京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

狂言「節分」

2008年01月31日 07時33分02秒 | 和菓子


この上生菓子、面白い形をしているでしょ。
京都の壬生寺では、2月2日~4日にかけて、「厄除節分会」が行われる。
これは、白河天皇のによって始めれられたんだそうです。
ということは900年もやっているということか。



この上生菓子は、後ろが鬼、前が福という風につくってあるんやそうです。
説明を受けないとわからないかも。



2日と3日に壬生寺で行われる狂言「節分」は、壬生狂言三十番組のうち節分の豆まきにちなんだ演劇で、人間はまめになること(勤勉に努め、精進すること)が大事であり、そのことによって、鬼(のような不幸や災難)を追い払い、福を得ることが出来るという内容です。



2日は天気が悪そうやけど、一度観に行ってみたいと思っています。
天気はどうかな?



長久堂「狂言」こなし、赤こしあん
壬生寺地図
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祗園でフレンチ3

2008年01月30日 06時35分24秒 | 


さて今日で最後です。
「黒毛和牛鞍下肉のミニッツステーキ 有馬山椒風味」
右側にある線状の粉は、お醤油の粉なんですって。
面白い。



お肉は脂身がなくとてもあっさりいただけました。
これなら500グラムはいけますね。



付け合わせも面白い。
シロキクラゲかな・・・。



「スチューベンのシャーベット」
お風呂に入っているゲゲゲの鬼太郎のオヤジじゃないですよ。
スチューベンってなんや?と思わはる人いやはるかな?
秋に獲れる甘いブドウなんやそうです。
これは、ひょっとしてカレーの後にでたかもしれないな・・・
記憶が定かでない。
「なんでカレーの後にでるんだろう。次にデザートらしいし」
と思った印象がかすかにあるですが、この順番にして置きます。



次に御飯ものがチョイスできるのです。
「お茶漬け 、 ポルチーニリゾット 又は カレー」
選んだのは結局カレーでした。
前に行ったとこでもカレーが最後にでてきた。
これはとっても不思議な現象。



「なんでカレーなの?」とサービスをしている方に聞きました。
某テレビ番組でカレーをつくるというコーナーがあり、オーナーが審査員だったかなをした。
オーナーはもともとカレーが好きなんだそうです。
自分でも納得の行くカレーを作りたいと思われたそう。
それが好評だったのでだしているとのこと。



なるほど、カレーが好きなんだ・・・ということはいい人という京男の脳の図式が浮かぶ。



でも質問してしまった。
「これだけ、繊細なコースの後で、いくら美味しいカレーとはいえ、最後に食べるとコースの繊細な印象が消えてしまわない?」と。
答えは、「・・・」でした。
でもカレー好きの悲しさ、カレーをチョイスしてしまいました。
「大盛りでね」とも言ってしまった。
来たのがこれ。うーん・・・。
カレーでお腹を膨らせようとしたのに見事に失敗。



ということでデザートは全種盛りとなりました。
わ~きれい!「平面パフェや~!」と言ったかどうかはご想像にお任せします。



珈琲はエスプレッソ気味で美味しかったですよ。
チーズがなかったのは残念。
キュイジーヌ・トランティアン地図
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祗園でフレンチ2

2008年01月29日 07時30分00秒 | 
26日の記事の続き。


「オードヴル4種盛り合わせ」


「初冬の野菜のバーニャカウダ パルマハム添え」
上にあるのはソースです。オタマジャクシじゃないしね。念のため。


「牡蠣とレモンのブルゴーニュ風」
この黒い器に入っているのが牡蠣さんです。
エスカルゴ風なんかな・・・。


「河岸の鮮魚のカルパッチョ」





いまとなっては何の魚かわかりません。


「パンプキンと緑のビシソワーズの温・冷“驚きスープ”」
上は冷たく、下が温かかったかな・・・。
慌てると火傷しそうになるタイプね。ゆっくり召し上がれ。


「河岸の鮮魚の皮だけポアレ イベリコベーコンとロールキャベツ添え」
お皿が面白いでしょ。
ここは、ガラスのお皿が好きなのね。



パリパリの皮が美味しいな。



下にロールキャベツがあるが面白い。
明日に続く。
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続・雪の清水寺は美しい!

