名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨地方の群発地震

2011年04月04日 | セカンドルーム

 

山里の真っ青な空を、北西の強い風が吹き抜けていく。
春の強い陽射しが、今朝方の霜や氷を解かしていったが、風の冷たい一日だった。

飛騨地方では、2月27日に震度4の地震が2回発生して以来、数十回の余震が相次いで起こっている。
東日本巨大地震や焼岳噴火との関連で、不安を持つ人も多い。
奥飛騨温泉郷の露天風呂の岩が動いたり、コンクリートの継ぎ目に割れが入る被害も出ている。
源泉の温度が上がったり、お湯が赤く濁ったりする変化も出ているという。

 焼岳


焼岳の噴火を懸念する人もいるようだが、気象台は、「今のところ、そうした兆候は無い。巨大地震との関連は今後注視していく。」と見解を述べている。


今月号の「広報 たかやま」も、災害特集を組んで、気象庁発表の「噴火警戒レベルを焼岳に導入」 について解説している。


噴火時の取るべき対応をレベル1(平常)から、レベル5(避難)までの5段階に分けて、焼岳周辺の住民、観光客、登山者の取るべき行動が設定されている。

 南峰


今のところ火山活動は平穏で、通常の生活に問題は無く、ガスの噴出が激しい焼岳南峰は入山禁止だが、それ以外の規制は無い。
この山域の山へは度々登っているし、麓の露天風呂もよく利用している。
また、飛騨地方は高山大原断層、国府断層、江名子断層、宮川断層など、活断層が縦横に分布している。
最近の群発地震と、活断層との関連は解らないが、巨大地震の影響で多少のズレが生じたのかも知れない。
今まで、噴火や地震を気にしながら行動したことは無かったが、周りが騒がしいので、つい警戒とか避難の心構えなどを意識するようになった。
いろいろな情報が飛び交う中で、過剰に反応すれば日頃の行動も萎縮するし、風評被害者の苦しみを増やすことにもなりかねない。
自然の気まぐれを想定してびくびくするよりは、開き直って今まで通りに登山や温泉を楽しんだ方が良いと思ったりしている。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする