タイトルは、諺(ことわざ)。
意味は「うかうかしているとすぐに日が暮れて、気のない者が用事をしていると、ちょっとも仕事が片付かない」ほんまその通りやね。
一日が終わるのが早いこと早いこと。
↑長久堂「すこやかに」
今日は冬至。
短い一日の極みで、とにかく日が短い。
それでも明日から少しずつ一日が長うなる。
そう思うと気分もちょっと晴れてくるかな。
ゆっくり柚子のお風呂でもつかりよし。
今年も残り少のうなってきた。
さあ、もうひと働きを顔晴(がんば)ろう!
頑(固)を張るじゃなく、いつもニコニコを忘れたらあかんよ。
冬至といえば、「冬至の七種」というのを食べるとええのんを知ったはりますか?
「ん」が二つつくものを、七種食べるとええんやそうです。
※七種/なんきん、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)
↑こなし(山芋入)赤ごしあん
これは「運」「鈍」「根」にあやかって、人は出世するのやと。
運は鈍でなければつかめない。
利口ぶってチョコマカすると運は逃げてしまう。
鈍を守るには根がなければならない。
昨今、鈍くさい人間をバカにして軽んじてきた。
そんな人たちがいま没落しようとしている。
結局は、地道に汗水を流し、コツコツとする人間が生き残る。
↑亀屋良長「大きなかぶ」
「成功」をしっかり自分の中で定義をしないで、ただ漠然と「地位」や「おカネ」をもとめている。
世間の決めた、モノサシにしたがって生きている。なんと情けないことなんやろね。
そろそろ世間から自由にならんとあかんのんと違うかな。
「成功」のモノサシは自分で決める。
これが本当の「自由」というもの。
「自(みずか)らに由(よ)る」のが「自由」と違うのかな・・・。
↑上用、黒粒あん
冬至から話題がはずれてしまった。
すんまへんな~。
◆補足
長久堂「すこやかに」の形で質問が来ました。
なんの形かわからないですよね。
これは、京都の伝統野菜「鹿ケ谷かぼちゃ」の形です。
実物は、↓このような形。