京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

京男手帳?

2009年01月31日 04時51分31秒 | モノ


なーんちゃって。
ちょっとびっくりするでしょ。(笑)



ほんとはこの写真です。
MOLESKINE(モレスキン、モールスキン)の手帳のシティ・ノートブック「京都」。
これは京都のガイドブックじゃなくて、自分が発見したスポットや事柄を書きとめていく手帳なんです。
自分の京都手帳をつくるにはちょっとおしゃれかも。



このMOLESKINEは、2世紀ぐらいの歴史があり、
ゴッホやピカソ、ヘミングウェイなどが愛用したノート。
イタリアのMoleskine社が販売する手帳のブランド。
撥水加工の黒く硬い表紙と閉じるためのゴムバンド、マチ付きポケットが特徴。
映画のインディージョーンズも愛用していますね。




↑家があるかな・・・

用途に応じて色んなノートがあります。
いつも大事なメモやスケッチ用につかっています。
私の持っている万年筆との相性がいい。
それと存在感かな。
デジタルもいいけど、やっぱりアナログの方が安心ね。
よれよれになって自分の等身大になっていく愉しみみたいなものがあります。



↓行事とかを知るならこの「京都手帳2009」の方が便利やけどね。
京都手帖2009
光村推古書院編集部
光村推古書院

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今年はじめてや~タイ風ランチ

2009年01月30日 04時40分32秒 | 


ここは、タイ料理の仏沙羅館。
いつか行った時のランチは、ミニコースでした。
その時、One Plate Lunchの方も気になっていたんです。
次回は食べようと思っていた。
食べ物に関しては、なかなかヒツコイ性格の京男やね。
ヒツコイはシツコイの京都風言い方(関西風かな)ね。
という訳で念願叶い、この日は京男&京女二人でランチタイム。



京女は「仏沙羅館プレート」
特製グリーンカレー、揚げ春巻き、タイ風オムレツ、春雨サラダ、デザート



グリーンカレー、日本風にやさしい辛さだった。



エビセン、タイ風オムレツ、揚げ春巻き



京男は「カパオプレート」
豚ミンチのバジル炒めかけごはん、春雨サラダ、スープ、デザート



これは家でつくれますね。
味はバッチリ覚えた。



デザートは、タピオカのココナッツミルク。



ココナッツミルクとタピオカは合いますね。

全部の量が倍あったら満足するだろうな・・・のランチでした。
「仏沙羅館」地図
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ティータイム

2009年01月29日 05時15分31秒 | 甘味・喫茶・その他
これは、自由軒の後の話。
ミナミの雑踏はやっぱり耐えられない・・・でもお茶が飲みたい。
そう思い御堂筋を少し歩く。
アップルマークを見つけ、はじめてAppleStoreに入りました。
京都にはないものね。
入ったからと行って別に目新しいものはなかったけど。
17インチのMacBookProもまだ置いてなかったし。



心斎橋から地下鉄に乗り淀屋橋へ。
淀屋橋から歩く。
新しい場所になってからはじめてかも・・・。
いい加減な下調べの割には早く着く。



ムジカは、1952年創業。
日本で初めて、本格的にポットで紅茶を供したお店。
昔は、この場所じゃなかったように思う。
ここも自由軒と同じぐらい古くから知っている。
ポットで紅茶を出してくれて、しかもポットの中にお茶の葉が入っているのはうれしい。
当たり前だと思うでしょ。
ところが少ないんですよ。ポットの中にお茶の葉が入っているのは。
BGMは、クラシック。
雑然と置かれた売物もさほど気にならないぐらい居心地がいい。
のんびり時間が過ぎていく。
こういうのを忘れていたかも。



温かいアップルパイの味も美味しかった。



カボチャのプリンもとても上品でした。



この日の紅茶は、アッサムをチョイス。
ミルクティーの気分ねっ!
ムジカ地図
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インデアン、イッチョウ!

