名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

きのこの植菌

2009年03月13日 | セカンドルーム

 

 なめこの「ほだ場」

裏山で椎茸となめこの原木栽培をしている。
毎年春先に、20~30本ほどの原木に植菌して、直射日光の当たらない、通風と排水の良い森の中に伏せておく。
椎茸はその年の秋から少し発生し、よく年の春から本格的に収穫が出来る。
なめこは翌年の秋から発生し、椎茸は年2回、なめこは年1回収穫できる。

 
今日は、先週玉切りしておいた楢と栗の原木に、椎茸の種駒を植菌した。
先日の雪で埋まった原木を掘り出し、ドリルで30ヶ所ほど穴を開けて、菌の付着した駒を木槌で打ち込む。

 
午前中の作業で、20本のほだ木が出来上がったので、菌が活着するようにコモでくるんでしばらく寝かせておく。


日差しの無い山裾は、焚き火をしても凍てつく寒さで、指の感覚が直ぐになくなってしまう。
椎茸が終わったのでこの後は、なめこの植菌とほだ場へ運搬すれば、今シーズンの作業は終わる。
きのこ栽培を始めて6年になるが、自然任せの状態でやっているので、その年の天候によって収穫の量も時期も一定しない。
ほだ木は5年ほど使えるが、きのこに養分を吸い取られた木は、カブト虫やクワガタ虫の幼虫を育てたあと再び森に帰っていく。
きのこも効率の良いハウス菌床栽培が全盛であるが、環境や自然にやさしい原木栽培は、安全でとても美味しい。

コメント (2)
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