Zweiohrküken (直訳=二つの耳のひよこ) 2009年 ドイツ作品(日本未公開)
監督 Til Schweiger(ティル・シュヴァイガー)
出演 Til Schweiger(ティル・シュヴァイガー) Nora Tschirner(ノラ・チルナー) Emma Schweiger(エマ・シュヴァイガー) Matthias Schweighoefer(マティアス・シュヴァイクヘーファー) Ken Duken(ケン・デュケン) Heiner Lauterbach(ハイナー・ラウターバッハ) Tom Beck(トム・ベック)
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
あれから、2年後。
ルド(Ludo Dekker)とアンナ(Anna)は一緒に暮らしていた。だが、だらしないルドにアンナは毎日怒りっぱなし。
そんなある日。偶然クラブでルドの元カノに会ったアンナは、元カノと親しそうに話すルドを見て彼女に嫉妬する。しかし、自分のスタイルの悪さに絶望する。そこでなんとか彼女に近づこうと努力を始めた。
すると、今度はアンナのボーイフレンド、ラルフ(Ralf)が二人の前に現れた。彼はしばらく居候させてくれと居座る。料理も上手く、あそこも天下一品。
今度はルドが落ち着かない。
そんな時、親友のモーリッツ(Moritz)から仮装パーティーの誘いを受け、モーリッツの彼女という女装をして出掛けたルド。
彼の中で何かが変わり始めるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツ映画祭で上映された「耳のないウサギ」の続偏。
ティル君の監督作品はドイツ語だけでも(言葉を理解出来なくとも)物語の流れは分かり安い。
だが、
セリフの妙技があり、ドイツ人独特のユーモアというかティル君独特のセリフ回しがあるので、なかなか日本語に訳すのは難しいのだそうだ。
(ある翻訳家の方から聞いた話です)
なので、なかなか、一般公開等なれないらしい。言葉の壁がネックのようだ。
あれから二人は~という典型的な話。
大概、元カノ、元彼が登場する。今回のように両方登場するのは珍しいけども。
いつも思うが。
今の、彼氏、彼女以前に互いのパートナーを分かっている訳だからなんとなく親しいし、違う面を見せられるのは当然だと思う。
だけど、結局は別れた訳だし、別れて距離が出来たから、互いを冷静に見れる訳だし。
だから、
元カノ、元彼に近づこうなんてしなくても良いんだと個人的には思うのだが。
まあ、互いの努力は続けないと行けないと個人的には思うけども。(あ、耳痛い人いますかね)
さて、監督兼主役のティル君ですが、相変わらず、ルド役が上手い。
単独歳食った感じはあるが、それを知ってか知らずかの、目の下コンシーラー入れは最高だったなあ。
そして、女装・・。
どうなるかと内心思っていたが、何の、何の。
ごっつい女性ではあったが、すっごくお美しかったのだ。
そして、アンナと同じ行動(どっちの靴がいい?と聞く場面)をとるのがむっちゃ可愛かった。
女装するとやっぱ異性の気持ちになるのかな?女性もしかりだけど。
そうそう、今回はティル君の3番目の娘エマちゃんが大活躍。
やっぱ子役には勝てないねえ、ティル君。自分の娘ならなおさらだろうなあ。
さて、ここで、ちょびっとマニアック情報を。
実は、
格好いい郵便配達員に現在ドイツで放送中のコブラ11でゼミルの相棒ベンを演じているトム・ベックが出演しているのだ。
何故か短パン(スカート?)姿なんだけど、ルドが嫉妬するほどのいい男というもの。
(アンナのお気に入りかな)
まじで、背も高くて格好いいので、早く日本でお披露目したい!
あ!この映画が日本版になればいいんだよねえ。
ということで、そこら辺の関係者様、切実にお願いいたします。
とりあえず、
ドイツ映画祭復活してくれ~!!