奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

ところ遺跡の館

2011-08-20 05:31:23 | 北海道の博物館



こここそが「遺跡の森」のメイン展示施設です。

旧石器時代からアイヌ文化期までの生活がどうだったか、
時代別に発掘品や住居模型などを使って展示・解説されています。

遺跡の森のジオラマもあり、このあたりの地形と遺跡の分布もよくわかる。

オムサロ遺跡でもそうでしたがやはり、
古代の人々は狩猟場近くの小高い丘に住居を定めたのですね。

出土品の中には動物などの意匠を凝らしたものが多い。
こういうのは見ていて楽しい。

それにしても、発掘される時代の長いこと。

旧石器時代は約2万年前。
そこから営々とアイヌ文化の数百年前まで。

人が途切れずに住んでいた。
気候、地形、その他いろいろな要素が相俟って繁栄していたのでしょう。

残念なのは入場券。

券売機で食券のような金券を買って受付で回収、その間10秒ほど。
あっけなく手元に残ることもありません。

こういうところの入場券はどんなのでもいいから、形として手元に残したいな。




*ところ遺跡の館

住 所:北見市常呂町字栄浦371
開館時間:9:00~17:00
観 覧 料:一般240円、高校・大学生140円、小中学生、高齢者50円
休 館 日:月曜、祝日の翌日、12月29日~1月5日
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ところ埋蔵文化センター・「どきどき」

2011-08-19 04:55:52 | 北海道の博物館



ここでは遺跡から出土した土器や石器の収蔵施設で、
収蔵品の一部を見学することができます。

また館内では土器などの復元作業を行っており、その見学もできます。

土器の復元作業、ビデオなどでは見たことがあります。
が、実際にその作業を見たなどという経験は皆無。

考古学に興味がある人でも、
実際に発掘現場にでも行かないと体験はおろか見学すらもできない。

それがここでは、復元作業が見学できるのです。

私が行ったときにも土器の復元作業を行っていました。

無数の土器の破片をすり合わせて少しずつ形にしていく、
非常に根気の要る作業だというのがわかります。

ここは博物館のような施設とはちと違う。

出土品の展示などはその仕事のごく一部で、
本来の仕事は土器や石器の収蔵とその復元など。

だからこそそちら方面に興味のある方には面白い施設ですが、
一般向けではないなぁ。

私は面白かったけど。

ちなみにこの施設、所属は北見市社会教育部“文化財課”の所属です。




*ところ埋蔵文化センター・「どきどき」

住    所:北見市常呂町字栄浦376(ところ遺跡の森内)
開館時間:9:00~17:00
観 覧 料:無料
休 館 日:月曜、祝日の翌日(7、8月は無休)、12月29日~1月5日
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ところ遺跡の森

2011-08-18 05:23:34 | 北海道の旅日記(道東)



常呂は実は遺跡の宝庫で、古くから東大の研究施設もあります。

遺跡の残る範囲は常呂川河口からサロマ湖に延びる砂州まで。
これ等を総称して「常呂遺跡」といい、国の史跡にも指定されています。

また遺跡が残る時代も幅広い。
旧石器文化から縄文、続縄文、擦文、オホーツク、アイヌの各文化まで網羅されています。

この遺跡を一番気軽に見ることができる場所が、『ところ遺跡の森』です。





場所は栄浦だとわかっていました。

ですが事前に調べてもイマイチこの施設の全容がわからない。
中にどういう施設があって何を見ることができるのか、
そして何と栄浦のどこにあるのか詳しい場所もわからなかった。

北見市のHPを見ても判然としない。
個別の遺跡や時代の説明などは詳細にあるけど、全体像がわからない。

他のいろいろなサイトを見てもよくわからない。

ただ、「ところ遺跡の館」「ところ埋蔵文化センター・どきどき」と、
「東京大学文学部常呂資料陳列館」の3つがあることだけはどこにでも載っている。

こういう時は直接行って現地で確認する。

行ってもわかりませんでした(笑)。
すぐ前を通ったのに素通りしてしまった。

ワッカネイチャーセンターで位置を確認してやっとわかりました。

場所はホテル鶴雅の道路を挟んだ向い側、そこに駐車場がありました。
その奥に小高い丘がありその中に各施設と住居跡や復元住居がある。

『常呂遺跡』」全体と『ところ遺跡の森』を概観した案内がネット上に必要だな。

場所がわかったところで、見学することにしましょう。

※東京大学文学部常呂資料陳列館は休館日だったため訪問していません
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ワッカ原生花園

2011-08-17 05:21:06 | 北海道の旅日記(道東)



北見市常呂町栄浦。
ここはサロマ湖の網走側の付け根にあるので、
細い砂州を挟んで陸側はサロマ湖、海はオホーツク海の両方を見ることができます。

中学生だったか高校生だったか、学校の宿泊研修で来たことがあります。
あの時以来の訪問となりました。

あたり一帯はワッカ原生花園となっており、手付かずの自然が残っています。
サロマ湖の開口部は元はこの辺りだったって、知っていました?

