鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

あっという間に師走も半ば。「さんぽ」の心、諸行に響く…

2014-12-16 23:23:46 | 日記
時あたかも、師走真っ只中。駅東口には毎年暮れのこの時期恒例のイルミネーションが冬の夜空をバックに輝いています。

今年のノーベル物理学賞でさらに注目を集めたLED照明によるイルミネーションを見るたびに「きれいだなぁ…」、そしてさらに「年賀状、書かなきゃ…」との思いがズシ~ンと肩に…。

そして、世の中では「大義無き解散」「熱意無き選挙戦」と言われ続けた日々を経て、去る14日の日曜日、師走の総選挙が静々と取り行なわれました。

わが家から徒歩5分ほどにある市役所の中に投票所が設けられています。土日、祝日には一般開放されている市役所駐車場も、選挙とあって「臨時休業」…。この市役所駐車場は、休日に市外からクルマで観光に来る方々にとって「穴場の駐車場」として秘かに有名なのだとか。「臨時休業」のためか、構内誘導員の方も手持ち無沙汰、そして駐車場もガラ~ンとしていました。

肝心の選挙結果ですが、いやはや、なんとも…。ワタシは政治的には一応「不偏不党」の立場にあるとは思っているのですが、選挙前、そして選挙後も「この選挙は、何の意味も無いよね…」とただただ長いため息が出るだばかり。投票日当日、陶芸教室にかよって来てくれたお嬢さん方から「応援したい候補者がいません。何とかしてください」と言われて、ただただ「すみません…」とアタマを下げるワタシ。「熱意無き選挙戦」とは、ワタシにとってことほど左様に困りモノ、でした。

閑話休題。

このたびの総選挙はともかく、思い起こせば師走の始めから、とにもかくにも珍しくいろいろ動きまわりました…。

まずは師走初旬の寒い夜。ご近所のお店仲間とともに毎年夏に開催している「鎌倉 佐助のさんぽ市」の面々が集まっての忘年会。

かの総選挙の経費は660億とも800億とも言われていますが、「さんぽ市」の忘年会はアルコールも食べ物も全て持ち込みで極めてリーズナブル。来年の「さんぽ市」へ向けて多くの建設的な論議が交わされたような記憶はあるのですが、記録に留めていた人は誰一人いなかったような。「さんぽ進んで二歩下がる。差引き、一歩ずつ…」というスタンスの「さんぽ市」の感、あらためて…。

以後、時系列的にはなりますが、師走の佐助のあれこれを。

「さんぽ市」忘年会の余韻冷めやらぬある日。ワタシが住む佐助の「佐助自治会」の中の組織「歩こう会」の方々に導かれて、市内の神社仏閣、ならびに里山を巡る機会に恵まれました。市内名刹の紅葉、そして丘の上からの絶景を眺めながら、折に触れて鎌倉の歴史地誌を紐解いてくれます。

今後、都合のつく限り、このような「プチツアー」に同行させていただければ…、と熱望しきり、の至極の120分でした。あらためて、「この街の奥、深し…」。

市内の「踏破」事始めの後は、前回のブログにも記した甲斐・山梨のギャラリー巡り。

師走のこの時期、甲斐の国から見る富士は、ことのほか凛と、そして憂いを湛えているようにも見えました。

そして、かの総選挙の14日。投票前の午前中のひととき、市内・建長寺にて開催された「第1回 未来教育シンポジウム」の討論会に誘われて、同シンポジウムのパネラー各氏の討論会に参加してきました。この類いの討論会は、とかくパネラー諸氏の自画自賛話になり勝ちですが、今回の討論会は「子供と教育」に関してさまざまなヒントを与えられる2時間でした。ウチの陶芸教室にも小学生のチビッ子陶芸家さん達がかよって来ていることもあり、「教育」に関しては無関心ではいられません。

建長寺を訪れた時には法堂に向かい、故 小泉淳作画伯の手になる天井画「雲龍図」を仰ぎ観ることを常としています。

今年も1月にこの「龍」を愛でて以来、何度、この法堂を訪れたことか。まさに「光陰矢の如し」、つくづく月日の経つことの速さを痛感せずにはいられません。

ともあれ、本日の水曜日はチビッ子陶芸家さんたちの作陶日。学校帰りのチビッ子たちがランドセルを背に「ただいまぁ~!」の声とともに工房にやって来ました。作陶しながら、クリスマスプレゼントやお年玉の皮算用をするサマは、ひと足お先に「ゆく年くる年」の感も…。

それにつけても、やっぱりこの冬も半袖!


吹き来る寒風をものともせず半袖で闊歩する勇気を見習いながら「今年残りの2週間を乗り切るぞ!」と、精一杯の空元気…。





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