京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

庚申堂の申さんも暑そう・・・四の庚申

2006年07月31日 05時59分18秒 | 行事


7月30日に、八坂庚申堂(やさかこうしんどう)の「四の庚申(よんのこうしん)」がありました。
八坂庚申堂は、八坂の塔のすぐ側にあります。
京都の人でも意外と知らない人が多いかな。



しかも庚申の御縁日というのは行ったことがないのと違うかな。
庚申とは干支(えと) 即ち、庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行かはるみたい。天帝さんは寿命を司る神やし、悪いことをした人に罰として寿命を縮めはる。ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることがでられへんので、庚申日は、徹夜をするんです。これを庚申待ちといいます。

この庚申待の行事にさまざまなことを行って徹夜していたが、青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からかしらんけど、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、庚申イコール青面金剛となったそうです。
また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされています。
以上が八坂庚申堂の説明の受け売りでした。



庚申の日とは、来年(2007)でいうと初庚申(1月26日)、二の庚申(3月27日)、三の庚申(5月26日)、四の庚申(7月30日)、五の庚申(9月28日)、納め庚申(11月27日)なんです。



この行事には浄蔵貴所由来の「こんにゃく炊き」の接待があります。一皿に三つのくくり猿の形のコンニャクが美味しく煮てあります。これを北に向かって、庚申尊をイメージしながら無言で食べると諸病諸厄をまぬがれるそうです。
さすがにこの日は、こんにゃくはパスしました。



「見ざる・聞かざる・言わざる」は、8世紀ごろ、天台宗の教えとして日本に伝わったものと考えられている。



中国語の「不見不聞不言」を訳したものであり、本来は「猿」とは関係ない。全て「ざる」で終わることから、これを「猿」にかけ「見猿、言わ猿、聞か猿」としゃれて、この教えを表す像として三猿像が作られた。



三猿にさらにもう一匹加えることがある。その猿は「し猿」と呼ばれ、腹部または股を両手でおさえている。「し猿」は、「しざる」(しない)と「四猿」をかけたものである。



屋根の上にも三猿トリオがいやはります。
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暑オスナァ~

2006年07月30日 06時10分10秒 | 洋菓子


昨日もしっかり暑かった。
梅雨が明けたみたいやけど、もう太陽がドッカ~ンという感じや。
それにスコールみたいな雨が降ったし。
もうなんにも食べとない。
こんな時は、こんなカラフルなものも食べとなる。
久しぶりのアンリ・シャルパンティエ。
「シュー・ア・ラ・モード」



こんなカラフルなプチ・シューをちょっと冷蔵庫で冷して食べるといいかも。
うだるような暑さがほんの一瞬だけ、す~っとする。
ちょっとかわいいと思いませんか。
普通のプチ・シュークリームを買ってきて、こんな風に演出するのもいいかもしれませんね。

※おまけ
これを買った日は、ちょうど双子(長男&次男)といっしょだったので、ソフトクリームに挑戦。
伊勢丹は小山園のところで買いました。



これが抹茶のソフトクリーム。
さすが抹茶のメーカーだけあって抹茶が濃い。
でも風味がもうひとつやった。それと滑らかさがない。じゃりっとした感じがだめだったな。



これは、ほうじ茶のソフトクリーム。
これもほうじ茶の味がして美味しかったけど、じゃりっとした感じがちょっとね。
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またまたみたらし団子

2006年07月29日 05時34分47秒 | 和菓子


一昨日に引き続き、みたらし団子の話題。
この団子は、「みよしや」。
お店は四条大橋から八坂さんに向かって北側を歩いていくと見つかります。
ただ午後5時からしか営業していませんが。



いつも店頭で団子を炭火で焼いています。
テキパキと焼かれた団子は、タレにつけて包まれていく。
タレだけときな粉をかけた二種類があります。
ここは、お持ち帰り専門。
でも最近は、1本でも売ってくれます。
これは賛否がわかれるところやね。
最近の人は、老若男女を問わず立ち食いをして平気。
平気で人前でラッパ飲みをするし。
食べ物を飲み込む時に上を向いて飲み込むし・・・「お前は鵜か?」と言いたくなる。



話題が逸れていきそうや。
不思議なのは、ここの団子が4つなんです。
前は、5つあったんと違うかな・・・。
誰か覚えていませんか?
食べる時、一個落とした?と思ったもの。



私の家は、いつも30本ぐらい買います。
15本をきな粉、15本をタレという風に。
食べていくうちにシンプルなタレだけの方がよく感じます。
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温風至