2009年01月28日 06時04分58秒 | 


先週の土曜日は、いつもの大阪行きだったのですが、行動が、変則パターンで昼にインデアンカレーを食べれなかった。
そのかわり会合が終わってから、ディナーを食べるというパターンになりました。
梅田に出てインデアンカレーというのも芸がない。
さりとてカレーモードだったからカレーが食べたい!
仕方なくミナミへGO!
千日前の自由軒へ行く。



結構久しぶりかも。
ここも数十年になるな・・・。
織田作之助の『夫婦善哉』を読んでから食べに行ったのがはじまりね。
最初からまぜてあるからびっくりしたな。
最初の頃は、中華のメニューもあったな。
「長崎ちゃんぽん2000カロリー!」というのを見て、これを食べたら一日大丈夫や・・・と興奮し、食べて、名物カレー大(あの頃、こんな普通の大きさを食べると思もてへんかったな)とタンシチュー(最近メニューにないのがさびしい)を食べたもんです。



てなことを考えながら、
串カツ(300円)、エビの串カツ(250円)、名物カレー(650円)を注文。



まず串カツ、エビの串カツがきました。



このエビの串カツは新メニューね。



さて、名物カレー(通称インデアン)がきました。
特別に言わんかったら全卵がフォンテーヌ※状態でついてきます。
卵黄だけとリクエストも可能だと思います。
全卵の方が効くかも・・・何に?
※フォンテーヌ(Fontaine)はフランス語で「泉」「噴水」の意味。洋菓子的には、小麦粉(farine)を真ん中をくぼませ、卵や水分をいれ、土手を内側から少しずつ崩し、混ぜて行くときの状態。



この全卵の白身のところにウスターソースをしっかりかけ、マゼマゼします。



すると全体に卵とウスターソースが混ざり、美味しくなります。
外人からすると信じられない食べ方だろうな。
この名物カレー、病みつきになりますよ。
家でやっても同じような状態になかなかならないのが不思議。
このカレーでつくったオムライスというのもあります。
もちろん、別カレーというのも存在します。
頼んだことはいまだかつてないですが。

そういえば、法善寺境内の「夫婦善哉」の方も久しく食べに行ってないな。
藤島桓夫の「月の法善寺横丁」も懐かしいな。
「庖丁一本 晒にまいて 旅へでるのも 板場の修業 待ってて こいさん 哀しいだろが ああ 若い二人の 想い出にじむ法善寺 月も未練な十三夜~♪」
中国料理の先生が「包丁一本・・・」というのは中国料理のことや、フランス料理や日本料理はいっぱい包丁使うやろ。中国料理は大きな包丁で全部こなすとのこと。
なるほどと納得したのを思い出します。
「夫婦善哉」は、次回目標ね。
自由軒地図
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水仙

2009年01月27日 05時13分39秒 | 和菓子


そろそろ水仙が咲いてきている。
水仙の原産地は、スペイン、ポルトガルから地中海沿岸地域なんだそうです。
ニホンズイセンといわれているものも古来、中国を経由して渡来した。
野生で群生しているのをよくみかけます。
タフな植物なんでしょうね。


総本家駿河屋「水仙」

葉っぱだけみたらニラとよく似ている。
でも食べたら有毒。
リコリンとシュウ酸カルシウムがあります。
姿は可憐やけど、怖い花ね。


煉切、白こしあん

スイセンという名前は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。
「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するんだそうです。
水辺に咲く姿をみてそう想ったんだろうな。


河藤「雪中花」

海外では、水仙は春の訪れと共に咲くので「希望」の象徴としてガン患者をサポートする団体の多くでシンボルとして募金活動とかに用いられるんだそうです。


外郎、黄身餡
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ビンズルさんは門外漢?

2009年01月26日 03時22分20秒 | 社寺

↑千本釈迦堂
この賓頭盧さんは男前系やね。
賓頭盧さんの特徴の舌を出したハラヘンね。



お寺に行くと本堂の横にいてハル、仏像があるのを見かけハッタことある?
この仏像、ちょっと不気味な雰囲気をもっている。
このお方は、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)と言います。
通称「びんずるさん」。
俗に「なでぼとけ」ともいわれています。
同じところをなでると、よくなるといわれて、みんなから触られハル。


↑嵐山法輪寺
この賓頭盧さんは、いい機嫌ね。賓頭盧さんの特徴の舌を出したハル。
舌を出しているのは、「バレタ!」と思った瞬間なのかな・・・。

この賓頭盧尊者は十六羅漢(じゅうろくらかん)の第一。
十六羅漢は、仏勅を受けて永くこの世に住し衆生を済度する役割をもった16人の阿羅漢といわれる。
『阿羅漢』というても、ジェットリーが出ているカンフー映画と違うし。
知らハラヘンやろな・・・。(哀)


↑三室戸寺
なかなかリアルな賓頭盧さん。つぶらな目がかわいいかな・・・。
舌をちょっと出したハルかも。

閑話休題
なんで賓頭盧さんが外陣(げじん)に座ったハルのか。
本来なら内陣(ないじん)、簡単にいうと本堂の本尊の側。
お釈迦さんの第一の弟子で、神通力にすぐれていたんだそうです。
ところがお酒好きでお釈迦さんに隠れてお酒を飲んだハッタ。
ある日、ばれてしもて、えらい怒られハッタそうなん。


