昨日、いつもの背骨のメンテナンスに行ってきました。
肩や腕、首が詰まってとっても辛かったんです。
珍しいことなんです。
背骨や身体をほぐしてもらいました。
身体がほぐれて昨日は猛烈に眠くなりました。
そこの先生は、「身体が詰まってくると心も詰まってくる」とおっしゃっていました。
そうかもしれへんね。
おかげでリラックスしました。
時間が少し早かったので上賀茂神社の境内で散歩しました。
境内は人も少なく、とってもすがすがしかった。
緑の匂いがとってもいいんです。
この時期に行くのもいいかも。
6月30日は、「水無月大祓式」があり、半年に一度の穢れ(あるよな・・・)を茅の輪をくぐって祓います。
また行ったら記事にします。
その前の静けさですね。境内は。
ちょうど結婚式をなさっていました。
新婦さんの白無垢がとっても神社に映えていました。
やっぱり神前結婚というのはいいかも。
それも世界文化遺産の由緒のある神社でというのはいいものやね。
お幸せに。
いつもいる神馬さんは、お留守でした。
里帰りかな。
なにはともあれ、いい気持ちの一日でした。
上の和菓子は、鶴屋吉信の「てっせん」。
もうすぐ6月ですね。6月というとうっとうしい梅雨。
最近の京都の天気をみているともう梅雨と違う?と思いたくなります。
今年は雨が多いんやろか。雨の京都も風情があっていいんかも知れへんね。
そんな6月、京都のお寺で見られるのが「てっせん」の花。
意外と種類が多いのですよ。
日本のものと思われるかもしれませんが、西洋の種類も多いんです。
寺社観光の時にお庭でみつけるかもしれませんね。
てっせんはきんぼうげ科の花。花言葉は「心の美しさ・たくらみ」。
中国原産のつる性植物で、日本に伝わったのは江戸時代とも室町時代ともいわれる。
漢字で書くと「鉄線」、花に似合わない名やけど、
茎が針金のように細く強靱(きょうじん)であることからこの名がついたそうです。
中国では鉄線蓮(てっせんれん)という。
同じ仲間に日本原産の風車(かざぐるま)があります。
見た目はてっせんとそっくりだが花の大きさ、花びらの数が異ちがうらしい。
面白いことにてっせんは花びらをもたない。
花のように見えているのは実は萼(がく)なんだそうです。
以上受け売りでした。
こちらの和菓子は、長久堂「緑風」(外郎・備中あん)
季節を感じさせる生菓子です。
昨日の続きです。
いよいよ、ちりめんじゃこを炊きます。
◎用意するもの
・じゃこ……200g
ちりめんは、できるだけ小さく大きさが揃って、固いものがよい。ベストは、「赤はら」というおなかに赤い子をもっていて、色が黒い目のものがよい。なぜ小さくかというと炊いていく内に段々大きくなってくるからである。じゃこの大きなちりめん山椒は、不細工やもんね。
・実山椒……大さじ8~10杯(これは好み)
・酒……大さじ4杯
・醤油……濃口大さじ4杯、薄口醤油大さじ4杯
・みりん……小さじ4杯
◎ちりめんじゃこの下処理をします。
ちりめんをイカキ(ざる)にあけて、沸騰したお湯をそそぐ、
箸でちりめんをざっくりほぐすようにして、汚れなどを落とす。
この作業を二回程度する。
◎炊いていきます。
底の厚い鍋にちりめんを入れ、お湯をそそぐ。
量は、ちりめんの半分ぐらい浸かる程度。
そこにお酒を入れて、中火で沸騰させる。
ざっくり混ぜながら、ちりめんにお湯を含ませるように炊く。
この炊く作業の時、ちりめんを潰さないようにやさしく混ぜること。
仕上がりが煮崩れてきたなくなるので注意。
この作業は、醤油をしみ込みやすくするためと
ちりめんの仕上がりが柔らかくしっとりするという二つの意味があります。
※濃い味で固いのが好きな人は、お湯を少なくしてさっと炊くのがいいでしょう。
※後の作業のお醤油も濃口のみで作るという方法もあります。
水分が底にたまるかたまらないかぐらいまでになったら、弱火にして。醤油を入れる。
全体をまぜながら炊いて行く。これから先は焦げ付かないように注意。
醤油を加えてしばらくしてから、みりんを入れる。みりんは醤油の後に入れること。
みりんが先になると仕上がりがべたっとしてしまう。ご注意ください。
◎山椒を入れます。
全体に水分がなくなってきたら、実山椒を入れる。
水分が鍋の底にたまらなくなるまで炊く。焦げ付かないように注意。