2008年01月28日 06時08分08秒 | 社寺
昨日の続きです。
没にするにはちょっとモッタイナイので載せときます。



向こうに見えるのが三重塔。
この三重塔は日本最大級の高さで31メートル弱あるんやそうです。



擬宝珠(ぎぼし)も雪をかぶって寒そう。



こういう時に朱を見るとちょっと暖かく感じます。



正面から全体的に眺めるといいですね。



舞台の下の構造がとてもいい雰囲気。



これは、子安塔。
清水寺に行かはっても意外と行かはらへんのと違いますか。



桧皮葺きの軽快な三重塔。
子安観音(千手観音)を祀り、名前の通り安産に大きな信仰を集めて来たそうです。





松も花も冷むそう。でもとてもきれいでした。
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雪の清水寺は美しい!

2008年01月27日 09時39分50秒 | 社寺


おはようございます。
お料理の続きなんやけど、緊急特番です。
一日雅満(がまん)しておくれやす。



実は、今日の朝起きるとちょっとだけ雪が積もっていたんです。



これはチャンスとカメラを持って山道を清水寺に直行。
10分ほどでいけるんです。



お月さんも出ていました。



ものすごく積もっている訳じゃないけど、
とっても美しい。







しかもとても静か。
こういう世俗的でない清水寺はやっぱりいいな。
これは近所に住んでいる者の特権ね。
動画はこちらへ
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祗園でフレンチ

2008年01月26日 06時38分01秒 | 


もう去年のお話になってしまいました。
以前に行こうとして行けなかったお店に行くことになりました。
ここと違いますよ。この朱の壁は「祗園一力亭」
ここに入っていってフレンチを出前なんかもええかもしれへんね。



ここは、花見小路を南の方を向いて撮影しました。
電信柱がのうなってすっきり、でも・・・車は通行禁止にせなあかんね。
危のうてゆっくり歩いていられへん。
今日からご紹介のお店は一方通行の標識のところを右に入ったとこ。



こういう外観。
ものすごう京風やね。
フレンチのお店には見えへんし。
しかも営業してなかったら絶対に見逃すよね。



ところが中に入るとガラッと雰囲気が違うギャップが面白い。
まだ予約の時間まで時間があったのでウエイティング・スペースでゆっくりする。



先に先方が来られていたので、しばらく打ち合わせをしていました。
フルーツがでてきました。
これで飲み物が出てきたら、満足して帰りそう。(笑)



二階へ通されるとこんな状態でした。
外観と完全に中身が違うインテリア。
びっくりでした。
お料理は、明日のお楽しみ。
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余寒

2008年01月25日 05時53分30秒 | 風景・和菓子


一昨日ぐらいからえろう寒おすな~。
小雪も激しく舞っておりました。
椿さんたちも寒そう。



もうちょっとしたら「余寒見舞」のハガキでも書こうかな・・・。
そんなゆっくりした時間は許されないか。
美味しい和菓子と熱~いおぶはいただく時間があるのにね。



長久堂「余寒」
うっすら雪が積もった情景の和菓子
いい雰囲気



小倉あん、餅もとっても上品にしあがっていました。
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四神石

2008年01月24日 05時53分05秒 | 社寺


四神(しじん)というのは、四神相応(しじんそうおう)というのからきている。
四神相応は、中国や朝鮮、日本に置いて、天の天の四方の方角を司る「四神」の存在に最もふさわしいと伝統的に信じられてきた地勢や地相のことをいう。
京都の街は、この四神相応という考え方からつくられているんです。
東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武。



この吉田神社の表参道の大きな鳥居をくぐり、砂利道を通ると一番目の神社は吉田一族の祖先を奉る「祖霊社」。
二番目が今日の話題の「今宮社」です。
吉田村(昔はこのあたりは吉田村だった!)の産土神(うぶすなかみ)。
産土神は、あなたが生まれた土地を守護する神。
氏神や鎮守神とは別の性格なんです。最近この区別が混同していますね。


白虎(びゃっこ)石

京男の産土神は、今宮神社なんです。
別にあぶり餅があるからじゃないですよ。
名前を決めたのは清明神社らしいけど。


玄武(げんぶ)石

ここは、10メートル四方ほどの小さな境内。
そこに四神石があります。怨霊を恐れた桓武天皇は平安京造営の際、怨霊が都に入らないよう珍獣を都の四方に配置しました。この言い伝えを模したのかな。
珍獣ではなく、石に置き換えてありました。


青龍(せいりゅう)石

東南に青龍石、西南に白虎石、西北に玄武石(亀石)と30cm位の石が置かれており、東北の朱雀石は、内陣にあると書いてあります。
外からみえなかった。残念。
吉田神社時図
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春の兆し

2008年01月23日 07時19分35秒 | 和菓子

長久堂「花の目覚め」

この上生菓子はすごいと思いました。
花の上に薄い氷が張っているのを表現している。
氷は薄い寒天でつくって透明感がたまりません。


きんとん、粒あん
食べてもちろん大満足。



もうひとつも同じく長久堂。


長久堂「きざし」

雪の間から緑の若芽が見えている。
もうすぐ春も近い。
もっとも京都市内では、こういう状態はあまりみられない。
やっぱり温暖化の影響かな・・・。


上用、煉切あん
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鴨なんばん

2008年01月22日 07時18分50秒 | 


なんや寒いな~と思たら昨日は大寒。
こんな時は、暖かいもんを食べるに限ります。
これは、京都の大黒屋で食べた「鴨なんばん」
もともとは江戸の食べ物ね。



この時期の鴨は美味しい。
脂がよくのっている。



ちょっと焼いたネギとようあいます。
なんで「なんばん」っていうのか調べると「南蛮」からきているようです。
つまり異国風なのかな。
昔は、表向きはお肉は食べなかったから、南蛮人がよくお肉を食べていたからそういう名前になったのかな。



つくねも入っていました。
とりあえず、鴨にもまけてない大黒屋さんの出汁はすごい!



これも好物の「木の葉丼」



甘く炊いた椎茸とかまぼこを卵でとじたという極めてシンプルな丼。
でもね。こういうのでお店の実力がものをいうんです。


大黒屋本店地図
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奥の院魔王殿

2008年01月21日 05時25分42秒 | 社寺


平安京の人々が畏怖する山、それが鞍馬山なのです。
「鞍馬」と呼ばれた本義も謎のまま。
藤原伊勢人(いせと)が夢に出てきた貴船の神のお告げ通り、京の北にある霊地に向かい鞍を置いた白馬に導かれて探し当てたため、「鞍馬」と呼ばれた説。
暗くそして魑魅魍魎がうごめくかのような、畏怖されたイメージから「暗魔(くらま)」と呼ばれた説等々・・・本当に謎が多く、恐るべき霊地「鞍馬」なんです。







その霊域の中心は、奥の院魔王殿。
知る人ぞ知る聖域なんですよ。
たまには挨拶せんと怒られるから、ご挨拶に行ってきました。
ここの魔王尊さんは、650万年前に金星からきやはったんやそうです。
この本堂のあるあたりに最初に降り立ったらしい。
そしてその魔王が海底を隆起させて、自分を祀る(あるいは人間に自分を祀らせる)霊地をつくったのが鞍馬の地らしい。



魔王だからといっても、別に魔界の王さんという訳じゃなく、地球を救済のためにきはやったんだそうです。そやからええ方(?)なんです。
しかも、案外くだけた方で私らの下世話な願いも聞いてくれはるんです。




↑清浄歓喜団



とりあえず、いつものように好物の「清浄歓喜団」とお酒をご馳走しました。
この後、貴船へ険しい下り道を降りて行きました。
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降魔扇