↑八坂庚申堂
ちょっと情けないお顔やね。この方も舌を出したハル。

お釈迦さんに「お前は究極の悟りを得ず、この世にとどまって仏法を守り、人間の病を癒し、多くの衆生を救いなさい」と言われハッタ。
赤いお顔は酔っぱらったハル姿ね。
アルコール中毒には、御利益がなさそう。(笑)
なんか親近感があるでしょ。


↑石像寺(釘抜地蔵)
やっぱり舌を出したハルように見えます。



どの賓頭盧さんが好みですか?
「どの賓頭盧さんもいやや~」ですか?
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キーボード用の手袋?

2009年01月25日 07時36分32秒 | モノ


通常一日の大半はキーボードを触っている。
実は京男、キーボードオタクなんです。
一度テープ起こしをしていて腱鞘炎になってからキータッチには注意するようになった。
キーボードは、現在Happy Hacking Keyboardを使っている。色違いと接続方の違いで合計4台あります。



滑らかさと歯切れのよさ、コンパクト、MacintoshもWindowsも共通で使える。
自分以外のPCを扱う時は、キーボードを持参するんですよ。
専用のキャリングケースもあるんです。
いつかキーボードを木材で作りたいな。
プラスチックの感触があまり好きでないし。



寒さにはめっぽう強い京男なんですが、手の甲が冷えてくる。
部屋の暖房をしていないから仕方ないね。
フリースの手袋をしているけど、どうもチクチクするのが不快。
当然そんな特殊な手袋は売ってない。
もうつくるしかない。
探して偶然見つけたのがイズイシ手袋ね。
メールで問い合わせてみました。
革は、鹿皮でパンチングしたもの。できるだけ薄くして欲しい。用途は、キーボード操作。
最後に電話で話し、つくってもらうことになりました。
ステッチの糸を赤くというのもOK。
訳のわからないオーダーですんませんな~。



待つこと一ヶ月半。
来ました。
自分の皮膚よりしっとりしてとても快適なんです。
出石さんが全面パンチング加工にしてくれました。
おかげで通気性もよく、しかも暖かい。



軽快にキーボード操作ができるようになりました。
手の甲への負担も軽減しました。
これは、すごいですね。
外につけてお出かけしたくなりました。
「ウイッシュ!」もできるぇ~!
今度はバイク用をつくってもらおうっと。
出石さん、大変お世話になりました。

今日は、エライ雰囲気が違う記事になってしもた。
だいたい京都と全然関係ないし・・・。
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椥(なぎ)で食す

2009年01月24日 05時30分22秒 | 
椥(なぎ)というのは、この間の新熊野神社で見た実。
京都には、新熊野神社のある地名「椥ノ森」というのと、
もうひとつ「椥辻(なぎつじ)」という地名が山科区にある。
きっと椥の大木があったんだろうな。
京都の地下鉄東西線の駅「椥辻駅」があります。
椥辻駅のステーションカラーは秋桜色ね。かわいいじゃん。
でも降りたことはないけど・・・。



さて本題に入ります。
この間の水曜日、次女が家にいた。
食事ということになり、グリルやまもとへ。
行くと定休日。「ガーン!」
さてどうするか?
路渡カッパさんのところへ行って、「グリル椥」の場所を教えてもらう。
「グリル椥」地図



はじめて行く場所でした。
ありました。



お昼少し前だったのですんなり座れました。
ランチの時間になるとドドドット人が入ってきて満席になりました。
すごいね。



次女は、サービスランチ(840円)。
この日は、チキンカツとカレースパゲティ。
これがチキンカツ。



そしてカレースパゲティ。
スパゲティにカレールーがかかっている。面白い。
そしてライスとみそ汁。
次女は、スパゲティを食べて残ったルーにご飯をまぜて食べた。
さすが我が娘だけのことはある。



さてこれが椥弁当(1,050円)。
ハンバーグ、海老フライ、とんかつ、クリームコロッケとメタボの共演や~♪
味は美味しゅうございます。
まだ会社勤めだった頃、毎日残業で職場で出前を頼んた洋食弁当の味にそっくりでした。
なんか昔を思い出してしまったな。
あの頃は、1日17時間ぐらい働いていたっけ。
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もう東風なん?

