてしまってから見たからかもしれない。当時は斬新的な展開だったのかも?

それにしても護送がお粗末。
脱獄しないと話しの展開は出来ないのだけど、そもそも列車でって・・・。窓から飛び降りたらそれで終わりですからね。

それでは、コリーを演じたドロンはと言いますと。
よく乗り込んでるって分かったなあ~。
命を偶然とはいえ助けられて友情が芽生えるってのは分かるけども、
普通、不信な男が乗り込んできて出所してきたばかりの男としては脱獄犯なんんて厄介で関わりたくないと思うと思うけども。
日本でいう義理人情に熱い男だったのかな?
懐がデカイ?
それとも、ひねくれての見過ぎかな?

ラストは、またもや死亡のドロン。
本当、助かる確率が低い。ギャングとか犯罪者を演じてるから?
主役だったら、死なないで欲しいなあ~。(^◇^;)

 

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「シシリアン」

2019-05-15 23:10:29 | フランス映画&ドラマ

Le clan des Siciliens  1969年 フランス作品

監督 アンリ・ヴェルヌイユ
出演 ジャン・ギャバン リノ・ヴァンチュラ アラン・ドロン イリナ・デミック シドニー・チャップリン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
囚人が刑務所へ護送されてきた。その中にロジェ・サルテもいた。
彼は弁護士を待たずに審査を受け有罪の判決が下された。だが実はその時、サルテは警官に扮した仲間に脱獄の道具を受け取っていたのだった。再び護送されることになった彼は見事脱獄に成功する。
そして、彼に協力をしたのは、表向きはゲーム機の販売をしているマナレーぜ商会のボス、ヴィットリオ・マナレーゼだった。
彼はサルテから受け取った切手でイタリアのシシリーの土地を老後に移住する為に購入していたのだった。
サルテはほとぼりが冷めるまでマナレーぜ一家に匿われることになった。だが、身を潜めていることがキライなサルテは自由気ままに行動してしまう。
一方、サルテにまんまと脱獄されたル・ゴフ警部は、奴の唯一の家族、妹を見張る事にするのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
マナレーゼはマフィアのボス。彼らは、大胆な強盗作戦を立てる。それは、輸送する飛行機ごと、宝石を盗むこと。
その計画の地点で突っ込みを入れたくなったが、その大胆さが凄い結果を招くのだ。そんな展開になるとは・・・。

それでは、脱獄したサルテを演じた、ドロンはと言いますと。
出ました!女がほっとかない男だけある彼。と言うか、必ず女性絡みが。(~_~;)
相手が誰とは言いませんが、その女性の言い訳が凄かった。
「あの人が悪いの。」
いや、どう考えても、全裸で海辺に寝そべっていれば、どんな男でも誘いに乗りますよね?あんな美しい人だったら~。
ということで、ラストまで彼は生き残っていませんでした。何故かというのが気になる方は是非に観賞を。

にしても、彼の演じる役は死が多い。2本に1本は、死ぬ演技をしてるんじゃないかな?

そうそう、追いかける警部は、「冒険者たち」で共演していたリノ・ヴァンチュラ。
今回ドロンの出番は少ないのに、
クレジットはジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロンと3人並びだった。

なので当時は、大御所二人に人気絶頂のドロンって感じだったかもしれませんね。(あくまでも、憶測)

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「あの胸にもういちど」

2019-05-14 22:15:16 | フランス映画&ドラマ

The Girl on a Motorcycle (la motocyclette) 1968年 イギリス・フランス作品

監督 ジャック・カーディフ
出演 マリアンヌ・フェイスフル アラン・ドロン ロジャー・マットン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
夫のレイモンと一緒にベッドで眠っているレベッカは、ダニエルとサーカスに出演している夢を見て目が覚める。
彼女は、ハイデルベルクに住む大学教授のダニエルに会いたくなりライダースーツに身を包み彼からプレゼントされた大型バイクにまたがりハイデルベルクを目指すことに。
途中、流れる景色を見ながら彼との出会いや想い出にふけるレベッカ。
なぜ今の夫と結婚してしまったのだろうかと思いつつ、もう一度ダニエルと会える事を楽しみにバイクを走らせるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
調べたら、昨年リマスター版がリバイバル上映され3月にブルーレイになっていたこの作品。
サイケデリック・モータームービーなんだそうだ。(昨年の公開時サイト

自分は、そんなことすっかり知らなくて普通にDVDで観賞させてもらった。

今更ながらサイケデリックとはなんぞや?と調べたら
「心理的感覚や様々な幻覚、極彩色のぐるぐる渦巻くイメージによって特徴づけられる視覚・聴覚の感覚の形容表現」ウィペディアより
なるほど、そう説明されるとあの映像も納得がいくぞ。
昔は本当にビックリだったんじゃないかな?今見ても凄い色使いだと思ったのだから。

