京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ホンニ、花の王様や・・・乙訓寺の牡丹

2009年04月30日 03時58分17秒 | 社寺・和菓子


昨日の記事の続き。
牡丹は、その大きさ、豪華さで「花の王」と呼ばれるそうです。
二十日草(はつかぐさ)や深見草(ふかみぐさ)、名取草(なとりぐさ)などの異称もある。
花の女王は、なんだろう・・・。
バラかな。(トゲがあるということで一票!)





他を圧倒する貫録がありますね。
牡丹の花言葉は「王者の風格、風格あるふるまい」





それでいてティッシュのような花びらはとても華麗。
同じような芍薬(しゃくやく)とはどう違うかしったハリますか?
牡丹は、樹木。
芍薬は、草なんです。
芍薬も牡丹も科的にいうと「牡丹科」ではありますが。







「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」って、
この記事にこられるお嬢様方のようですね。(SE/ゴマを擂る音)

これらは順番に花を咲かせるそうです。
牡丹が4月末から5月の初め、芍薬が5月中旬から6月末、百合が6月から8月。





そしてそれぞれ婦人科系の病気に効能があるそうです。
・立ったまま長くおしゃべりできる女性には→芍薬
・すぐに座りたがる女性には→牡丹
を配合するとよいという意味で
「立てば芍薬、座れば牡丹」の表現なんだそうです。

そういえば、「♪立てばポストで、座ればだるま・・・寝ぐらへ帰るダンプカー・・・」
というのがあったな。おそらく知ったハルお人はイテハラヘンと思うけど。
結構、好きやったな。暁伸・ミスハワイ。
「これは素敵な チョイといかす。一節聴いたら ドンピシャリ~♪」懐かしいな。
さらに高等な記述/「あーいーやー」って、ハワイ語で「さあ、行くぞ」の意味なんだそうです。
このことは、ちょっとすごいと思ってしまった。
乙訓寺地図


長久堂「花佳人」
この和菓子の感じが牡丹の花びらのような感じだと思っている。
本当はどうかはわかりません。


薯蕷羹(じょうよかん)、小倉、備中あん

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乙訓寺の牡丹は満開状態

2009年04月29日 03時37分28秒 | 社寺・和菓子


先日、長岡京の乙訓寺(おとくにでら)に牡丹を観に行った。
乙訓寺は、牡丹で有名。
聖徳太子の時代からあるそうです。







境内は、牡丹・ボタンそして牡丹。
とても大事に育てられていた。
こんなに咲かすのはとても難しいんだろうな・・・。


↑大きいでしょ。もみじのような手と比べるとわかる。



いまは、春牡丹の開花時期。
牡丹の原産地は中国。
元は薬用に栽培されていたそうです。
牡丹の根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」として、
大黄牡丹皮湯、六味地黄丸、八味丸など漢方薬の原料になる。
薬効成分はペオノールで消炎・止血・鎮痛などに効くそうです。




↑日傘で守られていました

唐以降、色んなかたちで詠まれ、描かれてきた。
実際にみてみると納得。
蓮もすごいけど、牡丹のティッシュのような柔らかい感じの花はすごいな。
1929年まで中国の国花だったそうです。





1929年、当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。
中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花はまだ定められていないそうです。
牡丹を国花にしたらいいのに。きれいだし。
そんな単純には決められないか。中国っぽい感じがするだけどな。



写真が多いから明日に続く。


京都鶴屋鶴壽庵「牡丹」


紅月餅、白こしあん

乙訓寺地図

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ホンニ、カイラシオスナ~・・・デザート編

2009年04月28日 04時48分56秒 | 


昨日の続き。
さてデザートやね。
こういうお店のコースの楽しみ。
暴走する食欲を甘味で止めなけばいけない。
単に甘味だけならお砂糖水を飲めばいい。
そうはいかんのが人間。
しかも「眼福、口福」でなければならない。

ほんまは、チーズを食べたかったな・・・。
それとエスプレッソと生チョコ。
もちろんその後のハバナ産の葉巻。

さて本題に入ります。

今回もできるだけ思い出しますが、かなりいい加減な記憶です。
写真を見て想像してください。


↑アフォガード(バニラアイスと温かいエスプレッソ)
歯磨き粉じゃないですよ。それはアパガードか。(笑)