2006年07月28日 07時17分26秒 | 和菓子


「温風至(あつかぜいたる)」というのは、七十二候(しちじゅうにこう)といって
古代中国で考案された季節を表す方式。
「温風至」って雰囲気をうまく表しているように思います。
本当は、少し前頃の言葉なんです。
いまは、「熱風至、蒸気留」なんて感じ。
こんな言葉はありません。念のため。(笑)



こんな時は、涼しげな音がいいですね。
風鈴の音なんかも聞いているとなんやすっとした感じがする。



庭に流れ込んでいるせせらぎの音なんかもいい。
先月行った貴船の川床(川に布団を敷いたりはしません。念のため)なんかで、
ハモのおとしなんかを優雅に食べてみたい・・・・。

こんな時は、水琴窟(すいきんくつ)の音もいいですよ。
いま、BGMにCDで聴いています。
水琴窟って400年ぐらい前に、作庭家の小堀遠州が考案したというものです。
逆さに埋めた甕(かめ)の空洞部分に水がポタリポタリと落ちて、独特のよい音がします。
甕の種類によって音が変わるんです。
CDもあるので手に入れるといいかも。
とっても癒される音です。



こんな水琴窟はいかがでしょう。
これは、長久堂「水琴窟」。



黒糖の琥珀製で、中身は白小豆と黒漉し餡でできています。
音は聴こえないけど、雰囲気がとってもよく出ています。
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やっと「みたらし団子」

2006年07月27日 05時47分41秒 | 和菓子


先日のみたらし祭について書きました。
こう言われそうですね。
「みたらし祭っていうのに、団子はでて来えへんやん」と。
確かにみたらし団子って、この祭に関係あるんです。
お待たせしました。(別に待ってへんけどといわれそう)
やっと、みたらし祭で団子が登場。



「みたらし祭」って、「みんなでみたらし団子を食べ放題状態の祭」と小さい時は思っていた。
なんか食い意地だけが張っていた幼少時代でした。(いまもやなないかと指摘されそうや)
私の小さい時のみたらし団子は、今宮さん(今宮神社のこと)のあぶり餅状態のものでした。
おぼえているみたらし団子の状態は、小さな団子が竹串の先にひとつ、少し間をあけて四つ刺した串が扇形に10本並んでいて、団子が50個ついたような状態やったな。
もちろんバラで売ってくれはったけど。
「おっちゃん3本おくない」というとその扇を割いてくれたおぼえがある。



いまのみたらし団子になったのは、大正の頃らしい。
またタレが黒砂糖と醤油をつかったのは、「加茂のみたらし茶屋」がはじめらしい。
京都にしては由来が新しいね。



先日「加茂みたらし茶屋」に行ったら、やっぱりつまようじが刺さっていた!
団子の5つは人間の五体を表しているといういわれを知らんかったら、
親切と考えるんやけどな・・・・。



このみたらし団子は、他の地方に行くとまず醤油味が普通ですね。
京都人が食べてビックリする。
飛騨高山に行くと「みたらし団子」という名前で売っていますよね。
食べて損した気持ちになるのは京都人だけでしょうか。
トコロテンもですよ。
京都人はあんまりトコロテンは食べないけど、食べる時は大抵、黒蜜で食べる。
いつも「ええっ!」って東京の人に嫌がられます。
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お姉さん、浴衣のたもとに蛍が・・・

2006年07月26日 05時01分33秒 | 和菓子


なんか季節がしっかり定まりませんね。
セミが夜中にムキになって鳴いていたりしています。
ひょっとして雨に泣いているのかな・・・。
蛍もまだ見られるところがあるようです。
条件は
・曇っていて月明かりのない漆黒の夜
・風の少ない蒸し暑い日



このお菓子は、鶴屋吉信の「蛍の袖」。
外郎で、中は黒こし餡が入っています。袖に蛍が入って光っている情景。
なんだかとてもいいな~。



↑これは裏側です。

浴衣といえば、最近の若い女性の浴衣姿が面白い。
この間も足元をみてビックリ。
なんとブーツを履いているじゃないですか。
これには思わず(?!)でした。
もし、お姉さんでなくて、お坊さんなら
「オッサン(京都では和尚さんのこと)、袈裟の中に火の玉がはいってるえ~」となるかな。
オッサンの「オ」にアクセントがくる。



このお菓子は、二條若狭屋「水面」。
水が渦巻いている様子をお菓子で表現。



外は外郎、中身は白こし餡。小豆の粒がアクセントにはいっています。
うっすら透けてみえるのがとっても爽やか。
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続・みたらし祭