彼女の雰囲気を簡単にいうと、アニメ「ルパン三世」パート1(緑ジャケット、ルパン)に出てくる、ふ~じぃこちゃぁ~ん風。
ふ~じこちゃぁ~んもきっとあのライダースーツの下は裸体だろうから。
というか、あれって女性だとジャンプスーツというらしい。
なんぞや?とこれまた調べたら、男性でいうつなぎなんだと。女性用つなぎじゃ~かっこ悪いわな。(^◇^;)

それでは、ドロンはと言いますと、彼女が熱烈に思いをはせる大学教授ダニエルでした。
今の夫は年上の優しい人だけど優しすぎる冴えない男ということらしい。そんな夫に比べたらそりゃ~男の色気がぷんぷん、女性が夢中になるいやらしさを持った彼の方がいいに決ってますわな。
さらに禁じられた恋(不倫)ともなればなおさら~。そういうのが似合う似合う。格好いいドロンでした。
バイク乗ってる姿はやっぱいいなあ。

そうそう、ライダームービーと言われてますが、どう見てもあれって引っ張ってますよね?
昔はよくそういう撮影技法を使っていた(今もかも知れませんが)らしいので。

良くも悪くもラストですよ、一種のホラー映画かと思ったくらい衝撃的でした。
いや~凄い作品でしたわ~。(~_~;)

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「さらば友よ」

2019-05-10 10:40:26 | フランス映画&ドラマ

Adieu l'ami 1969年  フランス作品

監督 ジャン・エルマン
出演 アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン ブリジット・フォッセー オルガ・ジョルジュ=ピコ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アルジェリアから帰還した軍医のディノ・バラン。同じく帰還したアメリカ人の傭兵フランツ・プロップに何故か気に入られこれからも一緒に仕事をしなかと誘われる。
彼はその前に女性に声を掛けられていた。それも旧友の名を叫ばれて。
素っ気ない態度を取ったものの、どうしても気になり女性に再び会うことにした、バラン。すると女性から自分が盗んだ債券を会社の金庫に戻して欲しいという事だった。それもクリスマスの日に。
ちょうど健康診断がクリスマス前にあり、場所は、金庫の隣の部屋で行われるので下見はばっちり出来るはずだというのだ。
バランは下見をし当日盗みに出掛ける。
だがそこへ何故かプロップが現れ彼は金庫の中にあるであろう現金2億フランを盗みに来ていた。ひょんな事から協力し金庫破りを試みる二人。
成功するも中身は空っぽ。
さらに、金庫室に閉じ込められてしまった。二人はなんとかしてこの場から逃げだそうとするのだが。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
「大脱走」「荒野の七人」のチャールズ・ブロンソンとの共演ということで、期待大にして観賞したのが悪かった。(毒舌)
想像していた内容とすっかり違い、はぁ?としか思えなかったのだ。

妙な感じの男の友情というのは理解出来る。

しかし・・・。( ̄。 ̄;)
見所は?
ケンカのシーン?
二人の肉体美の共演?
互いを単独犯だと言い張る所?

きっと、
ラストの叫び声なんだろうねえ。(^◇^;)

それでは、軍医のディノ・バランを演じたドロンはと言いますと。
画像にも掲載したけど、あの赤いベレ帽がすっごく似合って格好良かった!
で、どこが軍医?そこの設定がよくわからん。
結局の所、女運がないというか、女性に弱いというか・・・。
そこは、納得いったけど。

男性には受けるのかも?
ラストまで我慢して見続けるのが、最低の条件ですけどね。

来週も、アラン・ドロン特集です♪

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「黄色いロールス・ロイス」

2019-05-09 22:41:14 | 1960~1970年代 映画

The Yellow Rolls-Royce  1964年 アメリカ・イギリス作品

監督 アンソニー・アスクィス
出演 レックス・ハリソン ジャンヌ・モロー シャーリー・マクレーン ジョージ・C・スコット アラン・ドロン イングリッド・バーグマン  

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1台の黄色いロールスロイスが店に納入される。
その店の前を通ったフリントン侯爵は一目で気に入り午後には家に納車してほしいと店長に頼む。
馬主でもある侯爵は明日のゴールドカップに夢中だったが、妻エロイーズは夫からロールスロイスを送られても、うかない様子。
秘書はそんな彼女を見つめていて・・・。

