再びハロウィンネタ。
もうひとつよくわからないのがハロウィンという行事。
アメリカの遊園地系のイベント(それも期間が長いからよけいわからなくなる)や百貨店や雑貨店の飾り付けで認識している。
先日の大阪での白人男性が悪魔らしき服装で御堂筋線の駅ホームを歩いているのが印象的だった。
日本の女性もらしい服装をしていたけど、もうひとつハロウィンかどうかわからなかった。
↑千本玉寿軒「ハロウィン」
この和菓子の顔、ちょっと怖いですね。
もともとはアメリカじゃなく、古代のヨーロッパにいたケルト人の風習からきたらしい。ケルト人は、紀元前1500年~400年ぐらいに存在した。
突然いなくなったというのでなくキリスト教的なものに習合していったのでしょうね。
そのケルト人の考え方で、10月31日に亡くなった人の魂が帰ってくる。その時、悪い霊的なものも帰ってくる。だから取り憑かれないように悪い霊的な服装をして仲間だと本物の悪霊に思わせ騙すという風習がはじまり。
その行事とキリスト教の行事とうまく習合したようです。
↑上用、黒こしあん、かぼちゃあん
かぼちゃあんが入っているのがnice!
アメリカに移住した人たちが発展させ現在のような形になったようです。
日本で言うと「節分」なんかな・・・。それと「お盆」を組み合わせたような感じかな。
日本人的にいったらまったく接点がない行事かもね。
↑これは方広寺の鐘の内側、淀君の亡霊。日本ってこんな控えめの怖さがありますね。控えめ過ぎてどれか説明しないとわからない。
日本人って面白いですよね。
なんでも楽しんじゃえとやってします。
海外からすると不思議な民族だと思います。
なんでも習合するという大らかさはすごい。
でも自分で自分がダンダンわからなくなってしまう危険性はありますね。
↑アップした部分。でも淀君と会ったことないから確認できませんね。
京男のハロウィンのイメージは、映画かな。
1967年の映画『幽霊島』というのがありました。
ホラー映画ではないのですが、その中に出てくる案山子や馬に乗る骸骨のイメージが幼い京男にとって強烈だった。
たぶん父親が連れていったのだと思う。
同年ソ連映画『妖婆・死棺の呪い』も怖かった。原作が文豪ゴーゴリの短編を映画化したものです。美女が棺桶の上に乗り、空中を飛んで結界にドンドン当たるのが凄かったな。
amazonで『妖婆・死棺の呪い』はありますよ。
よかったらそうぞ。
日本の幽霊の方は、私のまわりに家に出るとか、あそこは出るとかありますね。
本物というのは、演出もないからあまり怖くないというのが印象ですね。
波長があって近づいて来て逃げたという体験談は怖かった。
京都の繁華街は魑魅魍魎の住む場所なんです。
和菓子 | |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko