アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

クラビノーバとお別れ

2013年03月17日 | ピアノ
いろいろと断捨離中の我が家。不要の参考書などは貰い手を探してぼちぼちお譲りしていますが、昨日は大物。。

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業者さんを呼んでクラビノーバを運び出してもらいました。

元々、クラビノーバを買ったのはまたろうが四年生くらいのとき…つまり10年前くらいですね。時間どおりに行くということができなくて音楽教室を挫折したまたろう(^^;; のために、家に来てもらうレッスンを検討していたときでした。

先生が、「クラビノーバがあれば定期的にレッスンに来てもいい」といってくださったので購入に踏み切りました。つまり、またろうはリズム感もなく譜もまったく読めず、両手の協応動作が極端に下手なのであんまりピアノ向きではないんですけど、クラビノーバの助けを借りてレッスンをつないでいこうという作戦です。

実際、譜面を読む代わりに、先生が準備してきたデータを入れると、鍵盤が光って教えてくれるので、新しい曲を覚えられたり、また、そうやってアニソンの旋律が弾けるようになったら、データで自動伴奏ができたりと、クラビノーバはピアノにはできないことがいろいろできるので便利でした。

データを入れて使う以外にも、子どもがピアノを弾くのに合わせて先生がクラビノーバで弾けば二台ピアノになるということもありますし。あと、バーナムなんかも、市販のデータがあって、それと合わせてだと楽しく弾ける(テンポのガイドにもなる)というようなのがあったようです。

ま、いわゆる「昭和のレッスン」…バイエル、ブルグミュラー、ソナチネみたいに定番品のピアノ曲を練習して習って進んでいくことができない子どもに、とにかく音楽を楽しむことだけは続けさせてゆったりまったり進んでいくには、クラビノーバは強力な味方でした。

ある程度は弾けるようになって、「ひとりで弾く」ことでも楽しめるようになってからも、クラビノーバだと音色がいろいろ変えられるので、いろんな表現を楽しんでましたね。

でも、いつのころからか(「ザナルカンドにて」が弾けるようになったころ?)、またろうもクラビノーバよりピアノのほうが好きになったようです。音色がいろいろ変えられるクラビノーバより、なぜかもっとピアノのほうが多彩だということに気がついたというか、弾きたい表現したい気持ちをふんわりやわらかく受け止めてくれるのは実はピアノだと思ったような、そんな感じです。

それで、クラビノーバはホコリをかぶったまま、使われることはほとんどなくなり…

フロッピーディスクドライブは調子が悪くて、データを入れようにも読み込めなくなり、あと、キーがひとつ、押したら最後戻らなくなり(-_-;;

修理できるかどうかよくわからないのですが、もう修理するほどのこともないかなと。

まぁ、大活躍の10年でしたから、ある意味、寿命をまっとうした? でも、そう考えると、ピアノに比べてずいぶんはかない命ですね。電子モノというのは。

業者さんでは、修理できる場合は修理して中古で売り、できないものはバラして部品を再利用または資源リサイクルするそうです。完動品なら無料引き取りもあるのですが、うちのは壊れているから引取り料金8900円でした。

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コメント (2)
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