2006年07月25日 05時15分06秒 | 行事


といっても「みたらし団子感謝デー」とかではないですよ。
ちゃんとしたお祭なんですからね。



7月20日から23日までの4日間、下鴨神社(加茂御祖神社)で行われていた「御手洗祭(みたらいまつり)」のことなんです。



↑三本足のカラスがマスコットみたいね。ちょっとおまぬけ~なキャラ。

そのお祭を通称「みたらし祭」と呼んでいるんです。
毎年、土用の丑の日の頃に行われる。



↑入口。



↑ここから御手洗池に入ります。

下鴨神社の境内の御手洗池に祀られている御手洗社で「足つけ神事」が正式ないい方なんかな。
この「足付け神事」は、平安時代の頃、季節の変わり目に貴族は禊祓(みそぎはら)いをして、罪、けがれを祓っていた。土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれなどが祓え、疫病や安産にも効き目があるといわれていた。これは普通夜に行くです。
(今回は昼間行きました。人が少ないからなんです)



↑ここでロウソクに火をつけて、ゆっくり水の中を歩きます。
結構冷たいんですよ。



手にロウソクを持って消えないようにしながら、ゆっくりと御手洗池に入って行くのです。
ゆっくり歩かないとロウソクが消えてしまうのです。
たくさんの人がロウソクを持って池に入っているは幻想的な風景の筈です。(笑)



↑ゴール!棒からロウソクを外してロウソク立てに立てる。フ~!



ここが御手洗社。



足形のお札の裏に願い事を書いて水に浮かべます。

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みたらし祭

2006年07月24日 11時46分25秒 | 行事


これは、下鴨神社の「足つけ神事」のお札です。
夏越の大祓も兼ねたお札になっています。
だから6月30日の夏越の大祓の時に茅の輪がなかったのなか。



デザインがなんともかわいい・・・失礼。



↑これがオリジナル。



↑小さなお守りもあります。



夜のお詣り風景をまたまたS画伯さんからいただきました。
いつもありがとう!
本来は、夜に行くのがいいみたいですね。
人の多さとデジカメの映りの悪さに断念していた京男。S画伯さんはエライ!



ロウソクの明かりがとっても幻想的。
穢れがすっと清まった気になるだろうな。



夜の御手洗社はとてもいい雰囲気。



↑女子の裾のたくしあげ方がかわいいね。



池から出ると湧き出している神水がいただけるんです。
美味しいんですよ。この神水。

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「石焼櫃まぶし」って最強かも

2006年07月23日 06時26分42秒 | 


昨日は土用の丑の日でした。久しぶりに晴れて夏の陽気だったですね。
夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅(京都ではあんころ餅)、土用卵などの言葉が今も残っています。また精の付くものとしては「ウナギ」も奈良時代頃から有名だったようで、土用ウナギという風に結びついたのでしょう。





先日、仕事で四日市方面に行きました。
昼食はいつものうなぎ屋さんへ。
ここはうなぎの専門店なんです。
お目当ては「石焼櫃(ひつ)まぶし」。
櫃まぶしは、名古屋方面のうなぎの食べ方。
蒲焼きにしたうなぎを細く刻んでお昼に入れてでてくる。
それをお茶碗によそって食べる。
1杯目はそのまま、2杯目は薬味をのせて、3杯目はお出汁をかけていただく。
とってもうれしいうなぎの食べ方ね。
名古屋の蓬莱軒が有名。



この櫃まぶしの石焼バージョンがこの店にはある。
「石焼ビビンバ風じゃん」と最初は思ったけど、ここのうなぎの美味しさととてもよくあっている。



最初は、そのままいただきます。



見て!このおこげ。



薬味をのせて。



最後はお出汁をかけていただきます。

Googleマップ
で「うなぎ つかさ」で検索すると場所がでます。
三重県四日市方面に行かれたらよるといいですよ。
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土用といえば・・・うなぎパイ

2006年07月22日 05時26分02秒 | 


名古屋方面に出張に行ったら、かならず買うのが「うなぎパイ」。
子供からのリクエストが多いのです。



↑そういえば蒲焼きにみえんこともないな。



↑最初この「夜のお菓子」っていうのを見た時は、ショックやったな。

「夜のお菓子」というのが何やら秘密めいていますよね。
お味は、三立製菓の「源氏パイ」と同じやん。
成分的にうなぎの粉(?)と夜の調味料ガーリックが入っていると書いてある。
夜の・・というのはニンニクのことか。
でもニンニクが効くほど、入ってへんよね。これに。
ちなみに「夜のお菓子」というのは、お土産で夜の家族の団らんにというような意図なんだそうです。
なら、なんで夜の調味料ガーリックって袋の裏にかいてあるんや?
なぞが多いな~。



同じようなものに「うつぼチップ」というのがあったな。
うつぼ料理のフルコースを食べに行った時のお土産でした。
一番ショックやったのが「うつぼババロア」。
次いで「姿焼き」「活け造り(これ噛まれそうで怖かった)」。
色んな修行をしてるでしょ。
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土用あんころ餅はもう食べた?