↑上からエスプレッソコーヒーを注ぐだけで、別のものになるのがすごい!
 家でもマネしてみよう。


↑温かいチョコレートケーキ、バニラ風味のアイス


↑ほうじ茶のクレームブリュレ、ココナッツアイス


↑アーモンドのブラマンジェ、苺のスープ仕立
ブランマンジェとババロアの差は、アーモンドミルクを使うか使わないかの差。
本来「ブランマンジェ」といえば、アーモンドミルクなのだが、「アーモンドの」と
書かないとお客様にババロアと間違われる可能性があるんだろうな。


↑プラリネクリームのミルフィーユ、コンフィチュールのクネル
「なんのこっちゃ?」という人のために。
プラリネとは、焙煎したナッツ(ヘーゼルナッツやアーモンド)に砂糖を加えカラメル化したもの。
クリームは生クリームね。つまり飴で固まったナッツをホイップした生クリームにいれ、
クリームにし、焼いたパイ生地でサンドしたもの。
コンフィチュールのクネル→プラリネを飴状ではなくジャム状にしたものを
クネル(団子状)にしたもの。なんとなくわからはったかな・・・。


↑チョコレートアイス、バナナケーキ


最後にエスプレッソコーヒー

とっても満足しました。
人数がいると色んな料理やデザートがちょっとだけ味わえてうれしい。
いつもは、一人か二人だしね。
なんとか無事に「古京男&古京女の結婚記念日」が終わった。
なんかドッと疲れてしもた。
エルジノさん、大変お世話になりました。
エルジノ地図


やりたいお人は、下記のところでできるんドス。
ブログ通信簿

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オヤカマッサンドシた・・・結婚記念日ディナー

2009年04月27日 05時29分33秒 | 


結婚記念日といっても私たち(京男&京女)の結婚記念日ではありません。
私の親たち・・・つまり古京男&古京女の結婚記念日。
今年のお正月は、母親の体調が悪く、お正月の食事もできなかった。
孫たちといっしょに食事をするのが楽しみだっただろうな。
いつも気になっていた。
気がつくと結婚記念日。


↑カプチーノのようなスープ


↑貝柱が入っていました

先日、夫婦でお花を持って実家に行った。
母親が「何なの?」と言った。
「お宅さんらの結婚記念日やろ・・・」と言うと
「忘れていた!」と母親。
もう・・・これには夫婦でズッコケタ。
(生前供養というたろうかと思た。ホンマにもう・・・)


↑ホワイトアスパラのリゾット、ふきのとうのフライがトッピング


↑案の定、母親が「このご飯芯がある」と言った(苦笑)

思い出してもらったので、一度われわれの一家といっしょに記念のディナーをすることに。
エルジノさん、オヤカマッサンドシた。
とっても満足でしたよ。
※オヤカマッサン/辞去のときのあいさつ語。意味は、お邪魔しました。「おやかま(御喧)しゅうございました」と言ったりする。


↑春野菜とアサリ、貝柱のクリーム煮


↑鴨のグリル、オレンジソース。たまねぎのローストが美味しい。


↑近江牛のグリル、たけのこ添え

もうなかりうろ覚えで正確なお料理名はわかりません。
まあ、なんとなくみんないいものをいただいたということで。


↑わが女性陣はひそかに、アワビを食べていた。

明日は、デザート編。
お楽しみに。
エルジノ地図

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真っ赤なつづじは情熱的

2009年04月26日 05時10分32秒 | 風景・和菓子


先週の金曜日、牡丹の花を観に乙訓寺へ行く。
その時の景色は近々ご披露します。
その前に長岡天神の参道の霧島つつじね。
ここは、すーさんのなわばり、だからちょっと遠慮気味に(どこがやねん!)。



霧島つつじは、一番早く咲くつつじ。
私にとって霧島つつじといえば、この長岡天神のものしか知りません。
なぜかって?
錦水亭に、たけのこ料理を食べに行くのが今ごろなんです。
今回は時間がなかったから行けなかった。
錦水亭のたけのこの味覚と霧島つつじと結びついている。
食欲だけか。
でも焼きたけのこやわかたけは美味しいですよ。