その後今の開口部ができたのです。
自然のなすままサロマ湖は生まれ、そしてその姿を今でも変えています。

原生花園のエリアは当たり前ですが、ほとんど手つかずの自然が残っています。

ネイチャーセンターから先の砂州は一般車両の乗り入れ禁止。
ですがネイチャーセンターではレンタサイクルがあります。

これに乗れば砂州の途中にある、「ワッカ」の語源になった『ワッカの水』まで行けます。

「ワッカ」の語源は“水が・ある・ところ”。

サロマ湖とオホーツク海に囲まれた砂州の真ん中に湧出する真水。
古代の人はここにある湧水をどんな思いで見つめていたのか、
地名になるくらいですから想像に難くありません。

仕事でなければ時間があれば、私は迷うことなく自転車で砂州に向っていたでしょう。
レンタサイクル、600円。

付近を散歩するもよし、サイクリングするもよし。
もちろん私のようにネイチャーセンターに寄るだけでもよし。

ワッカ原生花園はそこに触れるだけで癒されるスポットです。



*ワッカネイチャーーセンター

住    所:北見市常呂町字栄浦242
開館時間:8:00~17:00(6~8月は8:00~18:00)
開 館 日:4月29日~10月第2月曜日(体育の日)
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佐呂間・鉄道記念館

2011-08-16 05:34:12 | 北海道の博物館



廃止になった湧網線の中ほどにあった佐呂間駅。
跡地が交通公園として整備され、旧駅舎は鉄道記念館として公開されています。

この記念館、旧駅舎を再利用したものらしいのですがどうも違和感がある。
現役の時の佐呂間駅と外観が違う上塗装も新しすぎて古い建物という気がしない。

どうせ当時の建物を残すのであれば、原型を生かした形で残して欲しい。
塗装も腐食を防ぐためには必要なのですが、
それにしても当時の雰囲気を残す術が他に何かないのか。

そして裏に展示されているSLも湧網線を走ったことのない車両が…。

さて、記念館の中を見るには近くのお店に頼んで鍵を開けてもらわなくてはいけません。
そしてその中はというと…。





なかなか“鉄”の心を揺さぶるものがありました。
アップした各駅の看板をご覧下さい。





佐呂間町域は湧網線が長く敷かれていたんだな。
駅が仮乗降場を含め10駅もあった。

線路が廃止されてからしばらくは代替バスが走っていましたが廃止になりました。
バスターミナルは残っていますが今は佐呂間町ふれあいバスが走るのみ。

中湧別や網走、遠軽を結んでいた民間バス路線も廃止になりました。
立派なターミナルを持て余すように、主に町内を発着するバスが発着しています。

赤字では仕方ないとはいえ、淋しいことです。




*佐呂間・鉄道記念館

住   所:常呂郡佐呂間町永代町
開館時間:10:00~16:00
観 覧 料:無料
休 館 日:月曜、他詳細不明
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北都プロレス、夏の巡業終る

2011-08-15 05:17:52 | スポーツ
今年の夏も北都プロレスの巡業がありました。

まず私が観戦したのは7月23日のちとせモール大会。





それから8月7日の滝上大会の2大会。





参加選手は北都プロレス所属の池田昌樹、ルー・ルルル他、
大矢剛功、末吉利啓、梅沢菊次郎、小仲=ペールワン、ラ・マルクリアーダら。

リングアナは2大会とも池守孝一でした。

試合は例年のように場外乱闘、反則攻撃、凶器攻撃や寒いギャグが満載、
これまた例年のように存分に楽しませていただきました。

まず気づいたことは、ちとせモール大会の観客のノリのよさ。
2年連続2日間にわたっての大会で観客も慣れてきたせいか、
プロレスの楽しみ方を理解して大いに盛り上がっていました。

逆に滝上大会はイマイチのノリ。
30℃を越える猛暑の中屋外での試合だったので見るほうも大変だったでしょうが、
もう3年目なんだから主催者側の企画麺を含めもっと楽しめないもんかなぁ。

レスラーでは小仲=ペールワンが腕を上げました。
技もそうですが、観客を楽しませるパフォーマンスが素晴らしい。
ただの怪しいキャラだけではないというところを見せつけてくれました。

そして池田昌樹は立派になったなぁ。
メインに立っても違和感がありません。

さて、これから北都プロレスでは10月と11月にも大会があるようです。
その大会も行けたら行こう。

そして来年も、また北都プロレスを見るぞ!





