なんかバタバタしている間に今年も後2時間。
さっきタクシーで家に帰ってきた。
タクシーの運転手さんが平安神宮や八坂神社、伏見稲荷あたりも交通規制しやはるというたはった。
八坂神社は、おけら参りをやったはるからわかるのですが、平安神宮や伏見稲荷の夜の交通規制はようわかりません。
初詣は元旦の夜が明けてからならわかるけど、夜中に詣るんやろか。
ちょっと変やね。
本来は、違うと思うんやけどな・・・。
京都の大晦日は、
31日午後/神社で大祓で半年分の穢れを祓います。
31日夜/年越し蕎麦を食べる。これは正式なものではないと思います。意味は「細う長ごう、ツルツル(鶴)カメカメ(亀)」という意味。
京男的にはうどんやね。「太う、短う、美味しい生活」となるかな。
31日夜/紅白を観る。まあ観たことないけど。
31日24時/除夜の鐘を聞く。
元旦1時~3時/八坂神社に白朮(おけら)祭に行き、火縄をくるくる回しながら家にかえる。
それで神棚の灯明を灯したり、雑煮を炊く火種にする。
基本的にこの日は寝たらあかんのです。
だから「初夢」は、2日の夜に見る夢のことをいいます。
なぜか?
各家庭に神さんが来られるからです。
「よいお年をお迎えください」といいますが、この「よい年」の「年」は、実は神さんのことなんです。知らんかったでしょ。
神さんを家庭に迎えるから、大掃除をしたり、お餅を搗いたりする。
神さまをお迎えするための掃除であり、お供えとしてのお餅なのです。
門松は、神様の依代(よりしろ)・・・まあアンテナみたいなもんやね。
年越しの晩(たぶん午前4時ぐらい)に「お正月さん」という神さんを迎えるのです。「正月さん」はまたの名を「歳徳神」「歳神」「年徳」とも呼ばれる。歳徳神の在する方位を恵方(えほう)、または明の方(あきのかた)という。2009年は、東北東やね。
旧暦のお正月である節分にのり巻きをまるのまま食べる方角が「恵方」なのです。(のり巻き云々は、きっとすし屋さんの宣伝で、昔はなかったと思います)
歳徳神は、女性の神さんだそうです。牛頭天王の后で、八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとか、須佐之男尊の妃・櫛稲田姫であるとも言われる。
その恵方から年越しの晩に「歳徳神」がくるのです。本来、これは、旧暦の正月なのです。これで節分の意味がなんとなくわかりますね。この歳徳神の福徳を授かることによって年をちゃんと越し、新年の一年のその家の繁栄を保証してもらうというのです。つまり歳徳神、屋敷神や竃神(かまどがみ)、水神(すいじん)さんたちは、一年契約なのですって!
皆さんしっかり契約しましょう。
そして、その歳徳神さんは、その家に定着するのに三日間はかかるそうなんです。
その大事な時に、わざわざ他所の神さんに初詣やというて皆さん行かハル。
なんか失礼なことをしているかもしれませんよ。
だいたい三が日は、雨戸を閉めて、静かにしておく。
お年始の挨拶もほんとうは行ったり来りはしないものです。
お節料理やお重やお餅は、外に出なくてもいいように用意するものなんです。
長久堂「若水」
外郎、薯蕷、煉切あん
閑話休題
1日午前4時~/お正月が始まるのは、寅の刻(午前4時ぐらい)からやそうです。
若水を汲んで、神さんに供える。
おけら火でお雑煮をたく。本来は男の作業らしい。理由をいうたら女性に怒られる。
お雑煮は仏さんにも供えるのでお昆布でだしをとる。カツオはだめですよ。
食べる時に「おめでとうさんにございます」とあいさつを交わして、「お祝いやす」とはじめる。
お屠蘇か大福茶からはじまるのです。
さっきタクシーで家に帰ってきた。
タクシーの運転手さんが平安神宮や八坂神社、伏見稲荷あたりも交通規制しやはるというたはった。
八坂神社は、おけら参りをやったはるからわかるのですが、平安神宮や伏見稲荷の夜の交通規制はようわかりません。
初詣は元旦の夜が明けてからならわかるけど、夜中に詣るんやろか。
ちょっと変やね。
本来は、違うと思うんやけどな・・・。
京都の大晦日は、
31日午後/神社で大祓で半年分の穢れを祓います。
31日夜/年越し蕎麦を食べる。これは正式なものではないと思います。意味は「細う長ごう、ツルツル(鶴)カメカメ(亀)」という意味。
京男的にはうどんやね。「太う、短う、美味しい生活」となるかな。
31日夜/紅白を観る。まあ観たことないけど。
31日24時/除夜の鐘を聞く。
元旦1時~3時/八坂神社に白朮(おけら)祭に行き、火縄をくるくる回しながら家にかえる。
それで神棚の灯明を灯したり、雑煮を炊く火種にする。
基本的にこの日は寝たらあかんのです。
だから「初夢」は、2日の夜に見る夢のことをいいます。
なぜか?
各家庭に神さんが来られるからです。
「よいお年をお迎えください」といいますが、この「よい年」の「年」は、実は神さんのことなんです。知らんかったでしょ。
神さんを家庭に迎えるから、大掃除をしたり、お餅を搗いたりする。
神さまをお迎えするための掃除であり、お供えとしてのお餅なのです。
門松は、神様の依代(よりしろ)・・・まあアンテナみたいなもんやね。
年越しの晩(たぶん午前4時ぐらい)に「お正月さん」という神さんを迎えるのです。「正月さん」はまたの名を「歳徳神」「歳神」「年徳」とも呼ばれる。歳徳神の在する方位を恵方(えほう)、または明の方(あきのかた)という。2009年は、東北東やね。
旧暦のお正月である節分にのり巻きをまるのまま食べる方角が「恵方」なのです。(のり巻き云々は、きっとすし屋さんの宣伝で、昔はなかったと思います)
歳徳神は、女性の神さんだそうです。牛頭天王の后で、八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとか、須佐之男尊の妃・櫛稲田姫であるとも言われる。
その恵方から年越しの晩に「歳徳神」がくるのです。本来、これは、旧暦の正月なのです。これで節分の意味がなんとなくわかりますね。この歳徳神の福徳を授かることによって年をちゃんと越し、新年の一年のその家の繁栄を保証してもらうというのです。つまり歳徳神、屋敷神や竃神(かまどがみ)、水神(すいじん)さんたちは、一年契約なのですって!
皆さんしっかり契約しましょう。
そして、その歳徳神さんは、その家に定着するのに三日間はかかるそうなんです。
その大事な時に、わざわざ他所の神さんに初詣やというて皆さん行かハル。
なんか失礼なことをしているかもしれませんよ。
だいたい三が日は、雨戸を閉めて、静かにしておく。
お年始の挨拶もほんとうは行ったり来りはしないものです。
お節料理やお重やお餅は、外に出なくてもいいように用意するものなんです。
長久堂「若水」
外郎、薯蕷、煉切あん
閑話休題
1日午前4時~/お正月が始まるのは、寅の刻(午前4時ぐらい)からやそうです。
若水を汲んで、神さんに供える。
おけら火でお雑煮をたく。本来は男の作業らしい。理由をいうたら女性に怒られる。
お雑煮は仏さんにも供えるのでお昆布でだしをとる。カツオはだめですよ。
食べる時に「おめでとうさんにございます」とあいさつを交わして、「お祝いやす」とはじめる。
お屠蘇か大福茶からはじまるのです。