すごいでしょ。
真っ赤なつつじが情熱的。
もう圧倒的な迫力。
樹齢でいうと100年以上経っているそうです。



不思議な景色でしょ。
もうすこし空が青空だったらな・・・。



意外なんですが、この参道の霧島つつじは、あまり印象にないんです。
錦水亭のところしか覚えていない。
対岸のところが錦水亭。


長久堂「霧島」


きんとん、粒あん

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風が薫ってた・・・焼き肉の香りじゃないですよ

2009年04月25日 05時20分31秒 | 風景・和菓子


ベランダからは新緑が見える。
フトみると木の芽の大木(こんなに大きくなるんだ)の緑がきれい。
パワーをもらえるように感じる。
今日から連休という方も多いだろうな。
でも今日はあいにく雨模様。
連休中に京都の新緑スポットに行くといいですね。
ただし、そこに行くまでに自動車なら大変な目に会いそうだけど。


二條若狭屋「木の芽上用」
これは、不思議な上用でしょ。
木の芽がついています。
木の芽の独特の風味は消えていて食べても感じなかった。
京都人は、木の芽が好きなんです。


上用、こしあん




本家玉寿軒「たけのこ」
これも上用饅頭。
なんかかわいいでしょ。


この間の根付に通じるものがあります。


上用、黒こしあん

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飯行李出動!

2009年04月24日 04時40分05秒 | モノ


何が包んであるんだろう・・・とワクワクの瞬間です。
中身は、いつかの飯行李(めしごうり)。
懐かしい感じでしょ。
小風呂敷もお気に入り。



開けるときのワクワクしますね。
小風呂敷は、ランチョンマットみたいにできるから便利。



実際に中身をいれてみました。
いまが旬のたけのこ。
冷めても美味しいようにおこわ仕立てにしてあります。
お漬物は、赤かぶ漬け。
ほんとうならもっと山盛りにするだろうと思います。



半日置いても美味しくいただけました。
大きなおにぎりを入れるのもおしゃれかな。
というかご飯が多くできる。
なるほど、ご飯がベタッとしないのがいい。



小風呂敷もかわいいでしょ。
「雲」なんです。
こんなアロハシャツいいだろうな・・・。

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たけのこが彫れた!?

2009年04月23日 04時19分40秒 | モノ


「たけのこは掘るもんでしょ!」と言われそう。
いま、京都の八百屋さんの店頭では、洛西の朝掘りたけのこが売ったはります。
下処理に手間がちょっとかかるけど、じきがつおや木の芽あえでいただく。
京都に住んでてうれしいと思う瞬間かも。



この小さなたけのこは、朝熊黄楊(あさまつげ)といわれる伊勢朝熊山でとれる黄楊を用い、
彫った小さな根付。
一ヶ月前に私の手元にきたのですが、それから組紐屋さんにナイフと根付を繋ぐ
組紐を作ってもらっておりました。
既製品の紐ではちょっと寂しいですからね。
なんとかたけのこのシーズンに間に合いました。



小さなビクトリノックスのツールナイフも
プラスチックのハンドルを煤竹(すすたけ)に変更してあります。
この作業は、また違う作家さんです。
煤竹とたけのことテーマを揃えてみました。

※煤竹(すすたけ)/100~200年以上前の天井で囲炉裏の煙で燻され、表面が味わい深くなった貴重な材料。和楽器や工芸品などに使われる。



根付の紐の通し方は、穴に対して本来の方法ではないのですが、
強度を持たせるという意味ではこの方法がよいとの組紐屋さんの言。
いい仕事をしていただきました。



後は、私の作業「なれ」ね。
「なれ」とは、年月を経た根付が変色したり、使い込んだことで、すり減ったりした状態。
このすり減りを計算して根付師さんは彫るそうです。
「なれ」がないと根付は名品になれない。



