鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

新緑輝く皐月の空の彼方、夏色の扉が開く水無月の風を感じて…

2016-05-31 22:20:46 | 日記

ワタシ的には一年で最もいい季節と感じている5月があと数時間で終わってしまいます。振り返れば、今年の5月も工房を訪ねてくれた方々と思う存分に語り合い、そして初夏の陽射しと新緑の輝きに包まれた一か月でした。そしてこの5月最後の週末の29日 日曜日、いつものように朝4時に目が覚めて寝ぼけまなこで郵便受けへ向かうルーティンをこなす中、佐助の街は深い霧に包まれていました。

いつもはご近所の家の向こうにはっきり見える里山も霧のベールに包まれて、その姿をうかがうすべもありません。この深い霧は、そこそこに楽しかった5月の日々すべてをそ~っと抱え込んで守ってくれるかのようでもあります。

陶芸教室午前の部の段取りを考えながら朝食を摂る頃には、街を覆っていた霧も遠い空の彼方へ。ウチの同居人さんからの「今日は街のお掃除の日ですよ」との声に導かれて、町内一斉大掃除の集合場所に向かうこととなります。

自治会役員の方々から町内一斉大掃除の手順を聞きながらも、ご近所の方々が交わす「うわぁ、ひさしぶり」、「いえいえ、つい先日会ったでしょうが…」という「生存確認」のような会話がアチラから、そしてコチラから…。この会話こそ、町内一斉大掃除の醍醐味のようにも感じられてきます。

毎度毎度のことながら、この町内一斉大掃除はさながら、「佐助知り合い同窓会」。

お掃除フィールドに向かうこちらの三人組の後ろ姿は、さながら「黄昏キャンディーズ」…。

東京方面から高級車でドライブしてきたカップルの方も、クルマの中で「この人達はどこの誰? なにがしたいの?」と目をパチクリ。


皐月・五月の空の下、男性陣も手に手を取って? お掃除三昧ということになります。

このお掃除は、まだ陽が高く昇らぬウチの午前9時からスタートなのですが、掃除が進むにつれて初夏の陽射しが思いのほか強いことを実感します。

ふと空を見上げると、なんとも不思議なスジ状の雲が…。

そういえばこのところ、街を彩る新緑の輝きに目を奪われて、空に目を向けることがありませんでしたっけ…。

1時間の予定のもと、和気あいあいの雰囲気で行われていた大掃除も最終盤。

鎌倉散策の方々から「佐助の街って、ホントにアットホームですね」との言葉を投げかけられて、反射的に「ありがとうございます。これからも佐助をご贔屓に」…。即座に我を振り返りながら、「オマエは佐助のセールスマンか?」とニガ笑いするワタシがいました。

佐助の5月のフィナーレを飾る町内一斉大掃除を終えて家路につく頃には、街を包む里山も心なしか新緑の色合いも深まっているように思われました。

降り注ぐ陽射しも 日を追うごとに夏色へ…。明日から 水無月・六月がスタートします。まもなく、当地は市内のいたるところがアジサイの花で覆い尽くされます。

そして、人も風も空も 夏色のときめきとともに…。




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