毎年、廃止だ存続だと話題になっている日本最北の木造駅です。
私は車窓から見ることはありましたが、実際に訪問するのは初めて。
開業は1924年、現在の駅舎は1940年に建てられたもので鉄板ぶき切り妻屋根、
厳しい自然環境の中何度も改修され今に至っています。
特に駅正面、日本海側は厳しい風雪に耐えられるように改修され、
ホーム側とは全く違う表情となっています。
駅舎の中に入ると待合室を挟み入口とホームの間にそれぞれ風除室が設けられています。
これは冬季の地吹雪に備えた、抜海駅ならではの工夫です。
ホームは相対式ホーム2面2線、稚内駅行は1番ホーム、幌延方面は2番ホームを使っていますが、
今年9月に運行管理システムの更新により2番線の使用を停止する予定です。
今現在、当駅で列車の行き違いもないですし1線スルー化によって除雪費も節約できるな。
駅周辺は広大な牧草地が広がるばかりで民家はわずか、抜海市街地は2㎞程離れた海岸沿いにあります。
現在の駅の利用者は2012年では1日2人となっています。
今は稚内市が維持費を担う自治体管理駅、それも今年度限りになるのか。
本当に来年廃止になるのかな?
※オロロンライン北上旅はこれで終わります
抜海だけでなく佐久も棒線化するみたいですね。
北限の田んぼの道を抜けていき、佐久に抜けて駅で休息したのを思い出します。
駅もなくなっていますね。
通学時間帯は違うのでしょうが。