きっと100年も経ったら名品になるかもね。
古根付(こねつけ)※が高価(家一軒分ぐらいのもある)なのは、この「なれ」のおかげ。
この朝熊黄楊という材料は、「なれ」に適した材料なんだそうです。
触ればさわるほど、艶やかになる。
根付は、置いて観賞するだけではだめ。
持っている人が作品を完成させる。
責任重大だ。

※古根付とは、江戸時代から近世にかけてつくられた根付をいう。昭和、平成の根付は現代根付という。

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ただものではない・・・すじカレーうどん

2009年04月22日 04時46分47秒 | カレー


桜関連の記事がようやく終わって、ちょっと虚脱状態。
気がつくと、藤とか山吹、牡丹なんかも咲き出した。
でもちょっと花はお休み。
4月に入ってから、カレーが多かった。
季節の変わり目のせいかな。
身体がシャキッとしたくて、カレーを食べていたことが多い。
それも結構刺激的な。



今日は、カレーうどんのネタ。
ここは、府庁前の「やまびこ」
すじカレー丼は、この間紹介しました。
これが本来の名物、すじカレーうどん。



この時は、玉子丼のミニを注文。



ここは、すじカレー系のメニューに温泉卵がサービスされます。
これが結構合うんです。
すじカレー丼に比べると辛くないけど、温泉卵を入れるとマイルドになる。



ここは出汁がしっかりしていて、カレーに負けていない。
だから美味しいんだろうな。





美味しくいただきました。
欲をいえば、ネギ多い目のオプションが欲しいかも。
「やまびこ」地図

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こんにちは、カエデの赤ちゃん

2009年04月21日 03時07分55秒 | 風景・和菓子


この記事ぐらいで桜の記事は終わりかな。
今年は結構桜の写真が多かった。
異常な気温だったけど、結果的に長く楽しめたように思う。
終わりよければすべて良し。



このカエデの赤ちゃんは、真如堂で見かけました。
このカエデがやがて紅葉の季節を迎え散る。



桜も同じ。
生命が巡っていく。
巡っていくから美しいのかも。
年中紅葉や満開の桜では、生命のすばらしさがわからない。
散るから美しい。



叱枳尼天(だきにてん)の桜も満開。
いつもは地味なんですが。



叱枳尼天のある法伝寺境内の枝垂れ桜もきれいでした。



ここは、宗忠神社(むねただじんじゃ)。



ここの参道も桜がきれい。
この神社は、黒住教の教祖を祀った神社。
幕末の振興民衆宗教の一つ。
太陽神・天照大神をお祀りしているそうです。



向こうに見える屋根が真如堂。



竹中稲荷も桜が満開でした。

この記事ぐらいで今年の桜は終わりかな。
桜の記事を長々とおつきあいいただきありがとうございました。


長久堂「花守人」


この上生菓子は、桜を守る人がモチーフなんだろうか。
桜の枕みたい。


こなし、赤ごしあん

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狛ねずみさんも気持ちよさそう

2009年04月20日 04時06分54秒 | 社寺・和菓子


ここは、大豊神社(おおとよじんじゃ)。
哲学の道沿いにあります。



この狛ねずみさんは、ちょっと久しぶりです。
子歳の前に撮りにきました。
この狛ねずみさんのある社は、「大国社」ね。
つまり大国主命(おおくにぬしのみこと)をお祀りしてある。
普通なら狛犬なんですが、『古事記』で出てくる話に由来するんです。
話は以前書いたので省略。
いつか来たときより表情がほころんでいるように感じた。
春だからかな・・・。



この左の狛ねずみは、豊穰・薬効を表す水玉(酒器)を抱える。
「子宝」の意味あるそうです。





右の狛ねずみは、巻物を抱えている。
「学問」を表しているそうです。







本当は、椿を撮りたかったけど、もうおしまいでした。
ここには、五色八重散椿があります。
今年は見頃を逃がしてしまいまいた。


嘯月「戯れ」
そういえば大豊神社で今年はじめて黄色のモンキチョウを見た。


外郎、白あん

本日の特別付録『大国、伯耆国に死す!』
これは、以前の記事「狛犬ならぬ狛子」で、八上比売命(やまみひめのみこと)さんとのラブロマンスをまたの機会にということでした。トラックバックを見てくださいね。