2009年01月23日 05時09分01秒 | 和菓子
東風「こち」と読みます。東風。春風やその名の通り東風と云う意味です。
和歌にも使われたりしてます。
「こち吹かば 匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな」
拾遺集に収録されている藤原道真の和歌ね。



ところで、もう北野天満宮では気の早い梅が咲いています。
寒いのは寒いけど、平均すると暖かい冬かも。
懐は南極状態やけどね。


塩芳軒「北野の春」

これってシルエットが丑なんやろうな。
紋は北野天満宮ね。


上用、こしあん


本家玉寿軒「紅梅」


こなし、白あん
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初弘法

2009年01月22日 05時51分30秒 | 社寺


21日は、東寺「初弘法」
通称「弘法さん」空海入寂(にゅうじゃく)が3月21日を命日なんです。
そして毎月の月命日21日に御影堂で行われる御影供のこと。
この縁日にたくさん人が集まり、その参詣の人に屋台でお茶を商う商人が出てくるようになり、次いで植木屋さんや薬屋さんなども出てくるようになり、いまのように大規模な露店が出るようになりました。



境内に1200~1300店ぐらい出るそうです。
21日は、人が多くなる前にささっと行って、お餅を購入(これが目的ね)そしてお詣りをし、ささっと撤収でした。でないと人は多くなるだろうし、雨も降る。



お餅は、いつもの南門のお店で買います。



色んなお餅があるでしょ。



目的は、棒餅の切れ端ね。
この端っこがいいんですよ。
エビ、粟、黒砂糖、黒豆、よもぎ、白という色んな種類のお餅があります。
この適度な厚みが焼くと美味しい。
ちょっとお醤油をつけるとうれしいんです。



お大師さん像に熱心な人たちがお詣りされていました。



金堂も今日は賑やか。



いつもお砂踏みをやったはります。



水塔婆を線香の煙で清めたはります。



護摩供修法もやったはりました。
これははじめて見たかも。



大亀さんもすごい人気。
効くんやろか・・・。
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椥(なぎ)の実

2009年01月21日 04時48分30秒 | 社寺


さて、今日の記事は新熊野神社の左義長の補足です。
お餅も焼き終わった時に、大祓詞と般若心経が書いてある紙で自分の身体をなでます。
これは、自分の穢れを紙に移す作業。



それをこの火の中で燃やします。
これは、お餅を焼き終わらないとだめ。
皆の穢れで焼いたお餅は食べたくないものね。







最初に供えてある豆状のものは何かと思っていました。
これは、椥(なぎ)の実。



新熊野神社の本殿左右に椥(なぎ)の木があります。
椥の木は京都の神社には多く植えられているそうです。



神職さんが説明しておられました。
この椥の葉は、縦方向に繊維がたくさん走っていて裂けにくいそうです。
このことから「縁が裂けない」→「縁結び」ということになります。



そういうことからこの本殿前の椥の実を割り中身を財布にいれるとお金と縁結びになるとか、スポンサーや仲良くなりたい人、縁を結びたい人に渡すといいそうです。
昨年の椥の実がこうして自由に持ち帰りができます。
また、椥の苗をもらえるんだそうです。
この椥の木は、雌雄異株なんだそうです。
株をくれはる時、「雄」をくださいとか言えるやろか・・・。



いい縁の輪をいっぱい広げたいですね。
災い、病魔、穢れを「ナギ祓う」ということかも。
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千代八千代

2009年01月20日 04時21分30秒 | 和菓子


この上生菓子の題が「千代八千代」
「なんやろ?」



国歌の「君が代」に出てきますね。
「千代に~八千代に~♪」という部分。
解釈はいろいろあるだろうけど、千年も八千年や、千世代や八千世代・・・
いずれにしても人間にとっては永遠に近い年月ということかな。
わが宇宙は、誕生して137億年なんだそうです。
地球は45億年。
なんか気が遠うなる。



それに比べていまの人類は、誕生より約10万年。
それでも偉そうな顔をして地球上を闊歩している。
3年後なら景気がいいとかわるいとか騒いでいる。
なんか情けない。


長久堂「千代八千代」こなし

でもみんな生きている。
儚い生命やけど精一杯「いまとここ」に生きたいな・・・。
尊い生命やものね。



人間の細胞は、82兆個、それに500種を超える細菌が存在し、その数は100兆も存在する。
腸だけでも1キログラムなんだそうです。
膨大な数の微細な生命で「私」を構成している。
地球の人口は、約67億人なのに紛争が絶えないけど、膨大な数の微細な生命たちは、
案外仲良くやっている。(ときどき病気になるけど)
不思議やね。
もっと「生きていること」に感謝した方がいいかもね。
他人も自分も共に生きている不思議をお互いに認め、尊重しあえば地球も住みやすくなるかも。
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袖止め