※滝上大会の帰りは北紋バスで実家まで帰りました。
  高校以来30年ぶりの北紋バス、役場前から営業所まで150円
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道路地図

2011-08-14 05:14:49 | つらつら思ったこと
私は仕事で全道を駆けずり回っていますが、
そのために使っている地図は大雑把なものしか持っていません。

本当にかなり大雑把な地図。
でも結構何とかなった。

今まで使っていたのが、ホクレンSSでもらった4年前のもの。
あの頃は募金をすれば毎年新しい地図がもらえたのに…。

私がホクレンSSの地図を重用していたのは、博物館の所在地が載っていたため。
全道各地の小さな博物館がまで詳細に載っていたのでかなり助かっていました。

ですが4年も経つと博物館の場所が変わったり新設したり廃館になったり、
実用には適さないようになってきました。

また道路自体もも変わってきた。
高速道路やバイパスが伸びたり新しい道路ができたり。

4年でこれほど変わるかというほど、実用には不便を来たすようになっていたのです。

それでとうとう、新しい道路地図を買ったね。
1,000円の安い、とりあえず使えればいいかというレベルですが。

割り切って買ったので、詳しい都市図がほとんどありません。
これがないと地方に行った時に自分が予約したホテルの場所がわからないという懸念がある。

そしてやっぱり、博物館の場所がほとんど出ていません。
でもいいよ、それはそれで。
博物館の場所が詳細に出ている地図なんてそうそうないのですから。

でもね、旭川紋別道路が丸瀬布まで開通している。
道東自動車道が予定線とはいえちゃんとつながっている。
これには当たり前ながら感激した。

なんだかんだ言っても新しい地図を見るのは楽しい。
今後は私のよき友としてしばらくは、私と一緒に全道を駆けずり回るのでしょう。

頼みますよ、よき友よ。
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今年も買いました、“にっぽん全国たのしい船旅(2011-2012)”

2011-08-13 05:25:28 | 交通
“鉄”である私ですがその次にこだわっているのが、フェリー。
そのフェリー専門のムックが今年も発売されました。

発売日は7月11日。

私は毎年発売と同時に買っていましたが、今年は忙しくて発売されていたのにも気づかなかった。
一昨日、ネットで見て既に発売済みということがわかり昨日買ったというわけ。

1ヶ月以上遅かったよ。

今年の特集は、九州。
九州の(多分)全てのフェリーが紹介されています。

九州は島が多いのでその航路も多彩です。
私が乗ったことのあるフェリーも紹介されているなぁ。

ちなみに以下の航路。

門司ー下関(唐戸)
若松ー戸畑(いわゆる若戸渡船)
鹿児島ー桜島
富岡(天草半島)-茂木(長崎)

その他北海道関係の記事もいっぱいある。

さて、ゆっくり読むとしましょう。

※若戸渡船、私が乗った頃は片道20円で、運賃箱に直接運賃を投入する形になっていました
 今は券売機で乗船券を買うようになっているらしいです
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娘のバイト

2011-08-12 05:03:27 | つらつら思ったこと
娘が昨日からバイトを始めました。

大学に行ったらバイトする…と言ってはいたものの、
この時期まで(よく言えば)勉学に専念していました。

今までもバイトの面接には行っていたのです。

最初は居酒屋を狙っていたようですが、どんな感じだったのか。
詳しく聞かなかったのでよくわからないなぁ。

私としては居酒屋は賄いつきなので、
家で夕食を用意しなくていいから助かるなと思っていたのですが。
そして居酒屋だと割引券とかあるかもという思惑も…。

そして数日前に突然、バイトを決めてきたと言った。

セブンイレブンで、朝6時から9時までだと。
通勤時の忙しい時間帯だ、そのせいか時給もいいらしい。

そうですか、セブンイレブンですか。
お父ちゃんとしては自分でそう決めたなら何も言わないよ。

しばらくは研修期間みたいなもので日中に仕事を覚えに行くそうです。
ちょうどお盆期間でよかったかもね。

それにしても。
親に相談するでもなく、決まってから突然言ってくる。

そういうのは、我家らしいなぁ。

社会人としての第一歩、だな。
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えにわ湖

2011-08-11 05:16:48 | 北海道の旅日記(道央)

恵庭渓谷から更に道を下ると湖が見えてきます。

漁川が漁川ダムに堰き止められてできた『えにわ湖』。





どこにでもある人造湖ではありますが、
恵庭市街地からこんな近くにこんな自然いっぱいの湖がある。

それだけでいいではないですか。
暑い夏にはちょっと足を伸ばして一時の涼を楽しんでください。

ダムの横にある管理事務所は自由に見学できます。
遠慮しないで見学してみてください。
たいしたものはありませんが。

その事務所に入らなければ手に入らないのが、『ダムカード』。

ダムカードは全国の主なダムで配布していますが、
現地に行かなければ手に入れることができません。

トレーディングカードと同じサイズで、
表がダムの写真、裏にはダムの概要などが書いてあります。

で、ゲットしてきました。





ダムカードを配布しているダムは北海道では15ヶ所。

そうか、15ヶ所。
それくらいなら制覇できそうだ。

私はこれからダムカードに燃え…るかな…どうかな…。

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