それから1年半も経ってしまっている。このあたりで続きを書いておきます。

さて、本題。

『大国、伯耆国に死す!』
実は、八上比売命(やがみひめのみこと)さんは、大国主さんのお兄さんたち(八十神)に結婚をせまられてハッタ。ところが大国主さんを婿として指名しやはった。そのことを恨んだ八十神たちは、大国主さんをだまして、伯耆国(ほうきのくに、いまの鳥取県中部あたり)西伯郡(さいはくぐん)にある手間山に赤い猪がいると誘いださはった。山上から猪に似た大石を火で焼いて転がし大国主神を焼き殺してしまわはった。
これを知ったオカンの刺国若比売命さんは泣き哀しみ、天上に参上して神産巣日神に救いを求めた。哀れに思った神産巣日神は蚶貝比売(きさがいひめ)と蛤貝比売(うむぎひめ)の二神を遣わし大国主神を蘇生させた。

※治療法/蚶貝比売は殻を削り集め、蛤貝比売は水を持ってきて練り合わせ、母の乳汁のようにして塗りつけると、効あって火傷は癒り、大国主神はもとの美しいイケメンにならはった。
蚶貝って赤貝のことらしい。蛤貝は蛤(はまぐり)。
※いまでも手間山には、赤猪岩神社(あかいいわじんじゃ)があるんだそうです。

ところが、これを見やはった八十神たちは、また大国主神さんを騙して山へ連れ込み、大木を切り倒して楔を打ち木を裂くと、その間に大国主神を入らせるなり楔を抜き、大国主神を再び殺さハッタ。

オカンは泣きながら大国主神を探したところ、なんとか見つけることができ復活させた。そして我が子に、このままではいつか八十神たちに殺されてしまう(殺されているがな・・・)と言って、すぐに紀伊の大屋毘古神(おおやびこのかみ)さんのところへ送り出さハッタ。

ところがやね。また八十神たちが追いかけてきた。よっぽど大国主さん恨まれたハッタんやね。追いかけてきて、弓をかまえて大国主さんを引き渡せと言うてきやハッタ。そこで素戔嗚尊(スセリちゃんのお父さん)のいる根国に行くよう言って、木の股をくぐって(意味不明)逃がさハッタん。
さあ、根国に行ったら「浮気をしたらあかん」という条件で須勢理比売命との結婚を認めハッタ義父の素戔嗚尊さん、どうしやはるかな・・・。
なんかすごい話やね。

続きは、また今度。
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おたふく桜さん・・・

2009年04月19日 03時47分15秒 | 風景・和菓子


4月13日に御室仁和寺のおたふく桜を観に行った。
ここの桜は、おそらく京都で最後の見頃になる桜。
かなり遅咲きなんです。
普通は。
だから人も普通の日やのにこんなにたくさん。


↑去年の御室の桜


↑御衣黄

なんで「おたふく桜」というかというと、御室の桜は木の高さが低く。
花の位置がとても低い。
目と鼻の先に桜が咲いている。
桜の花の香りは、桜餅の香りと自覚したのはここでのこと。



「おたふく桜」というのは、京都ではこういう風に使います。
例1「お向かいに、キヤハッタ(嫁いできた)お嫁さん、御室の桜みたいでカイラシイオスナァ~」
例2「あそこの○○ちゃんって、御室の桜みたいでカイラシイナァ~。コケハッテモ、ほっぺとおでこしか打タハラヘンし、安心やねぇ」
褒めていると思うでしょ。
ところが御室の桜は、花(鼻)が低い、おたふくみたいなお顔となります。
このあたりの言い回しがいかにも京都らしい。



京美人というのは、鼻筋のスッと通った、首の細い感じかな。
わが家にも一人いてはります。(記事観てくれているかな・・・)


↑黄桜

閑話休題
なんか全然違う方向に行ってしまいました。
仁和寺に行って愕然としました。
おたふく桜が散っている。
これはショックでした。
満開前の状態をまだ観たことがないんです。
さぞやきれいと思って行ったのに。



黄桜や御衣黄(ぎょいこう)は、きれいに咲いていた。
御衣黄(ぎょいこう)は里桜の園芸品種。淡緑色の花。
これでも立派な桜。
最近、人が注目し始めたかも。
以前は、見向きもされなかったけど。



黄桜も同じ。
きれいやったけど、悲しいかな地味。
なんかガックリして撮影する意欲を無くしてしまった京男であった。


嘯月「御室の桜」
以前は、同じ形でこなしでつくってありました。今年は上用仕様。


上用、こしあん
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桜のジャングル!

