退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「幅を利かせる現前性」について

2015-01-10 02:03:03 | Weblog
晴れ。夜に冷える。

昨夜も寝てしまう。
体力の衰えだとしておく。

「オタク的想像力のリミット」読了。

結局面白かったのは宮台真司の「挑発」のみ。
それに応えるべく後進の人々は頑張っていただきたい。

溝上憲文「マタニティ・ハラスメント」を読む。

女性が子どもを産みつつ仕事をするのはかくも難しいのか。
男性の無理解のみならず女性からも非難されるとはいやはや。

要は「ハードワーク」が必要とされる職場では
男女を問わず必死に働く者だけが「生き残れる」。

さらにはそうした形でしか「キャリア」を積み重ねられない職場が多いということ。
わが国の「労働環境」はいかにも貧しい。

「グローバル競争」に参加する者の数は限られているはず。
それとは異なる「生活」をするための場所はもっとあっていい。

職場内のコミュニケーション不足も問題のよう。
長すぎる育休はむしろスキル不足につながることも忘れずに。

「景気」が「大企業」にとってだけ意味があるのと似たかたちで
大部分の人にとって実はあまり意味がない「労働環境」が幅を利かせている。

基本的な「環境」であるはずの住宅を買うことが
いつまでたっても「大きな負担」であるように。

こうした「現前性」をひっくり返すためにも
われわれはあらためて「望ましい生活」を考えた方がいいだろう。
コメント
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