3万2220キロ走行後、イタリア、ジェノヴァ。
アメリカ人のメイは恋人のマフィア、マルティーズにイタリア観光に連れ回されうんざりしていた。ふと立ち寄った店で黄色いロールスロイスを見た彼女は欲しくなり買って貰う事に。
購入後、その車で観光していたメイは、帰り道にカメラマンのステファーノと出会う。
彼はここから歩いて帰るのだと言い出し、マルティーズはそんな彼を乗せ・・・。

ユーゴスラビアの国境トリエステ。1941年
ミレット夫人は、中古の黄色いロールスロイスを購入し、明日にはイタリアに旅立つ予定だった。
しかし、ホテルのラウンジで一人の青年と出会う。彼は故郷まで乗せて行って欲しいと夫人に頼み込み、彼女はそれを引き受けた。
そして、彼を乗せて出掛けるのだが・・・。。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
まんま黄色のロールスロイスを中心に3話のオムニバドラマになっているこの作品。
ウィキペディアによると、3話とも主役は女性とのこと。
1話目は、ジャンヌ・モロー。
2話目は、シャーリー・マクレーン。
3話目は、イングリッド・バークマン。
めっちゃくちゃ豪華な出演陣。そして、ドロンがハリウッドデビューした作品でもあるそうだ。

個人的には、オムニバスは苦手。しかし、これは3話とも面白かった。
もしかして隠れた名作かも?

それでは、注目のドロンはと言いますと。イタリアの街角で出会うカメラマンのステファーノでした。
きゃ~イケメンのチャラ男~。似合う、似合い過ぎます~。
本気で彼女を好きになったけど、彼女の恋人は・・・・。

結末が気になる方は是非に。(^_^)v

そのマフィアの恋人を演じたのは、キャンベル・スコットのパパ!!ジョージ・C・スコット。パパを見たのは初めてかも?

3話目のバーグマンは、個人的には「カサブランカ」の印象が強いのでちょっとビックリ。

1話目の侯爵は「マイ・フェア・レディ」のヒンギス教授を演じた、レックス・ハリソン。印象があのまんまだな~と思ったら、同じ時に公開された作品でした。(^◇^;)
同じく1話目の妻を演じたのは、ジャンヌ・モロー。
彼女を知ったのは「クロワッサンで朝食を」の頑固なおばあさんの役。
なので、若かりし頃は、めっちゃ新鮮でしたよ~。

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「危険がいっぱい」

2019-05-08 23:09:14 | フランス映画&ドラマ

Les félins  1964年 フランス作品

監督 ルネ・クレマン
出演 アラン・ドロン ジェーン・フォンダ ローラ・オルブライト アンドレ・オウマンスキー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
いかさまカード師のマークは、ギャングのボスの娼婦に手を出した事で、彼らに命を狙われてしまう。
なんとか、逃げ延びホームレスなどが行く施設へ転がり込んだ。
ある日、運転手の仕事が舞い込んでくる。雇い主は豪邸で暮らす未亡人バーバラ。運転手兼世話役として雇われた彼が屋敷にいくと、同じく世話役として働いていた、彼女の従姉妹メリンダと出会うのだった。
力仕事など、男性でしか出来ない事が彼の仕事となった。
マークは、ふと、屋敷にバーバラだけなのに、大量の食事を用意するメリンダに不信を抱く。
彼は、ギャングから身を隠すのに都合がいいと考えながらも何かこの屋敷には秘密があると思い、バーバラが何故に未亡人になったかを調べ始める。
一方、バーバラは鏡の向こうの誰かと話をしている様子だったが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
昨日の作品よりも遅い公開なのに、白黒の作品だった。
ヒッチコックまではいかないけども、それなりに、サスペンスでちょっとラストもドッキリだった。
上手い演出だな~と思ったら、監督は、「太陽がいっぱい」と同じ監督さんでした。だから、邦題も「~がいっぱい」つながりなのね~と昔の宣伝の曖昧さに納得でした。(^◇^;)

それでは、ギャングに追われるマークを演じた、ドロンはと言いますと。
娼婦に手を出すとか、見初められて運転手になっちまうとか、すっごく納得がいく美形だった。
慌てふためく様子とか必死に何かを探す姿とか、むちゃくちゃ格好良かったし、可愛かった。
あの運転手姿も似合ってましたなぁ~。

そうそう、
白黒の画面なのに、セリフの中で「あなたは、やっぱりグレーが似合う。」と言われていたマーク。
本当かどうかは確かめる事が出来なかったので、いずれカラー修正出来るようでしたら、本当のグレースーツの様子も見てみたいものです。

オチは言えないけれど、やっぱり怖いのは、お・ん・な、という事で、気になる方は是非観賞して下さい。
自分は偶然、CSの放送が見れたのでした。(~_~;)

 

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