2009年04月18日 05時20分50秒 | 風景・和菓子


今年も原谷苑に行きました。
ちょっと行きにくい場所なんです。
今回は、タクシーで行きました。







ここは、村石農園という農園で植木販売をしたはる。
桜苑が評判となり、一般公開するようになったんだそうです。
入苑料が1,200円と豪華。
土日は、1,500円なんですって!
ちょっとショックでしょ。





原谷苑は、昔のお嬢さんたちの人気スポットらしく、
お嬢さんたちのグループでいっぱい。
ピンクの桜が彼女たちの乙女心を刺激するのかな・・・。
「きれいに撮って~!」と記念撮影に夢中。
桜と姥桜の狂演でした。



そんなお嬢さんたちを避けるため、写真のアングルがどうしても上を向きます。



これぐらい桜があると圧倒されます。
まさにジャングル。
桃源郷ならぬ、桜源郷状態。
どこに写真の焦点をあわせたらいいか迷ってしまう。



京男は、ひっそりと咲く山桜や神社やお寺の桜が好きかも。
確かに、桜の量では圧倒される。
でも、そこに植わっている意味というか存在感のようなものが欲しいと思う京男でした。



黄色い花を観るとホッとする。



一重の山吹がきれいでした。
原谷苑地図


嘯月「春の野」


きんとん、つぶあん
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ピンクのシャワー・・・平野神社の枝垂れ桜

2009年04月17日 04時48分17秒 | 風景・和菓子


平野神社(ひらのじんじゃ)は、案外なじみのない神社。
桜の名所ということしか、知らない。
近くの北野天満宮やわら天神(敷地神社)の方がなじみがあります。
でも桜の時期になると人がいっぱい。







ここは、最初の鳥居をくぐると桜の見事さに驚くけど、
屋台の俗っぽいのにもびっくり。
京男は、この屋台の匂いが苦手。ついでにほこりっぽいのも。



屋台通りを抜けると本来の桜が姿をあらわす。
見事に満開でした。(記事掲載の時点では散っていますが)



鳥居に桜が映えます。
平野神社の主祭神が、
・今木神(第一殿) / 染織・手芸・衣の神
・久度神(第二殿) / 竈・台所・食事の神
・古開神(第三殿)/斉火の神
・比売神(第四殿)/不明



神紋が桜というのが面白い。
ここの桜は、平安時代の中ごろ花山天皇によって境内に数千本の桜が植えられたのが起源なんだそうです。
もちろん、いまの桜は当時の桜じゃないだろうけど。







ここの枝垂れ桜もきれい。
ピンクがかわいいですね。
撮影の人気スポットでした。


紫野源水「うら桜」


外郎、白小豆粒あん

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哲学の道で考えた・・・

2009年04月16日 05時00分49秒 | 風景


「どこのカレーを食べよう・・・」
所詮京男はこんな程度か。(悲)



この哲学の道は、いまではすっかり観光の道になってしもたな。
数十年前は、こんなじゃなかった。
とても静かな場所でした。



私は、昔の頃の景色の方が好きかも。
道路は整備していなかったけど、静けさがあった。
いまの状態では、哲学はちょっと考えられないだろうな。



哲学の道は、若王子(にゃくおうじ)から銀閣寺までの道。
春は桜、秋は紅葉がいい。



最近は、若王子から最後まで歩いたことがないかも。
いつも真如堂の方に行ってしまう。
人も多いから。
だから最近のお店は全然知らない。



そういえば、昔、栗塚旭さんの喫茶店「若王子」がありました。
栗塚旭さんの喫茶店として有名だった。
映画「燃えよ剣」で土方歳三役がカッコよかった。
あるパーティーで司会をしたはったな。
いまは、営業したはらへんみたい。
ちょっと残念。
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