保存性を重要視したい人は、水分が全く染み出さないぐらいまで炊く。
しっとりとしたものがいいという人は、多少水分があってもいい。
◎乾かす
炊き上がったら、大きなイカキ(ざる)にあけて、時々まぜながら、
直射日光のあたらない風通しのよい場所で乾燥させる。
炊き上がりは、水分が出るので下に何か敷き、水分を受けること。
2、3時間も干すと、ちょうどいい具合に水分が抜け、色もそれらしい色になってくる。
◎これで完成♪
食べてみるとしっとりとした感じがとても美味しい。
味は、どこの店と似ているかな……。
写真を見るとわかりますが、ちりめんじゃこがちょっと大きくなっている。
できるだけ小さいちりめんじゃこを探すのがコツやね。
でもちりめんってものすごく値段の差がある。
安いのは100g300円から高いのは2000円ぐらいまである。
生で食べるのは色白で柔らかいのがいいけど、炊く時は色黒ででもいい。
色黒の方が値段がやすいかな……。
産地によっても違うみたい。
最近とおいとおい所からやってきたはるみたいやね。
実山椒が旬の時に作ってみてはどうでしょう。
実山椒のお掃除以外はとても簡単です。
炊いている時の匂いがお店風になるのがうれしいし。
味も自分好みに調整できて、遠慮せずにいっぱい食べられるしね。
いよいよ、ちりめんじゃこを炊きます。
◎用意するもの
・じゃこ……200g
ちりめんは、できるだけ小さく大きさが揃って、固いものがよい。ベストは、「赤はら」というおなかに赤い子をもっていて、色が黒い目のものがよい。なぜ小さくかというと炊いていく内に段々大きくなってくるからである。じゃこの大きなちりめん山椒は、不細工やもんね。
・実山椒……大さじ8~10杯(これは好み)
・酒……大さじ4杯
・醤油……濃口大さじ4杯、薄口醤油大さじ4杯
・みりん……小さじ4杯
◎ちりめんじゃこの下処理をします。
ちりめんをイカキ(ざる)にあけて、沸騰したお湯をそそぐ、
箸でちりめんをざっくりほぐすようにして、汚れなどを落とす。
この作業を二回程度する。
◎炊いていきます。
底の厚い鍋にちりめんを入れ、お湯をそそぐ。
量は、ちりめんの半分ぐらい浸かる程度。
そこにお酒を入れて、中火で沸騰させる。
ざっくり混ぜながら、ちりめんにお湯を含ませるように炊く。
この炊く作業の時、ちりめんを潰さないようにやさしく混ぜること。
仕上がりが煮崩れてきたなくなるので注意。
この作業は、醤油をしみ込みやすくするためと
ちりめんの仕上がりが柔らかくしっとりするという二つの意味があります。
※濃い味で固いのが好きな人は、お湯を少なくしてさっと炊くのがいいでしょう。
※後の作業のお醤油も濃口のみで作るという方法もあります。
水分が底にたまるかたまらないかぐらいまでになったら、弱火にして。醤油を入れる。
全体をまぜながら炊いて行く。これから先は焦げ付かないように注意。
醤油を加えてしばらくしてから、みりんを入れる。みりんは醤油の後に入れること。
みりんが先になると仕上がりがべたっとしてしまう。ご注意ください。
◎山椒を入れます。
全体に水分がなくなってきたら、実山椒を入れる。
水分が鍋の底にたまらなくなるまで炊く。焦げ付かないように注意。
保存性を重要視したい人は、水分が全く染み出さないぐらいまで炊く。
しっとりとしたものがいいという人は、多少水分があってもいい。
◎乾かす
炊き上がったら、大きなイカキ(ざる)にあけて、時々まぜながら、
直射日光のあたらない風通しのよい場所で乾燥させる。
炊き上がりは、水分が出るので下に何か敷き、水分を受けること。
2、3時間も干すと、ちょうどいい具合に水分が抜け、色もそれらしい色になってくる。
◎これで完成♪
食べてみるとしっとりとした感じがとても美味しい。
味は、どこの店と似ているかな……。
写真を見るとわかりますが、ちりめんじゃこがちょっと大きくなっている。
できるだけ小さいちりめんじゃこを探すのがコツやね。
でもちりめんってものすごく値段の差がある。
安いのは100g300円から高いのは2000円ぐらいまである。
生で食べるのは色白で柔らかいのがいいけど、炊く時は色黒ででもいい。
色黒の方が値段がやすいかな……。
産地によっても違うみたい。
最近とおいとおい所からやってきたはるみたいやね。