2006年07月21日 06時14分56秒 | 和菓子


昨日(20日)から土用(どよう)に入りました。
土用やというのによう雨が降りますね。
あきれてしまうわ。(この写真は雨ではないですよ。素麺やし)
土用とは、五行思想(ごぎょうしそう)に基づいた季節の分類の一つ。
春夏秋冬の終わりの約18日間をいいます。
だから春の土用、夏の土用、秋の土用、冬の土用とあるのです。
土用の間は、土公神(どくじん)といわれる土を司る神さんが支配するらしい、ということで動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた。
ただし、土用に入る前に着工して、土用中も作業はしてもいいそうです。
今年の夏土用は、7月20日から8月7日までなんです。
今年の夏土用の丑の日は、2回あるんです。
7月23日と8月4日です。
だからいま鰻の値段が高騰しているらしい。
鰻のことは、後日また。

※五行思想/古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の 5 種類の元素から成るという説。



京都のお餅屋さんの店頭では、土用のあんころ餅という張り紙が必ず貼ってある。
他の地方に行くと土用のあんころ餅を食べるという習慣は少ないようですね。
名前が土用餅になっているのかな・・・。
「あんころ餅」は、京都にしては比較的遅い(江戸時代)にはじまった習慣みたいです。
小豆は厄除けになると考えられたのと、夏に食欲がなくなるので口あたりのいい食べ物ということで食べたのかもしれませんね。



中身は、求肥のところやお餅のところがあるようです。
食べ較べをしたことがないのでようわからんな。
しかしあまり雅な感じのお餅じゃないな。
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芙蓉

2006年07月20日 05時19分24秒 | 和菓子


京都の街中でも芙蓉(ふよう)の花を見かけます。
でもやはりお寺の境内とかで見る方が雰囲気。
芙蓉というと中国では「蓮の花」のこというようです。
水の中に咲くものを水芙蓉、木に咲くものを木芙蓉と呼んでいたようです。
日本では、蓮を芙蓉という習慣がないので、芙蓉といえば木芙蓉のことをさします。



朝に咲き、夕方には萎んでしまう一日花で、早朝に開花したときには本来の淡紅色、
夕方になるにしたがって、その色は次第に濃くなり、そして萎んでいきます。
お寺に芙蓉が多いのは花が短命で、一日花のはかなさに諸行無常の教えを悟り。
一方では、蓮の花に仏教の縁を重ねるのかもしれません。



このお菓子は、形が似ているので選んでみました。



本当はね。「槿花(きんか)」なので「木槿(むくげ)」なんです。
よく似た感じの花です。まあお菓子は雰囲気ということで。
鶴屋吉信「槿花(きんか)」焼皮で、中身は二重餡(白・黒こし)。



おまけ。芙蓉ということで、芙蓉蟹の写真をどうぞ。



お菓子もいいけど、こちらの方も結構好きですね。
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祇園祭、あとの祭ってしっていますか?

2006年07月19日 23時14分21秒 | 行事


みなさんは、祇園祭の「あとの祭り」って知ったはりますか?
※あと(後)の祭り/時機を逸してかいのないこと。ておくれ。



祇園祭に「あとの祭り」があるんですよ。
京都八坂神社の祇園祭は、7月1日から約一カ月間行われるのは以前記事に書きました。
そのうち山鉾と呼ばれる豪華な山車が沢山繰り出される17日の山鉾巡行を「前の祭り」と言い、還車の行事を「あとの祭り」と言う。?あとの祭りは、山鉾も出ず賑やかさがなく、見物に行っても意味がないことから、手遅れの意味になったとする説。



もうひとつの祇園祭と似た説では、祭りが終わった後の山車は役に立たないことから「あとの祭り」と言うようになったとする説や、祭りの終わった翌日では見物に行っても意味がないことから「あとの祭り」と言うようになったとする説がある。?
どこの祭りと断定されていないが、祇園祭の説から派生した語源説と考えられているんです。

もうひとつの意味は、後の祭りは、葬式や法事など故人の霊を祭ることで、亡くなった後に盛大な儀式をしても仕方ないことから、後悔の念や手遅れの意味で使われるようになったとする説。?一般的には祇園祭の説が有力とされているが、語源は話題作りの手段として作られることもあり、故人を祭る「あとの祭り」が有力との見方もある。

まあどっちでもよろしいですけど・・・・それにしても「あとの祭り」まで雨が降るのはとっても珍しいことだと思います。
山鉾巡行だってここまで雨が降るとはね。

祇園祭に関係した方々本当に御苦労様でした。
本日の貴重な写真は、またまたS画伯さんからいただきました。
いつもありがとうござます。
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新撰組が三条河原に集結?

2006年07月18日 06時16分38秒 | 風景


15日、お昼頃子供を医者に連れて行った帰りに三条大橋を渡った。
なにやら不穏な空気。クンクン。
新撰組が集合しているではないか。



近藤さんが訓示していた。
これから池田屋に行くんだろうな。
池田屋ってあのパチンコ屋と明治屋のとこやね。
みんなでパチンコして明治屋で食料を買い込むのかな。



いろんなことをしているな・・・。
京都人は新撰組が好きになれへん人が多いんと違うな。
曾おじいさんの時に酒代を踏み倒されたとか、エライ目にあわされたという人の子孫が結構いるしね。
京都人は勤王の志士を密かに応援していたんと違うかな。
だからいまだに時代祭には新撰組は出てこないんですよ。

※追加情報/今日(16日)の新聞に記事が載っていました。全国の新撰組愛好家の人たちだったみたいです。京都の地元だけではやらんよね。他所(よそ)さんやし出来たんやね。



この直後に土砂降りの雨が・・・どうしやはったかなこの人たち。
その時、みんみん(漢字が出ん!)でランチでした。



酢豚が食べたかったんです。
酢豚にキュウリが入っている。
私は京都人ですが、祇園祭の時でもキュウリをいただきます。
八坂神社の氏子じゃないし。



これは芙蓉蟹。いわゆるカニ玉ね。



子供は冷麺。
なかなかのお味どした。



食べ終わるとすっかり晴れておりました。
めでたしめでたし。
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祇園祭の景色2

2006年07月17日 05時57分42秒 | 風景


今日は、17日山鉾の巡行や~。雨が降らんように、「マンマンチャン、アン」。
という願いもむなしく、雨が降ってきました。
山鉾巡行は雨でもあるんですよ。
祇園祭は八坂神社のお祭、大阪の天神祭、東京の神田祭とともに日本の三大祭。
この鉾が豪華なことで有名です。
祇園祭は平安時代の貞観11年(869)、都を中心に疫病が流行した。これは牛頭大王(ごずだいおう)祟(たた)りであることから(誰がそんなこと発見したんやろ?)祇園社司卜部日良麻呂(うらべひらまろ)の勅命で始めたらしい(なるほど、このおっさんやな仕掛人は)。
牛頭大王って誰や?本地垂迹(ほんちすいじゃく)的に言うと素盞嗚尊(スサノオノミコト)が牛頭大王なんです。うまくイベントの企画をしやはったもんやね。
本地垂迹(ほんちすいじゃく)とは、仏教が興隆した時代に表れた神仏習合思想の一つで、日本の八百万(やおよろず)の神々は、実は様々な仏(天部なども含む)が化身として日本の地に現れた権現(ごんげん)であるとする考え方。



祇園祭は7月1日の吉符入から28日の神輿洗まで約一カ月続きます。
大きな「鉾」と「山」が巡行するのが17日。
15~17日は連休なので、ものすごい人だと思います。



13日に行った時はまだ組立中の鉾や山が多く、骨組みが見れました。
山鉾巡行もいいけど、こういう細部をみるのもとてもいい。
造形美がいたるところにある。



「用の美」という言葉が頭に浮かんだな。
ほんとは、タペストリーやお飾りを観たかったけどビニールで覆ってあったり、人が多かったりしたしできんかったのがちょっと残念。



「山鉾の巡行は観にいくの?」と言われそうですね。
十数年ほど前、数年銀行の招待でベストの席で何回もすわって飽きるほど観たし、もうエエワという感じ。



今年はどこの鉾が優勝するやろね。
フロントローは「長刀鉾」ってきまっているんですが。
スターティンググリットに並んだ瞬間の緊張感がたまらんね。
決勝戦が楽しみ~♪
↑この四行は蒸し暑さのため、頭がオーバーヒートした分です。
コメント (4)
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