2008年01月20日 08時42分28秒 | 社寺


鞍馬寺のお土産「降魔扇(こうません)」
「鞍馬山護法魔王尊のお持ちのを縮小した
この羽うちわは、一切の魔障を摧破し
よこしまを正しいことにむかわしめる
清めの御力を授け給う」
と説明にあります。



家に持って帰って、家族たちを扇ぎたおしたのはいうまでもありません。
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鞍馬寺巽の弁財天で水琴窟を聞く

2008年01月19日 08時01分42秒 | 社寺


これは鞍馬寺の本堂に対して巽(たつみ)の方角(東南)にあるから
巽の弁財天と呼ばれています。
お詣りし、近づくと「心清き人には聞こえる水琴窟」というのがあります。
↓いかが?聞こえます?
動画はこちらへ


さてそろそろ奥の院をめざします。



椿がきれい。



真如堂のマムシよりも怖そう!



ここは、鞍馬山僧正ガ谷不動堂。



昼なお暗いところ。不動堂の向かい側に義経堂があり、



大きな杉が何本もある。
ここで、義経は天狗大僧正から武芸を習ったという。



アラベスク模様の木の根道。



義経はこれを除ける練習をしたというのだが・・・。
京男も真似してスイスイと歩いていきました。
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雪やコンコン~

2008年01月18日 07時57分42秒 | 和菓子


昨日(17日)午前中を中心に雪が舞っていた。
ここ数日外に出てなかった。
すりガラスの向こうに白いものが横切った。
窓をあけるとこんな状態になっていた。
でも夜が明けてしまってから降る雪は積もらないから、
よほど北の方に行かないと積もっていないだろうな。
雪国の人にとってはこんなものフケみたいなものだけどね。



この上用は雪印の上用饅頭ではなく、
千本玉寿軒「雪輪」



上用、こしあん
結構すっきりしたデザイン。



長久堂「初雪」
こちらは、家に雪が少しだけ降ってきた感じのお菓子ね。



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/91/58d6b4cbbbd55a8775686df79258ed2d.jpg

こなし、赤こしあん
京都市内の雪ってこの程度なんですよ。
かわいいでしょ。(笑)
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鞍馬寺はパワフル

2008年01月17日 07時11分20秒 | 社寺


これは最初の山門のところの狛犬ならぬ狛虎
「阿吽(あうん)」という形をとっています。
「阿吽」というのは仏教の真言。


↑阿形(あぎょう)の虎


↑吽形(うんぎょう)

「阿(あ)」は、宇宙のはじまり。人間も最初に生まれた時は「ア~」て生まれるそうです。
覚えてないけど。私はどうやら死んでいたらしい。産婆さんに逆さ吊りにされて、ムチでたたかれて生き返ったらしい。といってもマゾに育った訳ではないですが。
それで宇宙の終わりは「吽(うん)」と終わる。吽は宇宙の終り。人間も亡くなるときは「ウン」と言ってあの世に行くらしい。まだ経験をしたことがないので(あっても覚えてないので)わかりません。
つまり「阿」と「吽」の狛犬の間を通るのが人間界というような意味かな。
それと、変なやつが入ってこないように結界を守る番犬というような意味かな。
それにしてもいかついな。


↑鞍馬寺の寺紋は天狗の団扇(うちわ)なんです


↑これも天狗の団扇の紋


↑これは、本殿前の「阿形の虎」


↑これは「吽形の虎」

本殿前に立つのは狛犬ではなく阿吽の虎。こちらは「吽」の形。
本尊の一尊である毘沙門天のお使いであるとされる神獣。
毘沙門天の出現が寅の月(旧暦1月)、寅の日(1月3日、15日、27日という風に月に二、三回ある)、寅の刻(午前4時)であったことから、特に鞍馬山では大切にされているそうです。
そうそう、阿吽の虎は仁王門の前にも立ってます。
2008年寅の日カレンダー



これは、龍やね。
なんか強いものばっかり集まってきてハルお寺やね。



これは、なんやろ。ウニ?
金星からの連絡用のアンテナやろか。
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