実山椒が旬の時に作ってみてはどうでしょう。
実山椒のお掃除以外はとても簡単です。
炊いている時の匂いがお店風になるのがうれしいし。
味も自分好みに調整できて、遠慮せずにいっぱい食べられるしね。
京都の八百屋さんの店頭やスーパー、デパ地下では実山椒がでまわってきました。
京都人は、実山椒をみるとどうしても炊かんならんと思うようです。
緑の粒つぶを一粒ずつちぎっていると、指の先が黒うなるけど、この時期に炊いておかんと、
これから一年間、塩昆布やちりめんじゃこを炊く時に困る。
そこで今日と明日でちりめん山椒の作り方を説明してみます。
まず実山椒。
こんな感じで売っています。
200グラムで1000円ぐらいします。
まずこれを上の写真ぐらいになるまで掃除をします。
買うてきた山椒でまずしなければいけないことは、実を枝から外す作業。
これが結構根気のいる作業。この程度のものを外すのにたぶん2時間以上かかる。
完全に実だけにならへん小さな軸が残る。
食べるときは、それほど気にならないので残してもいいんです。
これぐらいでてきます。
これぐらい枝がでます。結構多いでしょ。
さて、掃除をした山椒を茹でます。
鍋にお湯をたっぷり沸かし、そこにお掃除した実山椒を入れる。
この時、塩を入れる場合もある。今回調べた時は、入れない方法。
冷凍庫で保存するのなら塩は必要ないかも。ちょっと不明。
茹でる時間は、沸騰したところに入れて約5分ぐらいかな。
茹であがったら、すぐに冷水にとる。私は、氷水にした。
ひょっとして色がきれいになるかも知れへんと思ったから。
水を時々替えながら、半日ほど置く。
この置く時間でしびれる感じが調節できるようです。
それが好きな人は、1時間ぐらい。
ちょっと苦手という人は半日かな。
水にさらし終わったら、イカキ(ざる)にとり、水気をきる。
それを小分けにして冷凍庫で保存する。
今回、ちりめんを200g用意しているので、実山椒を大さじでいうと8杯ぐらい使うので、
その分は冷凍しないで置いておきました。
明日へ続く。
牡丹(ぼたん)ってちょっと季節が逆行しますが、
今日はお菓子にちなんで書いてみます。
今年は季節の移るかわりがとっても変ですね。
暑くなったり、寒くなったり、花もとまどっています。
「エエ!いま咲いているの?」というようなことが多いですね。
牡丹はとっても華やかですね。豪華な感じがします。
中国では昔から珍重されました。
日本へは奈良時代に渡来してきたらしいです。
一説には弘法大師が持ち帰ったとの説もある。
5月の下旬に咲いているのをみかけるのはきっと芍薬(しゃくやく)でしょう。
牡丹は「樹木」で、芍薬は「草」の分類なんだそうです。
確かに姿は似ていますね。
「獅子に牡丹」という絵もよく見かけますね。取り合わせのよいもののたとえ。
「梅に鴬、松に鶴、兄貴とワイだんがな」悪名や~。
話がそれてしまいました。失礼しました。
写真の和菓子は、いまの季節にぴったり。
鶴屋吉信「水ぼたん」です。
牡丹の花が、池に落ちた感じみたいですね。
葛饅頭なんですが、ちょっと冷して食べるとなんとも心地よい。
今日は、平安神宮神泉苑の睡蓮(すいれん)です。
睡蓮・・・睡蓮全般の花言葉は、純潔・清浄・甘美・清純な心・信仰
そんな睡蓮姿に敬意を表して上下のカードをつくりました。
神泉苑の睡蓮が見頃です。平安神宮の神泉苑は、
手入れがいきとどいていてとってもすばらしいところです。
この時期に行くと杜若(かきつばた)と睡蓮がとってもきれいに咲いています。
蓮(はす)と睡蓮はどう違うかご存知ですか?
睡蓮は浮き葉のみで、さほど高く水面に出ることはありません。
花は水面で咲き、葉には撥水性はありません。
分類的にいうと睡蓮(水蓮)は、スイレン科スイレン属。
それに対して蓮は浮き葉と立ち葉があり、花は水面より高くあがって咲き、
葉には撥水性があり、水を掛けるとコロコロと水玉になります。
分類的にいうと蓮は、ハス科ハス属。
モネの睡蓮の絵は有名ですね。彼の後半生で熱心に取り組んだのは、「睡蓮」の連作でした。
ジヴェルニーの自宅の庭園に睡蓮の池をつくり、制作に没頭しました。
一番下のカードは印象派風に加工してみました。
中国の文人画で睡蓮を「君子花」と書くようです。
アヤメとカキツバタというのは、結局違いはどうなん?