2009年01月19日 04時53分45秒 | 和菓子


昨日18日は三十三間堂で通し矢がありました。
いつも15日の旧成人式にやったはったと思う。
なんか最近けじめがなくなってきたな。


長久堂「袖止め」

この生菓子の題の袖止めってなんやろと調べてみました。
江戸時代、成人した者が、振袖を縮めて普通の長さにすること。
女性の元服の意にも用いる。
そうなんだ。
いい言葉やね。


こなし、赤こしあん

元服ってちょっといいかもしれないと思う。
その時、名前も幼名から元服名をあらたにつける。
小さい時はかわいい名前でも大人になったらしっくりこない名前ってありますよね。
それを考え直す機会になるかな。
名前をかえると意識も少しかわるかもしれへんね。


京都鶴屋鶴壽庵「笑顔上用」

通過儀礼といえば、バンジージャンプというのがありますね。
もともと起源がメラネシアのバヌアツ共和国のニューヘブリディズ諸島にあるペンテコスト島で行われていた通過儀礼「ナゴール」といわれている。
中学ぐらいの時、実際の映像を見たとき、あの島で成人しなくてよかったと思ったものです。


上用、こしあん
この「笑顔上用」というのは、成人式用の上用なんだそうです。
年中売っていたらいいのにね。
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左義長・・・炎の巻

2009年01月18日 06時12分18秒 | 社寺


さて、「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え終わり、いよいよ点火。
点火は、聖護院からきた山伏さんたちがします。
この神社は、後白河上皇によって創建。
前の戦争(応仁の乱)以降、度々戦火に見舞われ、現在の本殿は、寛文13年(1163)聖護院宮道寛親王(後水尾上皇の皇子)により造営されたそうです。
だから聖護院とは親しいのかな。
山伏さんたちは、見たお顔がおられました。
聖護院は私の実家の側にあります。
この新熊野神社は、実家の側にある。熊野神社の新しい方やと思てました。(悲)





さて、般若心経を唱える中、あっという間に燃え上がりました。
火の用心せんとあかんな・・・と思もてしまいますな。





燃えたら今度は消防団の人が倒さハリます。
この倒す方向が恵方に倒すんです。
これもそう決められている。
今年(2009)は、東北東ね。北東の鬼門とまぎらわしいな。
神さんのフリをして鬼いさんが来そうね。



さて、参列者が玉串(たまぐし)を神前に捧げて拝礼します。
厳密にいうとかなりお作法があるそうなのですが、神職さんは、丁寧にお供えする気持ちが大事とおっしゃいました。ちょっとホッとしました。



皆さんもごいっしょにどうぞ。





この後、この炎でお餅を焼き、参列した人にお善哉や磯部にして振る舞われました。
いわゆる直会(なおらい)というやつですね。
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左義長

2009年01月17日 05時06分07秒 | 社寺


私は、左義長(さぎちょう)やどんど、どんど焼き、とんど(歳徳)、
とんど焼きともいいますが、調べるまでは知らなかったんです。
本来は、14日の夜か15日の朝に行われていたそうです。
実家でお正月のお飾りは、確か吉田神社の節分の時に持っていっていたかもしれません。
京都市内では、住宅が密集しているから場所がないからできない行事かもしれませんね




↑行事の前に皆さん、手を清めたハリました。

「とんど」を「爆竹」と当てて記述する場合もあるそうです。
確かに青竹が火で爆ぜる音はすごい。
最近は、ダイオキシン云々で取りやめているところもあるそうです。
それはちょっと「?」やね。
家でサンマも焼けへんし、焼鳥屋のおっちゃんも影響受けハルやんか。



ここ新熊野神社(いまくまのじんじゃ)は、神道方式で行われます。
でも面白いことに神仏習合(しんぶつしゅごう)なんです。
神仏習合とは、土着の信仰と仏教信仰を折衷して、一つの信仰体系に再構成(習合)することをいいます。
これも神主さんが「神道の神様と仏教の仏様は、表裏一体」と解説したハリました。
なるほど、だから聖護院から修験道の人たちが来たはったんや。
神降ろしもしたはりました。なるほどそうやるんや。何を納得しているやろ。



火をつける前に、「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱え、火をつけてから「般若心経」を神主さんが唱えたはった。
すごく不思議な感じがしました。
でも神様も仏様も結局、根本的なところでは、同じというのはとてもいいこと。
宇宙の根元では同じなんやしね。
宗教がもとで戦争しているよそさんにくらべたら、こういう考え方はいいと思いました。





写真が多いから明日に続きます。
コメント (6)
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