晴れ。風が吹く。
スコット・カーニー「レッド・マーケット 人体部品産業の真実」を読む。
骨・臓器・血液・子ども・卵子・髪など。
いずれもどうやら立派な「商品」になっている模様。
貧しい人々がそれらを「供給」するのは
豊かな人々の「需要」があるから。
「倫理による禁止あるいは不透明化」がむしろ
そうした「市場」をかえって盛り上げているという皮肉もあり。
人の欲望が貨幣でかなえられるということを突き詰めるとここまでくるということ。
ただし「絶対的貧困から抜け出したい」という欲望の切実さも忘れずに。
われわれの「業の深さ」というものをあらためて思わされる。
個人的には出来るだけシンプルに生きたいもの。
ところで。
わが国の国民が初めてイスラム国の人質となる。
おそらく彼らは「テロに屈しないために」犠牲となるだろう。
ひとりは覚悟もなくもうひとりは覚悟の上で。
憎むべきは「テロリスト」であって人質たちではない。
この「基本」がわが国では忘れられがちなので強調しておきたいところ。
遠回りに見えても結局は「テロリストを生む土壌」に働きかけるしかないはず。
「貧困」や「差別」や「孤独」にどう対処するのかということ。
それらを「放置すること」が実は自分たちの「安全」にとってよくないのだという「認識」を。
その種の「めんどくささ」と付き合うだけの体力がないと。
各々の「覚悟」が試されるのだと言っておく。
「情けは他人のためならず」という言葉を噛みしめよう。
スコット・カーニー「レッド・マーケット 人体部品産業の真実」を読む。
骨・臓器・血液・子ども・卵子・髪など。
いずれもどうやら立派な「商品」になっている模様。
貧しい人々がそれらを「供給」するのは
豊かな人々の「需要」があるから。
「倫理による禁止あるいは不透明化」がむしろ
そうした「市場」をかえって盛り上げているという皮肉もあり。
人の欲望が貨幣でかなえられるということを突き詰めるとここまでくるということ。
ただし「絶対的貧困から抜け出したい」という欲望の切実さも忘れずに。
われわれの「業の深さ」というものをあらためて思わされる。
個人的には出来るだけシンプルに生きたいもの。
ところで。
わが国の国民が初めてイスラム国の人質となる。
おそらく彼らは「テロに屈しないために」犠牲となるだろう。
ひとりは覚悟もなくもうひとりは覚悟の上で。
憎むべきは「テロリスト」であって人質たちではない。
この「基本」がわが国では忘れられがちなので強調しておきたいところ。
遠回りに見えても結局は「テロリストを生む土壌」に働きかけるしかないはず。
「貧困」や「差別」や「孤独」にどう対処するのかということ。
それらを「放置すること」が実は自分たちの「安全」にとってよくないのだという「認識」を。
その種の「めんどくささ」と付き合うだけの体力がないと。
各々の「覚悟」が試されるのだと言っておく。
「情けは他人のためならず」という言葉を噛みしめよう。