ときかれてわからんかったんです。
と思っていたらS画伯さんが雨の中、
平安神宮に行って撮った写真をもっておられたのでお借りしました。
S画伯さんありがとうございます。
明日の記事の睡蓮もS画伯さんの写真なんです。
京男よりも一段性能のいいカメラをお持ちなんです。
さて本題に入ります。
アヤメとカキツバタってどう違うのでしょう。
両方ともアヤメ科アヤメ属なんです。
菖蒲は、山野に生えていて水とは関係ないところ(畑)にも植えられる。
アヤメはちょっと小振りなのが特徴ですね。
上3枚がアヤメなんです。最後のは白いアヤメ。
写真は、祇園石段下「亀屋清永」の干菓子。
それに対して、カキツバタは水湿地に群生する。
つまり生えている状態と大きさの違いですね。
他にカキツバタをもうすこし大きくして花びらがヒダヒダカーテン状態になっているのがハナショウブ。
このハナショウブがアヤメ科では一番派手な宝塚歌劇状態。
他に静かに咲いているキショウブやノハラショウブというのもあります。
以上はすべてアヤメ科アヤメ属なんですが、ショウブ湯という時の菖蒲(しょうぶ)は
アヤメ科のような花ではないのです。サトイモ科ショウブ属なので全然別の植物。
まあ、どの花もきれいなので名前なんかどうでもよろし状態やからええけど。
ちょっと小太りという意味じゃないしね。
小満(しょうまん)って、本来は麦の穂が実って、満ちてきたという意味。
すべてのものが次第に成長して満ち始める時期。
青葉だったのが日に日に深緑にかわっていきますね。
木々が次第にしっかりした感じになってきます。
「新緑」から「深緑」、「万緑」になっていく。
この時期は風も強うなってきますね。昨日なんか台風がきそうやったものね。
台風でなはなく、この時期の南の強い風を「青嵐(あおあらし)」といいます。
風にまで青色がついているぐらい万緑になってきています。
自然の営みを感じて、自分の中にも自然の精気を吸収してみましょう。
自然の精気だけというのもさびいしいさかい、お菓子を逸品どうぞ。
ちょっと前の藤にちなんだ上用饅頭。
鍵善良房「藤棚」(上用饅頭)です。
地味ですが実はこういう上用饅頭がそのお店の職人さんの腕のみせどころなんです。
二つに割って皮の状態や餡を味わうとそのお店のレベルがわかります。
本当に大切なものは地味なところ、目につかないところにあるんですよ。
先週、久しぶりに湯の山温泉に仕事で行きました。
近鉄四日市から湯の山温泉へ。
車両には私ひとり、ちょっとびっくり。
贅沢な移動でした。
夜やったらちょっと不気味かな、こういうのは。
ちょうどお昼に湯の山温泉へ。
打ち合わせ先の方と昼食ということになりました。
久しぶりに「安田屋」さんに行く。
ここは東京のがわざわざ鰻を食べに来られる程の名店なんだそうです。
席に着き、櫃まぶしを注文。
フタをとると美しい鰻が登場。
まずは、ストレートにいただきました。
香ばしくて何とも言えません。
ついでネギとワサビをのせて。
そしてお茶をかけてお茶漬けでいただく。美味しいな~。
京都ではこのような食べ方はしませんね。
鰻は名古屋方面の方がいいですね。
打ち合わせをしながらもしっかりいただきました。
それから先方の事務所で打ち合わせ。楽しくお話ができました。
「知音」という言葉がありますが、まさしくその通りの会話でした。
ありがとうございました。
今年は、まめさんが高い。いつもならいっぱい食べられるのに・・・。
寒さが続いたのでどうも作柄がよくないみたい。
いつもなら気軽に豆ごはんや蕗と炊いたんが食べとうなる。
子供の頃は、えんどう豆の皮をむくのは子供の仕事やった。
まめさんの甘煮くず引きを作ってみました。
材料はとっても簡単。えんどう豆、こぶだし、砂糖、塩、くず。
・まめをゆがいて、その汁につけておく。風があたるとまめにしわがよるのでそうするんです。
・まめの水を切って、こぶだしでたき、お砂糖とお塩で味をつけて、水どきのくずを引く。
たったこれだけ。
うす甘い、とろっとした角のない味がなんとのう京都という感じがするな。
ゆがいて、さっとバターであえて食べるのも美味しい。
また、まめさんのポタージュスープもきれいでとっても美味しい。
太田神社の杜若(かきつばた)は、今が満開。
昨日雨が降る前に行ってきました。
太田神社は、上賀茂神社の東をしばらく行くとあります。
祭神は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)さんです。
この女神さんは、天照大神さんが岩戸に隠れ世界が暗闇になったとき、
うつぶせにした桶の上に乗り、半裸になりながらこっけいな踊りを踊った。
神様方が大笑いし、何事かと天照さんが覗いたところを戸を
無理矢理開けられてしまったという話に出てくるあの踊りを踊った女神さんなのです。
ということで天鈿女命さんは芸能の神さんなのです。
ここは、病気平癒、方除け、縁結び、芸事の神として信仰されているです。
この神社の杜若群落は国の天然記念物に指定されているのです。
一番上の写真は、祇園鍵善良房「杜若」。