Ludwig II 2012年 ドイツ作品
監督 マリー・ノエル
出演 ザビン・タンブレア トム・シリング ハンナ・ヘルツシュブルンク エドガー・ゼルゲ ギデオン・ブルクハルト
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
森の中、一人で乗馬を楽しんでいる王子、ルートヴィヒ。
彼は戦いが好きになれず、父でもある国王から、もう少し次期王となるべく自覚と、男らしさを求められていた。そんな彼が好きなのは、ワグナーが作り出す音楽だった。
本日も弟のオットーを連れて劇場へ密かに聞きに来ていた。そこへ、護衛のホルシュタイン伯が来る。国王が至急来るよう呼んでいるというのだ。駆けつけるとそこは、兵士達に渡す銃器の検討会だった。
戦いには、銃が不可欠だという国王に対し、何の興味も示さないルートヴィヒ。怒った国王は彼が大切にしているワグナーの楽譜を破り捨ててしまう。
だがそんな中、国王が急死し自覚がないまま国王となったルートヴィヒは、これ幸いとし早速大好きなワグナーを城へ呼び寄せ作曲をさせるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ディズニーランドのお城のモデルとなったと言われている、世界的に有名なドイツの城、ノイシュヴァンシュタイン城を建てた王様。
戦いよりも建築と芸術を愛し、散財して「狂王」と呼ばれた人物だそうだ。
まったく、彼にイライラしっぱなし。
なんたって、ワグナーの言い成りってのが、もう我慢ならなかったし、このずうずうしワグナーにも怒り爆発だった。
あんたの方が大人なんだから、もう少しなんとかしろよ!とも思ったが、芸術家は基本、自己中だからなあ。( ̄。 ̄;)
音楽で世界を救おうという考えは、素晴らしいとは思うが、この時代ではない気がしたぞ。
若い国王は仕方ないが、そこまでとは情けない。周りも必死に庇った様子だったけども。
中でもむっちゃ気の毒なのは、弟。
生まれた順番とはいえ、なんで弟ではダメなのかと思ってしまった。
演じてるのがトム・シリングだったから、上手くて同情してしまったんだけどね。
最後まで自分本位で終わった国王。
若い彼が国を背負う重みに潰されたと言えば、聞こえがいいのかもしれない。
そうそう、
エリザベート役がハンナ・ヘルツシュブルンクだった。なかなかドレスもお似合いでしたよ。
さて、
ラストのコブラ11の相棒は、意外と日本で人気がある5代目クリスを演じたギデオン・ブルクハルトが、ルートヴィヒの護衛、ホルシュタイン伯で出演していた事。
けなげに国王に仕えてましたが、出番はそこそこ。
コブラ11のイメージのままでは、ちょっとがっくり感漂います。
ある意味、大人びてしまってるので・・・。(^◇^;)
日本でのリリースがすっかり止まってしまったコブラ11シリーズ。
そろそろ、どなたか、買い付けにいきませんかね?(^◇^;)