京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

緑がまぶしい~!

2006年05月07日 06時37分48秒 | 風景


連休前の人の少ない間に、平等院に行ってきました。
これが宇治橋。歴史は古くて、最初は文化2年(646)なんだそうです。
もちろん今の宇治橋は平成8年だそうです。



これが「三の間」。
三の間は宇治橋特有のものです。その名前の由来は西詰から三つ目の柱間に設けられているところによるものです。三の間の一番古い記録は、永禄8年(1565年)に松永秀久が千利休らを招いた茶会で、三の間から汲み上げた水を使ったというものです。その他、豊臣秀吉が茶会の際にはこの三の間から水を汲ませたという話は有名なんですが、今のような張り出しが設けられたのは江戸時代に入ってからなんだそうです。残念。
宇治橋といえば、橋姫さんですね。
『源氏物語』の最後は宇治宇治十帖と呼ばれ、光源氏の子孫たちによる宇治を舞台とした物語が展開しますが、その最初の帖は「橋姫」。
その橋姫さんをお祀りしているが、橋姫神社。
宇治橋が架けられたとき、瀬織津比め(せおりつひめ/めは口へんに羊)という川の女神を橋の上に祭ったと記されています。地元の昔話の「橋姫さん」で橋姫神社は縁切りの神様とされています。
能の「鉄輪(かなわ)」で「橋姫」という面が使用されることがありますが、能で夫を呪う女性が、より古い伝承では宇治の橋姫とされていることに由来します。
なんだか怖いですね。



さて平等院にきました。



この日は、午前中曇っていていまにも雨が降りそうだったけど、平等院に着いた頃には太陽が顔をみせました。





なんて鮮やかなんでしょう!見とれてしまいました。



平等院の入口の前の藤は綺麗に咲いていました。







白い藤というのは珍しいかも。



さて中の藤は、明日のお楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする