紫四季歩 美VersionⅤ

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秦野市 相州ぼそそば庵 牛スジ煮込みうどん大盛り

2019年03月27日 | 神奈川県 グルメ






















































足利尊氏、源頼朝の肖像画と言われたものがじつは別人だとか。

アウストラロピテクスよりも、サヘラントロプスチャデンシスの方が古いとか。

己が習ったことが、現代に於いて否定されている現実は、旧ブログでもどこかに書いた。

しかし、どうにもこうにも納得出来ないのは、聖徳太子の存在の否定である。

日本国の最大紙幣、一万円札の肖像になった方の存在を否定するのか?

邪馬台国の卑弥呼を否定するのならまだしも、聖徳太子はいなかった事にしちゃいますか?

甘栗剥いちゃいますか?

それは許せん。

私の世代としては、聖徳太子を存在否定するのは、ウルトラマンや仮面ライダー、ゴジラを否定するのと同じ。

自分でも書いていて、訳の分からない表現だと思う事だが、聖徳太子の存在否定は存在論から語るべき。

イデアの世界なのだ!(難しいので説明は省く、自分で調べて理解してね。私自身もよく分かってねぇ~しw)

私は、聖徳太子は存在していた!と思っている。












こんな所に蕎麦屋がある。

車を運転していて、常にわき見運転をしている私。

私の視界の片隅に、蕎麦屋の幟をお品書きらしきものを確認した。

店の存在が目立つようで目立たない。

何より、入り易い雰囲気が無い。

存在意義があるのか?私は入ってみることにした。

ブロック塀の奥に駐車スペースがあるが、お墓があるじゃん!

倉庫というか、物置というか離れがあって・・・

店はどこよ?

民家の様なあのお家がそうなの?人の家じゃん!

吉田うどんでその様な雰囲気の店は沢山あるけど、ここは更にディープじゃん!




玄関に行くと、靴を脱いでスリッパを履けと。

左側が蕎麦屋の店となっているが、右側は何じゃ?と思い、覗いてみる。


・・・なんじゃこりゃ?


様々な物が置かれている。

物置というか、陳列棚というか、倉庫というか・・・いったいこの家は???

謎が謎を呼ぶ。

この品々を科捜研の女 沢口靖子さんに鑑識をしていただければ、何か出てくるのか?

電車ではないが、トラベルミステリー的な雰囲気である。

この店の存在は、アタックチャンス的な難問である。

私は意を決し、左の店舗側に入る。




所謂一般家庭のダイニングキッチン的な感じではないシュか!

普通にお台所とダイニングではありまシュか!

先客が一人いたが、顔なじみのおっさんというかジイサマですね。

「すいません、1人ですがいいですか?」

私は店の奥の店主に肥を・・・いや声をかける。

ああ~どうぞ~と店主が返事をする。

店主は70前後のジイサマであった。

1人で切り盛りをしているようだ。

すると、店主はお茶を持ってくる。


「うちは普通の蕎麦屋ではないから、天ぷらそばとかないから、キノコ蕎麦が売り」

店主は割と饒舌な様だ。

私はキノコ蕎麦とおろし蕎麦、牛スジ煮込みうどんの3択になった。

3択で迷っていると、店主が。

「うどんも美味しいよ!細麺でね、お勧めだ」

さっき、うちはキノコ蕎麦が売りだと言っていたが、うどんもお勧めかよ。w

私自身、アッサリ蕎麦よりも牛スジの煮込みうどんを狙っていた。

やはり、腹は満たしたい。

私は牛スジ煮込みうどんの大盛りを注文する。

すると、店主が少々訝しげな表情に。

「大盛り?うちは鍋焼きタイプだから・・・まあいいか!」

おいおい!やるのか?やらないのか?どっちなんだ~い!

「蕎麦の大盛りは、盛るだけだけど、うどんは器に目一杯になるから・・・まあいいか!」

やるのかやらないのか?どっちなんだ~い!

注文後、ぼけ~っと待っていると、私より年上のオヤジ二人が、店に侵入してきた。

狭い店内に、オヤジが4人も存在する。

この中に、女子高生や女子大生などがいたら、窒息死するであろう。







後から来たオヤジ二人は、キノコ蕎麦とおろし蕎麦を注文する。

その前に、ビールを注文すると缶ビール2つが出て来た。

「これでも食べていて」

店主は私にナッツクラッカーとクルミを渡した。

自分でクルミを割り、クルミを食えという。

一つ食べれば十分だったので、後から来たオヤジ二人にも恵んだ。w

それにしても、店主は気前がいいのか?

ビールを頼んだオヤジに、缶詰を2つツマミだと渡す。

牡蠣と鯖缶?オヤジ二人はビールのお替りをお願いするが、もう無いと。w

自分が飲む分が無いから、売り切れだと。

缶ビール2缶で売り切れか?すると、飲み足りないオヤジは、後ろにある焼酎のボトルを見つける。

「これ、飲んでもいいかな?」

「ああ、それ今晩飲もうと思ったけど、いいよ」

メニューには焼酎グラス1杯700円とある。

水を所望するオヤジに、「うちは井戸水だから」と水を持ってくる。

やがて、私の所にうどんが登場する。

記念撮影をし、いただきま~す!










鍋の蓋を開けた瞬間、京風万願寺という青唐辛子が飛び込んでくる。

それと牛スジ、焼き葱がのる。

何となく、枯山水の庭園をイメージしたかの様な盛り付けというか、飾りつけ。

まずはうどんをズルズル・・・コシは強くはない。

細めの乾麺を使用している様です。

うどんは徳島産を使用ということだが、なるほど徳島では以前鳴るちゅるうどんなるものを食べた。(旧ブログ参照)

徳島は細めのうどんが好き!と勝手に決めつける。

おつゆは、軽めの味わい。

関西系のおつゆを使用ということだが、私は場所がらのためか、まるっきり関西でも無いと思う。

そして、万願寺を食べる。

・・・大きなしし唐だな。

辛味は全くない。

しし唐的な味わいだが、しなったピーマンの様な食感と言うか、青臭さも感じる。

この万願寺が、このうどんに合うかどうかであるが、無くてもいいか。

万願寺が玉子であればどうか?お麩であればどうか?と考えるが、普通のしし唐が一番いいのでは?

そんな事を考えた。

大盛りであるが、200円増しになる。

大盛りでないと、私の胃袋は満たされない。

肝心の牛スジであるが、割とワイルド。

メニューを見ると10月からは猪肉煮込みとある。

ああ、成程ね。

特有のクセを感じなかったのは、そのせいか。

食感は割とある。

しっかりと噛まないといけない。

甘辛い味付けなのだが、それほど強調されたものではない。


店主がうどん美味しいでしょう、と言ってくるが、今月は2軒ほどうどんの名店に行っている。

それらと比較すると、コシとか小麦の味わいとか物足りない部分はある。





オヤジ二人にも蕎麦がやってきた。

キノコ蕎麦とおろし蕎麦であるが、店主がキノコ蕎麦の一部がものすごく高い!と言っている。

使用しているキノコは、チタケ、タマゴタケ、アミタケ、梅しめじ、イグチ、ハナイグチ、ナラタケ。

キノコの名前は失念したが、多分チタケだと思う。

高い高いを連発し、他所だと高い!うちは安いを自慢している。

蕎麦も美味そうである。

本気でおろしそばを追加しようかと思ったがやめた。

蕎麦は次回のお楽しみにしよう。

キノコ蕎麦が売りであるならば、秋に再訪問をするべきでしょう。

おつゆは一滴残らず飲み干した。

「今日はオヤジばかりだな」

店主が愚痴る。

普段は女性客が多いらしい。

まあ、私がオヤジを呼んだのであろう。w

私はお会計をすると、店を出る。

後から来たオヤジの一人、焼酎ストレートでやっていたが・・・・



この店の存在は、確かに感じた。



川沿いに桜が咲いていた。








さあ、桜前線本番!











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